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2010-2011シーズンのルール改正 #02
国際スケート連盟コミュニケーション第1619号(英語版)が公開されました。

大きな変更が幾つかありますので、また見ていきましょう。

以下、例のごとく、適当に翻訳してみます(誤訳・解釈の誤り等があったときはご容赦を)。

基本的に『私見』『推測』といったものがベースですので、その辺りはご了承下さいね。


==========


(以下、青字の記述は個人的な補足です)


国際スケート連盟コミュニケーション第1619号
シングルおよびペア・スケーティング


Ⅰ.第53回ISU総会にて認証された、特別規定とテクニカルルールについての変更点


■テクニカルルールについての変更点■


●1.シングルおよびペアスケーティング(シニアとジュニア):

a)ジャンプコンビネーション:
ジャンプ間をプロトコルに記載されないジャンプで繋いだ場合、その要素は一つのジャンプシークエンスとしてコールされる。ただし、コンビネーション/シークエンスにおいては、ハーフループはシングルループの価値を持つ一つの(プロトコルに記載される)ジャンプとして認定される。

b)スピン:単一姿勢のスピン、および(シングルにおける)フライングスピン(足換えや姿勢変化を含まない、フライングエントランスのスピンを意味する)について:
スピンを終了するためのアップライトポジション(ファイナル・ワインドアップ(※1))は、ファイナル・ワインドアップのように追加特性(チェンジエッジや姿勢変化等)が無いものである限りは、その回転数に関係なく、別姿勢とは見なされない(※2)

(※1)以下は推測ですが、これが何を指すのかといいますと、例えば、右足シットスピンからスピンを終えようとした場合、右膝を曲げたままチェック(=ジャンプの着氷時にとるフィニッシュポーズと同等のモノと考えて下さい)に移るということはせず、通常は一旦右膝を伸ばして立ち上がったような姿勢をとり、その姿勢(フリーレッグや腕は開いたまま)で何回転かした後でチェックに移りますよね。このような立ち上がった後の回転している状態を「ファイナル・ワインドアップ」と表現しているものだと思われます。なお、これは右シットの後に限った話ではなく(※a)、また右足でしかワインドアップが出来ないということでもない(と思います)ので、ご注意下さいね(左右の足のシットやキャメルから、左右それぞれの足のワインドアップに移ることが多いでしょうか)。


(※2)従来は以下のような規定でした:

>単一姿勢のスピンとフライング・スピンでは、スピンを終了するためのアップライト・ポジション(ファイナル・ワインドアップ)は,3回転を超えなければ別姿勢とはみなされず,そこでの回転は要求される回転数には含まれない。(2009-2010テクニカルパネルハンドブックより)

…なお、従来は、例えば「右シット→3回転までのワインドアップ回転」は単なるシットスピンと、「右シット→3回転を超えるワインドアップ回転」はシット+アップライトのスピンコンビネーションと、それぞれ認定されていたようです。それが今回の改正で、
チェンジエッジや姿勢変化等が無いワインドアップのような回転を何回転してもスピンコンビネーションとされることは無くなった…ということになるものだと思われます(単一姿勢のスピンと、足換え・姿勢変化の無いフライングスピンについて)。コンビネーションとコールされて欲しくないスピンがコンビネーションとコールされてしまうことが無くなる…といった点で便利な規定となるのでしょうかね?


●2.シングルのショートプログラム(シニアとジュニア):

a)ショートプログラムは7つの必須要素で構成される。

b)男子(シニアとジュニア):ステップシークエンス(ストレートライン・サーキュラー・サーペンタイン)は一度だけ要求される。

c)女子(シニアとジュニア):スパイラルシークエンスは要求されない。スパイラルを実施した場合、それは“トランジション”で評価される。

d)シニア女子では、単独アクセルとしてダブルもしくはトリプルを跳ぶことが出来る。

e)シニア男子:異なる種類の4回転ジャンプを2つ跳ぶことが出来る(ただし、一つはコンビネーションジャンプの一つとして、もう一つはソロジャンプとして跳ぶ必要がある)。

f)シニア男子:フライングスピンにおける着氷(直後に為すスピンの)姿勢と、単一姿勢のスピンにおける姿勢は、異なるものでなければならない(例:FCSp(フライングキャメルスピン)とCSSp(足換えシットスピン)(※))。

(※)ショートでは、「フライングスピン」と「足換えスピン(=単一姿勢のスピン)」が必須要素として要求されていると思うのですが、ここでの例ように、それぞれの必須要素について、姿勢を指す部分の名前(この場合は「キャメル」と「シット」)が異なるものでなければならない…というものだと思われます。ですので、例えば「フライングスピン」にフライング『シット』スピンを用いたのであれば、「足換えスピン」は足換え『キャメル』スピンでないといけない…ということになりますね。


●3.シングルのフリープログラム(シニアとジュニア):

a)シングルのフリープログラムにおいては、トータルで2回までしかダブルアクセルは認められない(ソロジャンプ、もしくはコンビネーション/シークエンスの一部としては)。

b)シニア男子:(実施した順番で)2つ目のステップシークエンスは、常に、固定された基礎点とジャッジによるGOEのみによって評価される(※)。このシークエンスは、リンク全面を十分に活用している限りは、どのようなパターンのものも認められる。

(※)「Choreo Step Seq.」と呼ばれるものとなるようです。基礎点は2.0で固定され、GOEは+3の場合は「3.0」の加点に、-3の場合は「-1.5」の減点になります。

c)シニア女子:スパイラルシークエンスは、常に、固定された基礎点とジャッジによるGOEのみによって評価される(※)。このシークエンスにおいては、少なくとも、それぞれの姿勢が3秒以上の2つのスパイラル姿勢、もしくは6秒以上の1つのスパイラル姿勢が含まれていなければならない。この要求が満たされない場合、そのスパイラルシークエンスは価値無しとなる。

(※)「Choreo Spirals」 と呼ばれるものとなるようです。Choreo Step Seq.と同じく、基礎点は2.0で固定され、GOEは+3の場合は「3.0」の加点に、-3の場合は「-1.5」 の減点になります。


●4.(ペア規定なので省略)

●5.(ペア規定なので省略)


●6.違反要素:いかなる要素が実施されたとしても、そこに違反動作(バックフリップ等が該当すると思われます)が含まれる場合は、違反動作に対する減点が適用され、もしその要素が少なくともレベル1の要件を満たしているようなら、レベル1の評価を得る(レベル1の要件さえ満たしていないようなら、“レベル無し”とコールされる)。




■特別規定についての変更点■


●1.国際競技会におけるテクニカルパネルの構成

国際競技会においての情状酌量的例外として、一人のナショナルテクニカルスペシャリスト(大会ホスト国からの者)がアシスタントテクニカルスペシャリストを務めてもよい(※)。この場合、当該アシスタントテクニカルスペシャリストは、ISUメンバーの一員として任命される。

(※)ナショナルレベルのテクニカルスペシャリストが、例外的に、インターナショナルレベルのアシスタントテクニカルスペシャリストとして活躍できる…ということだと思われます


●2.再開:(演技中断後の)再開において、-2.0の減点は最早適用されない;しかしながら、ジャッジには、PCSについてのマイナス方向への影響の可能性について考慮するようにとの忠告が為される。


●3.減点:

a)コスチューム・小道具・音楽の違反
レフリーは、ジャッジパネルと共に、コスチュームや小道具違反・ボーカル音楽についての決定を下す;対応する減点は、パネル(全てのジャッジとレフリーを含む)の過半数の意見に従って、適用される(五分五分で意見が分かれた場合は、減点は適用されない)。

b)転倒と違反要素
テクニカルコントローラーとテクニカルスペシャリスト(アシスタントテクニカルスペシャリストを含む?)は、転倒と違反要素についての決定を下す。減点は多数決によって適用される。


(以下省略)


==========


大きな所は、


①女子ショートの「単独アクセル」についてのトリプル解禁

②男子ショートでの2つ目の4回転解禁

③フリーでのダブルアクセルの回数制限が「3回」から「2回」に

④男子ショートでステップシークエンスが1つに

⑤女子ショートでスパイラルが必須要素から外れた

⑥コリオステップシークエンス・コリオスパイラルの導入


…といったところでしょうか。


①~③は…なんというか、「五輪で騒がれたので変えてみました☆テヘッ」みたいな印象なのですが…。


④はちょっとよく分からないのですが、2回目のステップシークエンスは入れてはいけない(全く評価されない)ということなんでしょうかね?

女子ショートのスパイラルのように、入れるのは自由だが入れた場合はTRで評価される…とか、そういったことではないんでしょうか?


⑥は実際の運営を見てみないとよく分かりませんが、「レベル要件の縛りを無くした」という点では個人的に賛成です。

ただ、スパイラルとステップが同じ点数というのはちょっと違和感を感じるところで…。

スパイラルというのは、選手にとって「休憩」の意味合いが強いものだと思われますので、ステップと同等の価値を与えるのはどうかと思ったりします。

というか、それ以前に、ステップはもっと全体の得点に対して占める割合を上げるべきだと思うのですが…。


因みに、コリオステップシークエンスは、どうやら必ず2回目に実施されたステップシークエンスがそれに該当することになるようですが、この点は「ジャンプの予定等を記したプログラムコンテンツシートに選手は従う義務は無い」といった取り決めに対してはある種例外的規定となりますね。

また、為された技の外見だけで「何の技なのか」を判断していたこれまでとは異なり、為された順番によって「何の技なのか」を判断する…という点で、これまでにない特徴的な規定とも言えますよね。


もう一つ因みに。

ワインドアップ(※)という言葉が出てきました(この言葉自体は今回初出というわけではありません)が、実はこれ、スピンを美しく終える方法として、選手は意識的に、或いは無意識に、取り入れていることが多いんですよね。

(※)因みに、私は現場でこの言葉を使ったことも聞いたこともありません…ので、一般的に使うべき言葉ではないのかも 知れま せん(ルールを理解するときにだけ使うべき言葉…なのかも)。もっとも、現在(の現場)ではどうなのか知りませんが…。

例えば、シットスピンで膝を曲げた状態から、立ち上がることなく…つまりワインドアップを挟むことなく、直接チェックに移ってしまうと…終わり方としてあまり美しくは見えないんですよね。

やはり、このワインドアップで2~3回転した後にチェックに移る方が美しく見えます。

といっても絶対的なものではなく、原則的なものなんですけどね。

曲のノリやプログラム構成・振り付けなんかによって臨機応変に利用されていくものだと思います。

…と、そういった美しく見せるためのコツのようなものがありますので、皆さんも今後スピンを見るときは意識してみて下さいね。

 


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[2010/06/28 20:47] | ルール関連 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top
2010-2011シーズンのルール改正
(6/11追記)

国際スケート連盟コミュニケーション第1611号(日本語版)が公開されましたので、少々追記したいと思います。

エントリーで翻訳した部分に該当するところをざっと読んでみましたが、大体翻訳はあっていましたでしょうか。
注目ポイントを適当に見てみますと…。

●「Under-rotated」は『回転不足判定』、「Downgraded」は『ダウングレード判定』と呼ぶことになった

●「Lacking rotation(no sign)」については『回転が足りない(記号無し)』と翻訳された
→1/4以下の回転不足に対する裁量減点を指すものだと思われます。

●諸注意の「3.」については次のように翻訳された:

シングル&ペア技術委員会はジャッジに以下の内容の注意を喚起したい;シングルのショート・プログラムにおける、複数のコネクティング・ステップあるいはこれに匹敵する他のフリー・スケーティング動作から直ちに行なうジャンプの前に、ステップまたは匹敵する動作が無い場合、あるいはステップ/動作とジャンプの間に中断がある場合には、ガイドラインに従いGOEの減点がなされなければならない.

→なるほど…確かにこの部分は慣例的に甘く採点されがちだったように思うところで、そこにメスが入った…ということですね。特にステップからのジャンプについて、今後少しでも甘い部分があれば積極的に減点していく…ということでしょうか。プレパレーションについては、今まで軽んじられていた印象があったので、個人的には賛成です。


==========(以下本文)==========


国際スケート連盟コミュニケーション第1611号(英語)が公開されました。

これが正式に決定とされたものなのかどうか(ISUの総会はまだですよね?…というか、総会での認証が必須なんですか?)…ちょっとよく分かりませんが、 こういった形で公開される以上はこの規定が2010-2011シーズンのガイドラインとなるものだと思われます。

昨年度と同じく、また適当に翻訳してみましょう。

手間の点で全部を翻訳するのは厳しいので、シングルのジャンプ関係を中心に見ていきます。

私はジャッジ実務に関わる人間ではありませんので、どうしても推測色が強くなってしまいますが、その辺りは留意しておいて下さいね。


==========


(以下、青字の記述は個人的な補足です)

国際スケート連盟コミュニケーション第1611号
シングルおよびペア・スケーティング
価値尺度(SOV)、難度レベル、及びGOE採点ガイドライン


Ⅰ.価値尺度(SOV)

新「アンダーローテーション/ダウングレード」ルールにおいての推奨事項を以下に記す:

●実際の試技において、ジャンプとスロウジャンプは、着氷と離氷の両方もしくは一方で、意図した回転に満たない場合がある。そうした回転の不足を伴ったエレメンツをアンダーローテーション(Under-rotated)もしくはダウングレード(Downgraded)と定め、以下の通り扱う:

1/4回転以下の回転不足のジャンプ/スロウは、回転が足りているものとの認定を受ける。
→この要素は、完全な基礎点と、ジャッジの裁量によるGOEとで評価される。

1/4回転超~1/2回転未満の回転不足のジャンプ/スロウは、アンダーローテーションとして考慮される。
→テクニカルパネル(技術専門審判)がアンダーローテーションと判断した場合、そのことは(GOEやPCSを判定する)ジャッジに知らされる。そしてプロトコルには、(3Aや3Fといった)要素記号の後に<と記載される(例:3A<)
→アンダーローテーションとされたジャンプ/スロウは、意図した回転数の基礎点の70%で評価する(例えば、4回転にチャレンジしてアンダーローテーションとなった場合、基礎点は4回転のものに0.7を乗じたものとなる)。なお実際の点数は、小数点第二位を四捨五入し、小数点第一位までで表す。(例:基礎点が6.0の場合は4.2とされる)
→アンダーローテーションとされたジャンプ/スロウに対するGOEの点数は、意図した回転数を基準に評価される(例えば、4回転にチャレンジしてアンダーローテーションとなった場合、価値尺度は4回転のものを用いる)

1/2回転以上の回転不足のジャンプ/スロウは、ダウングレードとして考慮される。
→テクニカルパネルがダウングレードと判断した場合、そのことはジャッジに知らされる。そしてプロトコルには、要素記号の後に<<と記載される(例:3A<<)
→ダウングレードとされたジャンプ/スロウは、1回転以上低いジャンプの価値尺度(SOV表)で評価される(例:ダウングレードとされたトリプルは、ダブルの価値尺度で評価される)。

●アンダーローテーション・ダウングレードとされたジャンプはどちらも、ウェルバランスによる制限(Well Balanced Program regulations)上は、意図した回転数でカウントされる(つまり、所謂ザヤックルール等のジャンプの制限は、これまで通り「意図した回転数」…すなわち「試みた回転数」でカウントする
(参考:FSでのジャンプの制限に関するまとめ(フィギュアスケート資料室様)(注:ここの(6)は現在では「コンビネーション見なし(基礎点1.0倍)」ではなく「シークエンス見なし(基礎点0.8倍)」となります))

●意図した回転に満たないツイストリフトは、1/2回転以上の回転不足の場合、こちらも同じくダウングレードとなる。


価値尺度表(SOV表)

※画像をクリックすると、別ウィンドウで拡大表示されます
※「BASE<」はアンダーローテーション時の基礎点です
※昨年度からどう変更したのかも記載しています
※因みに、コミュニケーション本文では1Lo/1F/1Lzの基礎点にアンダーラインが引いてあるので、この部分が変更されたものだと思ったのですが、私が調べた限りでは昨年度からの数値の変更は無いようでした。…この辺り、あまり正確さに自身がありませんので、正確な情報をお持ちの方は正誤確認のご一報を頂ければ幸いです。


Ⅲ.シングル/ペア要素の+GOE採点ガイドラインの更新(プラス面)
(この章は昨年度からの変更無し)

これらのガイドラインは、マイナスGOE 採点表と一緒に利用されるためのものである。プラス面およびマイナス面の両評価により、実施された要素の最終のGOE を決定する。重要なことは、要素の最終のGOEに、エラーによる引き下げだけではなくプラス面が反映されていることである。

最終のGOEを計算するためには、まず始めに要素のプラス面を考慮し、これがGOE評価の起点となる。次に、ジャッジはあり得るエラーのガイドラインに従ってGOE を引き下げ、その結果が最終のGOEとなる。

起点となる(プラス面の)GOEを確立するために、ジャッジは各要素に対して次の項目を考慮しなければならない。GOEの等級に対する項目の数は各ジャッジの裁量によるが、一般的には以下を推奨する。

+1:2項目
+2:4項目
+3:6項目またはそれ以上

ジャンプ要素
1) 予想外の / 独創的な / 難しい入り
2) 明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る
3) 空中での姿勢変形 / ディレイド回転のジャンプ
4) 高さおよび距離が十分
5) (四肢を)十分に伸ばした着氷姿勢 / 独創的な出方
6) 入りから出までの流れが十分(ジャンプ・コンビネーション/シークェンスを含む)
7) 開始から終了まで無駄な力が全く無い
8) 音楽構造に要素が合っている


Ⅳ.SP・FSでのエラーに対するGOE確定のためのガイドラインの更新

無価値(no value)要素はジャッジ・パネルに示される。そのような要素のGOE は結果に影響しない。複合エラーの場合には、それぞれのエラーに対応するGOEの引き下げが合算される。

以下、ジャンプ要素について。

(★は新設された項目)
(▲は削除された項目)
(昨年度から変更された部分については、昨年度の規定を灰色文字で記載)


<最終的なGOEが必ずマイナスとなるエラー>
(以下のエラーに一つでも該当すれば、最終のGOEは決してゼロ以上にはならない)

・SP:規定回転に1回転以上不足
→ GOE-3(最終のGOEは強制的に-3に確定…という意味)

・SP:1つのジャンプのみからなるコンボ
→ GOE-3

・★ダウングレード(記号<<
→ -2 ~ -3

・SP:ジャンプの前に要求されているステップ/動作が無い
→ -3

・転倒
→ -3

・1ジャンプの開始または着氷が両足
→ -3
→ -2

・1ジャンプの着氷でのステップ・アウト
→ -2 ~ -3
→ -2

・1ジャンプで両手がタッチダウン
→ -2

・ジャンプ間に2つのスリー・ターン(ジャンプ・コンビネーション)
→ -2

・F/Lzでの間違ったエッジでの開始(記号“e”)
→ -2 ~ -3

<最終的なGOEの+-は制約されないエラー>
(以下のエラーに該当しても、最終のGOEはゼロ以上であっても良い)

・スピード、高さ、距離、空中姿勢が拙劣
→ -1 ~ -2

・★Lacking rotation(記号無し)
→ -1
(直訳すると「回転の欠如(不足?)」ということになると思うのですが、これが何を意図するのかは今のところよく分かりません。が、個人的な推測ですと、恐らく「1/4回転以下の回転不足に対する減点」ということになるのではと思います。2008-2009シーズン以前に「1/4 回転までの回転不足(ダウングレードではない)」(–1 to –2)というエラー項目があったのですが、これが復活した形になるのではないかと思うところです(※)
(参考:国際スケート連盟コミュニケーション第1494号

(※)(後日追記)なお、注意して頂きたいのですが、「1/4回転以下の回転不足に対する減点」については「復活した」と表現はしましたが、昨年度(2009-2010シーズン)において「1/4回転以下の回転不足に対する減点」は存在しなかった…と考えるわけではありません。
昨年度は、「1/4回転以下の回転不足に対する減点」と「ダウングレードにおける減点」とが合わさって、後述の「▲回転不足」という一つのエラー項目となっており(と個人的に考えます)、ここで「1/4回転以下の回転不足に対する減点」がなされていた…と考えます。
「復活した」というのは、「1/4回転以下の回転不足に対する減点」が専用の単独エラー項目として復活した…という意味であるわけですね。

もう一つ注意して頂きたいのは、『1/4回転以下の回転不足があったからといって必ずしもこの「1/4回転以下の回転不足に対する減点」が課されるわけではない』と考えるという点です。
アンダーローテーション・ダウングレードのような、その範囲内の回転不足に対して必ずなされる減点とは考えない…ということですね。
これはどういうことかといいますと、成功ジャンプというのは多少回転が不足した状態で降りてくるのが通常で、全く回転不足が無い状態で降りてくるということは余り無いんですね(むしろ、全く回転不足が無い着氷は「回りすぎ」「ミス」と表現される場合が多くなると思います。そういった着氷は、ステップアウトやオーバーターン等に繋がる可能性がかなり高くなりますので…)。
それなのに1/4回転以下の回転不足があったからといって必ず減点されるということになりますと…よろしくないですよね。
…では、どのような場合に減点されると考えるのかといいますと、『1/4回転以下の回転不足ではあるが「グリ降り」の印象があるジャンプ』に対して減点がなされるのではないか(グリ降りの判断はジャッジの裁量)…と考えます。

いずれも個人的見解であり、公式の見解ではありませんので、加えて注意して下さいね。

・★アンダーローテーション(記号<
→ -1 ~ -2

・SP:ステップ/動作から直ちにジャンプしない、ジャンプ前のステップ/動作が1つのみ
→ -1 ~ -2

・拙劣な踏み切り
→ -1 ~ -2

・ジャンプ間で流れ/リズムが無くなる(コンビネーション/シークェンス)
→ -1 ~ -2

・拙い着氷(悪い姿勢/間違ったエッジ/引っかき等)
→ -1 ~ -2

・長い構え
→ -1 ~ -2

・片手またはフリー・フットがタッチダウン
→ -1

・F/Lzでの不明確なエッジでの開始(記号“e”)
・F/Lzでの不明確なエッジ“!”での開始
→ -1 ~ -2

・▲回転不足
→ -1 ~ -3

(2009-2010シーズンに登場したこのエラー項目は、『ダウングレード記号“<”はジャッジには示されない。ジャッジは(スロウ再生を用いず)見たままでGOE を評価する』というルールの新設に伴い、2008-2009シーズン以前の「1/4 回転までの回転不足(ダウングレードではない)」(–1 to –2)、及び「ダウングレード」(–1 to –3,–GOE)等が併合されて当時新設された項目であると考えます。そして、今回の改正で、“<”<<がジャッジに示されるようになりましたので、この「回転不足」というエラー項目はお役ご免となり、代わりに2008-2009シーズンの回転不足関係のエラー項目に相当する上の★の3項目が新設された(復活した)…というのが今回の改正までの一連の流れなのではないかと思うところです)
(参考:国際スケート連盟コミュニケーション第1557号


諸注意:

1.シングル・ペアにおける、フリップ・ルッツの“間違ったエッジでの開始”及び不明確なエッジでの開始は、テクニカルパネルから(GOEやPCSを判定する)ジャッジに示され、プロトコルには“e”と表示される。その上で各ジャッジは、エラーの程度(メジャーエラーかマイナーエラーか)とそれに対応するGOE減点を決定していく。

2.ジャンプコンビネーション・シークエンスにおいて、ハーフループ(※1)(もしくは“Euler”(※2))(バックで着氷)は一つのジャンプとして(プロトコルのエレメンツ記号の)一覧に記載される。よって、“ハーフループ+サルコウ/フリップ”や“バックアウトで着氷する適当なジャンプ+ハーフループ+サルコウ/フリップ”といった組み合わせは、2つ、もしくは3つのジャンプの組み合わせによるコンビネーションに相当するものとなる。ハールフープはシングルループの基礎点・GOEで評価され、テクニカルパネルからジャッジに示される。この場合プロトコルには“1Lo”として記載される。
(※1)ハールフープというのは、一回転のループを左バックイン(通常の回転方向の場合)で着氷するという技で、旧採点時代には「ステップからのジャンプのステップ部分」や「ジャンプシークエンスの繋ぎの部分」なんかでよく見かけるものだったのですが、新採点法になってからは(シングルでは)全くといっていいほど見かけなくなりました。
(※2)“Euler”というのは私も初めて目にした単語なのですが、調べてみたところ、どうやらフィギュアスケートのローラースケート版であるところの Artistic roller skating で使われている用語のようで、技としてはハーフループと同じものらしいです。


3.The S&PTC would like to remind the Judges that if prior to the element of Singles Short Program “jump immediately proceeded by connecting steps and/or by other comparable Free Skating movements” there are no steps and movements or there is break between steps/movements and the jump, the GOE must be reduced according to the Guidelines.
(ええと…これはどう訳せばいいんでしょうか? あまり重要なことではなさそうっぽい感じですが…。英語の得意な方、お助け下さい…)


==========


…みたいな感じです(誤訳があったらゴメンナサイ)。

結構色々変わりましたね。

以下、個々の部分について私見・推測を書いてみたいと思います。



■アンダーローテーションとダウングレード



まずは、アンダーローテーションとダウングレード…ですか。

ううん…良くも悪くも益々細かくなった…という印象ですね…。

吉と出るか凶と出るかは、実際の運用を見てみないと何とも言えないところですね。

…あ、「アンダーローテーション」「ダウングレード」という単語は、日本語のフィギュア用語として正式なものとなるのかどうかは分かりませんので、ご注意下さいね。



■価値尺度表


次の価値尺度表についてですが…。

見づらくてゴメンナサイ(各縦列の中央が新しい点数…と考えれば若干見やすくなりますでしょうか?)。


変化の一つの傾向としては、これまで各ジャンプの位置づけが

2A < 3T < 3S < 3Lo < 3F < 3Lz <<< 3A

みたいな位置関係だったのが、

2A << 3T ≒ 3S << 3Lo ≒ 3F << 3Lz <<< 3A

といった位置関係になったような印象がありますでしょうか。

「3T ≒ 3S」と「3Lo ≒ 3F」はまあいいかな?とも思うのですが、「3F << 3Lz」は随分差別化されてしまいましたね(そうでもない?)。

3F/3Lzはほぼ同等の感覚で跳んでいる選手が多いと思うのですが、それなりに点数で差別化するということは、今後3Lzはより厳しく見ていくということになるのではないか(点数が差別化された分、正しいエッジでの踏み切りをより厳しく要求されるのでは)…と思いました。


個別のジャンプについては、まず2Aの加減点幅(特に加点幅)が大幅に縮小されたところが目立ちますね。

流石に2Aの基礎点3.5に最大加点が+3.0(基礎点比約86%)というのはやり過ぎ…ということになったのでしょうか?

3Aを除くトリプルの加減点幅も結構縮小されていますよね。

3A以上のジャンプについては、減点幅のみが大きく縮小され、リスクが減少しています(基礎点もアップされていますね)。

1Aについては、基礎点で1Lzとハッキリ差別化されたようで、実際の難度の差が考慮されたようです(1Lzと1Aとの間には習得上かなり大きな壁があります)。

4Tは評価が高くなった…というよりも、4Sとひとくくりにされて価値が引っ張り上げられた…みたいな印象でしょうか。

高橋大輔選手が挑戦していました4Fについては、基礎点アップ・GOE減点幅縮小により、失敗してもそこそこ美味しいジャンプに。


全体的に加減点幅が縮小されたような印象で、質重視の流れが幾分抑えられ、高難度ジャンプ優遇の流れに変化した感じですね。

高難度技優遇の流れが強まると、「難度が高い技ならば、不完全な出来でもそれなりに得点が稼げてしまう」という悪い側面も出てくるように思うところで、こ のあたりの質・難度の採点バランスの取り方はとても難しいところだと思います。

改正の適否は、実際の競技での運用を見てみないと分からない…という感じでしょうか?



■最終的なGOEが必ずマイナスとなるエラー


「1ジャンプの開始または着氷が両足」が -2 → -3 となりました。

これは結構厳しい印象ですね…。

特に両足着氷ということについては、酷い両足着氷の場合も勿論あるのですが、成功ジャンプと殆ど印象が変わらないような場合が多くあり、にもかかわらずこれらを一律-3と評価するというのはどうかと思いました。

「見た目の印象と実際の得点との乖離」の原因となりうる部分ではないかと思います。



■諸注意


そして最後の「諸注意」。

まず最初の

1.シングル・ペアにおける、フリップ・ルッツの“間違ったエッジでの開始”及び不明確なエッジでの開始は、テクニカルパネルからジャッジに示され、プロトコルには“e”と表示される。その上で各ジャッジは、エラーの程度(メジャーエラーかマイナーエラーか)とそれに対応するGOE減点を決定していく。

これはどういうことかといいますと、恐らく、従来のアテンション(記号“!”)が無くなったということではなく、従来の“!”と“e”が共に“e”と表示されるようになった…ということだと思われます。

そして、この“e”マークがテクニカルパネルから(GOEやPCSを判定する)ジャッジに知らされ、それを受けたジャッジが「この“e”はメジャーエラー(=間違ったエッジでの開始(従来の“e”相当)かマイナーエラー(=不明確なエッジでの開始(従来の“!”相当)か」を各自判断し、その判断に従ってGOEを判定する…という流れになるものだと推測します。

この推測が正しいものとして話を進めますが…。

要するに「ロングエッジの有無の判断はテクニカルパネルが、ロングエッジの程度の判断はジャッジが、それぞれ担当する」という、テクニカルパネルの仕事の一部をジャッジが請け負った(ジャッジの裁量に委ねられた)形になる…ということですよね。

これはジャッジの責任が増しましたね。

「間違ったエッジ」と「不明確なエッジ」の違いは、『最終のGOEがゼロ以上と成り得るか否かの違い』でもありますので、この部分での各ジャッジの判断がGOEに与える影響は小さくありません。

従って、その判断が微妙となるジャンプの場合(かつ、そのジャンプがエッジの適否以外の点で質が高かった場合)、ジャッジのGOEにかなりのバラツキが出ることが想像されますが…大丈夫でしょうか?


次の、

2.ジャンプコンビネーション・シークエンスにおいて、ハーフループ(も しくは“Euler”) (バックで着氷)は一つのジャンプとして一覧に記載される。よって、“ハーフループ+サルコウ/フリップ”や“バックアウトで着氷する適当なジャンプ+ハーフループ+サルコウ/フリップ”といった組み合わせは、2つ、もしくは3つのジャンプの組み合わせによるコンビネーションに相当するものとなる。ハールフープはシングルループの基礎点・GOEで評価され、テクニカルパネルからジャッジに示される。この場合プロトコルには“1Lo”と して記載される。

…これはですね。

私、これを一瞥して、「大好きなハーフループを交えたジャンプが復権するのでは!?ヒャッハー」…と期待に胸をふくらませた(※)のですが…。

(※)ハーフループを交えたコンビネーション(シークエンス)・ステップからのジャンプというのは、名前の響きの印象以上に、それを用いない通常のコンビネーション等に比べて高度でテクニカルな印象があります。それを軽やかに・スムーズにこなしている様は、見ていてとても痛快で、私は大好きでした。スケートの地力が現れる部分でもあると思うところで、スケーターの力を見せつけるのにうってつけな要素だと思います。

その期待は一瞬で粉々にされてしまいました。

ハーフループに“1Lo”相当の得点を与えるというのは賛成だけど、これをコンビネーション・シークエンス上の一つのジャンプと数えてしまってはダメでしょう…。

例えば、ステップからの単独ジャンプとして「何らかのステップ→ハーフループ→サルコウ」というジャンプがあったとしても、これは2つのジャンプによるコンビネーションとされてしまうようですので、それをするくらいなら普通にコンビネーション(3S+2Tなど)を跳んだ方が良いということになります(基礎点だけを考えた場合。GOEは度外視)。

…と思ったのですが。

これ、3連続コンビネーションについては、結構期待が持てるんじゃないですか?

だって、例えば、旧採点時代によくあった「2A+HL+3S」(※1)(ここでは便宜上ハーフループをHLと略します)というのが、3連続コンビネーションとされてしまうのはデメリットである(※2)ものの、これまでだとシークエンス扱いとなって基礎点が0.8倍されてしまって利用価値が無かったのが、今回の改正でコンビネーション扱いとなって基礎点が減ずることが無くなり、更に“1Lo”分の点数が付くようになった…ということになるわけですよね?(※3)

(※1)実例:伊藤みどり選手(2:03辺り)

(※2)3連続コンビネーションはフリーにて1回だけトライでき、その権利を実質2連続ジャンプである「2A+HL+3S」で消費されてしまうのは勿体無い…ということですね

(※3)もう少し詳しく説明しますと、従来まではHLはジャンプではなくステップの一種と考えられており、「2A+HL+3S」といったジャンプは「ジャンプ+ステップ+ジャンプ」という構成の(2つのジャンプから成る)ジャンプシークエンスとされ、基礎点は0.8倍となってしまい、故にHLの利用価値は殆どありませんでした。今回の改正で、HLは1Loと見なされるようになった…つまりHLはジャンプの一種と考えられるようになったため、「2A+HL+3S」といったジャンプは「ジャンプ+ジャンプ+ジャンプ」という構成の(3連続の)ジャンプコンビネーションとして扱われることとなり、完全な基礎点(+HLの基礎点0.5のおまけ付き)を得られるようになった…ということだと思われます。

点数としては、「2A+HL+3S」の基礎点が 3.3+0.5+4.2 = 8.0 となり、例えば「3S+2Lo+2Lo」(基礎点7.8)なんかと比べてそれ程悪くない点数ですので、利用価値があるかも?

…おお、2Lo+2Loの部分が3.6(1.8+1.8)であるのに対し、HL+3Sの部分は4.7もあるじゃないですか。

いいんじゃないですか?もしかして?

2Lo+2Lo、2T+2Lo、2T+2Tといったものをくっつけるくらいなら、余裕があればHL+3Sをくっつけた方がお得…ということですね。


…ただ、そうなってくると問題になるのが、例のザヤックルール等のジャンプの制限ですよね。

例えば、「?+HL+3S」という3連続コンビネーションを入れてしまったために、単独3Sを入れていたところを2Aに換えなくてはならなくなった…とかいうことになると、例えば「?+2Lo+2Lo」の代わりに「?+HL+3S」とすることで増した基礎点+1.1が、3Sを2Aに換えることで減った基礎点-0.9と相殺され、結局+0.2しか基礎点アップが見込めず、殆ど変わりがない…ということにもなってしまうような…(「?+2T+2T」の代わりに「?+HL+3S」として、単独3Sが単独2Aになった場合は、最終的に基礎点が+1.0となります)。

ハーフループを取り入れる場合は、ジャンプ構成の練り直しが必要かも知れませんね。


…ちなみに、ハーフループの後にサルコウではなくフリップを跳ぶという選択肢もあるわけですが…。

私も試したことがあるわけではありませんのでやや未知数な所はあるのですが、かなり跳びにくいジャンプになると思われます。

理論上は可能だけど…みたいな印象でしょうかね?

出来る人、いるんでしょうか?(プルシェンコ選手がやっていたようですね)

仮にいたとしても、かなり無理をして跳んでいる(あるいは不自然な)印象になるのではないかと思われます(そうなると、GOEも見込み薄となるでしょう)。

点数的にも、「HL+3F」の部分の基礎点が5.8となり、「3T+2Lo」(基礎点5.9)を第二・第三ジャンプとして跳んだ場合より低くなりますので、それなら「?+3T+2Lo」を選択するでしょう…となりますので、出来たとしても利用価値は余りないかも知れませんね。


もう一つちなみに。

ハーフループの後に跳ぶジャンプとしては、実はトウループもあったりするんですよね。

具体的なやり方は、ハーフループ後の左バックインの横に右バックアウトを置き、そこからトウループ…という流れになるので、今回の改正でもこれはコンビネーションとしては扱われないとは思いますが、旧採点時代にはハーフループを交えたジャンプとしてサルコウと並んで定番とされるものでした。

ステップからのジャンプとしては「何らかのステップ→ハーフループ→トウループ」と、シークエンスとしては「何らかのジャンプ→ハーフループ→トウループ」と、そんな感じで使用されたりします。

…実は私も実戦でこのトウループを跳んだことがあったりするんです。

割と見栄えが良く、格好良いんですよね。

正確に決めるのは難しいんですが。


==========


以上です。

誤訳・解釈の誤り等があるかも知れませんが、ご容赦を…。

 


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[2010/05/09 18:41] | ルール関連 | トラックバック(2) | コメント(26) | page top
このジャッジングは流石に…
今年、初めての投稿となりました。

遅れましたが、皆様、あけましておめでとうございます。

ご覧の通り、余り更新のないマイペースブログですが、生暖かく見守って下さればと思います。



==========

■1/31 2点ほど追記しました。

==========


偶然知ることとなったのですが。

この前の2010欧州選手権、「Tugba KARADEMIR」選手という女子シングル選手が出場していました。

以下、その映像と採点内容なのですが…。


ショート(10位)

フリー(13位)

得点詳細


まず、ショートの出だしのコンビネーションジャンプ(0:48辺り)、そしてフリーの3番目のジャンプ(1:48辺り)に注目して頂けますでしょうか。


フリップです。

ロングエッジっぽいです(フリーの映像で分かり易いでしょうか)が、フリップですよね?

こちらのエントリーでも説明した、「スリーターンから入るパターン」のプレパレーションを用いたフリップですよね?


それを確認した上で、次にそのプロトコルを見てみて下さい。


…先ほど見たジャンプ。

どちらもルッツと認定されていますよね…。

…これは…”ミスジャッジ”というヤツでしょうか?


確かに、フリップをロングエッジで跳ぶと、踏み切りはアウトエッジであるわけで、アウトエッジで跳ぶジャンプはルッツなので、ルッツと認定するのも100%間違いとは言い切れませんが…。

これは、これまでのフリップ・ルッツの種類の認定の傾向(※)からすると、明らかにおかしな判定だと思うところです。

(※)(後日追記)つまり、「競技上、フリップ・ルッツの区別は、踏み切りエッジの違いによってなされるのではなく、プレパレーションの違いによってなされている」という傾向。なお、踏み切りエッジの違いで区別してしまうと、ロングエッジという概念が不要なモノとなってしまい(例えば、フリップのロングエッジはルッツと、ルッツのロングエッジはフリップと、それぞれ認定すればいいので、「!」や「e」といったロングエッジの判定が不要となってしまう)、故に、現在はプレパレーションによる区別がなされているとしか考えようがないと思います。

…私も随分長いことフィギュアを見ていますが、このフリップのプレパレーション部分の左フォアアウトのスリーターンがロッカー(※)に変化し(或いは、スリーターン後のバックインがバックアウトにチェンジし)、ターン後のエッジがバックアウトとなって、それでジャンプを跳んだような場合であっても、これをルッツと表現した場面というのを今回のケースを除いて私は知りません。

(※)スリーターンやロッカーについてはこちら のエントリーを参照

といっても、目にしたそうしたフリップ全てについて、それがルッツと認定されたかどうかと確認していたわけではないのですが…(当然フリップと認定されるだろうと考えていたものですから)。







念のため、彼女の他の試合の例も調べてみますと…。


●2009スケートアメリカ

フリー(1:15辺り)

プ ロトコル(12位)
→フリップのロングエッジ判定(プレパレーションは欧州選手権のものと全く同じに見えます)

ロングエッジであることは、5:58からのスロー映像で明らかですよね。
なお、ショート(8位)でも全 く同様の判定でした。


なお、ルッツに全く挑戦しない選手なのかというとそういうわけでもないようで、以下の映像ではルッ ツに挑戦しているのが確認できます。


●2009世界選手権

映像(1:19辺り)
このエン トリーで説明した「右バックアウト→左バックアウトと繋ぐ、ステップからのルッツ」で、ステップからのルッツの超定番です

プ ロトコル(22位)
→ルッツと認定(ロングエッジは勿論無し)







…以下、とりとめもない推測をウダウダ書きますが…。


もしかすると、こうした変な認定となったのは、事前の申告書(プログラムコンテンツシート…というのですか?)に「ルッツを跳ぶ予定」が記載されていたからなのかも?

でも、選手にはそれに従う義務はありませんし、予定を変更して別のジャンプを跳ぶということはよくあることです。

なので、プログラムコンテンツシートの内容を知っているだろうと思われる技術専門審判が、その内容を鵜呑みにすることはないでしょう。

だったら…どうしてこんなことになったんでしょうね?


…フィギュアスケート資料室さんによりますと、技術専門審判には…

・テクニカルコントローラー
技術専門審判の責任者で、判断が食い違う場合には意見を取りまとめ、また入力されたデータに誤りや特殊な事例がないかチェックし、確定させる

・テクニカルスペシャリスト(コーラ―)
エレメンツの種類を(あればそのレベルも併せて)即座に判別し、宣言(コール)するのが主な仕事

・アシスタントテクニカルスペシャリスト
選手が事前に提出したプログラムコンテンツシートを元に、次にどんなエレメンツが来るかテクニカルスペシャリストに注意を促したり、テクニカルスペシャリストの宣言に対して異議がある場合に、演技後確認を要求する意味 で「レビュー」とコールしたりする

の3人がおり、全員かどうかは分かりませんが、「有資格者の条件として、最低 national level の元スケーターという項目があり、有名な元選手がこれを務めていることは多い」そうです。

…ということで、仮にテクニカルスペシャリストがジャンプの種類を間違ってコールしたとしても、アシスタントテクニカルスペシャリストやテクニカルコントローラーによるチェックを通ることになるようですので、まずプロトコルに間違ったジャンプが記載されることはないと思うのですが…。


3人とも真面目にそれをルッツだと思った…というのは、経験者のいる専門家団ということを考えると…可能性としては薄いでしょうか?

これまでの傾向を無視して「ルッツ・フリップの区別を踏み切りエッジの違いだけでするようになった」という可能性もあるでしょうが、そうするとそもそもロングエッジと いう概念が不要となってしまいますので、それはないでしょう(この試合では他の選手でロングエッジの判定がしっかりなされていますし)。

コンピューターへの入力ミス?…いやいや、彼女のこのジャンプの場合、フリップと認定されれば高確率でロングエッジの判定となると思え、「ジャンプの種類の誤入力」と「ロングエッジの判定の無視」とが同時になされる(しかもショート・フリーで2回連続の入力ミス)ということは無いのでは?


………。

やっぱり、実際の演技を見ておらず、(ルッツの予定とある)プログラムコンテンツシートを鵜呑みにしたのでしょうか?

でも、(フリーでの)ダウングレードや(ショートでの)コンビネーションのセカンドジャンプの種類の認定なんかはしっかりなされていますし、全く見ていない(しかもショート・フリーで2回連続)ということも無いとは思うのですが…。

…それなら、見たら見たで、フリップであることは明らかなので、ルッツと間違えることは尚更あり得ないはずなのですが…。


…となると。

『3人とも真面目にそれをルッツだと思った』ということなんでしょうか…ね…?

そうならば…大問題(選手がフリップとルッツどちらを跳ぶつもりだったかを正確に判断できないような人がジャッジを務めている)だと思うのですが…。







予定にルッツとあるからといって(あるいはなくとも)、アウトサイドで跳んでいるのをいいことにルッツと認定した(点を水増しした)…というのは余り考えたくはないですね…。


今回の場合、彼女の最終得点が136.42点。

そして一つ下の順位の選手の得点が135.39点。

その差、僅か1.03点。

ショート・フリー、二つでフリップをルッツとしたのですから、単純計算で、ルッツの基礎点(6.00) とフリップの基礎点(5.50)の差の2つ分、つまり1.00の点数が水増しされた格好となり、さらにフリップと認定されたのであればロングエッジ判定がつく可能性が高く、本来ならば一つ下の選手が上に来た可能性は高かったはずですが…。

(訂正)フリーの方はダウングレード後の基礎点ですから、2Lz(基礎点1.90)と2F(基礎点1.70)の差で0.20点、これにショートでの0.50点を加えると0.70点の水増し量ということになりますね…。


==========


(後日追記)

可能性としては、以下のようなものも考えられましたでしょうか。

最初はフリップ(およびロングエッジ)と認定されていた
 ↓
選手サイドから「いやいや、あれはルッツのつもりで跳んだんですよ。現にアウトエッジで踏み切っているでしょ?」との申し出があった
 ↓
ルッツ(ロングエッジの判定も取り消し)と訂正した

…でも、上で紹介しました2009スケートアメリカでは、全く同じプレパレーションによるジャンプをフリップ(ロングエッジ)と認定しており、ならどうしてこのときは訂正の申し出をしなかったのか…ということになりますよね…。

また、これがまかり通ってしまうと、選手サイドの主張ひとつでジャッジングの内容を操作できるということになってしまい、それは流石に拙いように思うところで…。

それに…このプレパレーションによるジャンプを、本気でルッツとして跳んでいる選手が、果たして本当にいるものだろうか…と考えた場合、まずそれはあり得ないと思えますので、仮にそういった申し出があったとしても、ジャッジは簡単にその申し出に応じるべきではないと思うところです。

…あ。

いいことを思いつきました。

仮にそういった申し出が選手サイドからあったのだとしたら、ジャッジとしては次のように対応すればいいのではないでしょうか?

選手「いやいや、あれはルッツのつもりで跳んだんですよ。現にアウトエッジで踏み切っているでしょ?」
 ↓
ジャッジ「なるほど。それでは一度実際にスリーターンから入るトリプルフリップをインサイドで跳んでみて下さい。その後、もう一度同様のプレパレーションからトリプルルッツをアウトサイドで跳んでみて下さい。きっちり跳び分けることが出来るのでしたら、あなたの申し出を受け入れましょう」

これが出来るのであれば、ジャッジとしては受け入れざるを得ないところだと思います。

また、それくらいのことを確認しない限りは、そういった選手の申し出を受け入れるべきではないでしょう。

 


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[2010/01/26 22:31] | ルール関連 | トラックバック(0) | コメント(24) | page top
不勉強で恐縮ですが…
先日のスケートカナダ男子シングルについてちょっと疑問に思ったことがあるのですが…。




…その前に。




解説者がいつもの人じゃなくて我・歓喜!!




今後も田村クン続投で是非。




…さて、高橋大輔選手のフリー演技直後の解説でもありましたが、4Tが3Tになってしまったので、後に用意していたコンビネーションのセカンドジャンプの3Tを2Tに変更し、3種類目の重複ジャンプの発生を回避した(コンビネーションのセカンドジャンプで3Tを跳んでいたら、3Lz+2T+2Loの3Lzが3種類目の重複ジャンプとして無効となり、3Lz+2T+2Lo全体が0点となっていた)…ということでしたよね。

これは確かにナイス判断であり、冷静であったこともナイスですし、試合カンも順調に戻っていることを伺わせます。
その解説もグッジョブという感じでした。

ただ…解説の「でもこれ…4回転をやろうとして…それで計算していますので…」と終わりの方で漏らした言葉…この言葉が引っ掛かりました。


そう…確かザヤックルールって、『試みた回転数』で計算するんでしたよね?

今回の場合、4Tを試みて3Tになったのだから、ザヤックルール上、このジャンプは4T扱い(因みに、同じトウループという種類のジャンプであっても、4回転と3回転は別種類と見なすようです)となり、後に3Tを跳んでもトウループでの重複とはならず、やはり後の3Tを跳ぶことは出来たのでは…。

…と、一瞬考えたわけです(解説者もそう考えたからこそ、そう発言したのではないでしょうか)。

この点、ちょっと曖昧ですので、いつもお世話になっておりますフィギュアスケート資料室さんで調べてみますと…。


資料室ノート(※1)(※2)


「3回転より明らかに多く回っていれば4回転を試みた、2回転より明らかに多く回っていれば3回転を試みたとみなす」という言葉に従うと、今回の4Tは「3回転より明らかに多く回ってい」るとは言えず、よって4Tを試みたとしても、ザヤックルール上4Tとは扱わず、単純に3Tとして扱うことになるのではないか…と思うのですが…。

この考えで合っています…よね?

…そうだとすると…田村クン…危うく墓穴を掘るところだった…ということに…?


(※1)(6)については、現在では「コンビネーション見なし(基礎点1.0倍扱い)」ではなく「シークエンス見なし(基礎点0.8倍扱い)」となっていると思います。

(※2)この記事は2005-2006シーズンでのもの…つまりダウングレードマーク「<」が存在しなかった頃の記事ですよね。
確かこの頃は、スコア上、例えば4Tの回転不足だった場合、現在のように「4T<」と『試みた回転数と認定された回転数が明らかな表示方法』ではなく、単純に「3T」としか示していなかったと思いますので、それが4回転を試みて回転不足でそうなったのか、そもそも3回転を意図したものなのか、スコアだけでは明らかではなかったように思います。
なので、スコア上「3T」であっても、4回転を試みたのであれば、ザヤックルール上の計算では「4T」で扱う…という「試み」という言葉を(ルールを理解するのに)使う必要があったのではないかと考えます。
でも現在では、試みた回転数がスコア上にそのまま現れますので、「試み」ということを意識するまでもなく、単純にスコア上の(3回転以上のジャンプの)記号だけを見て、3つ以上の重複がないかをチェックするだけでよいことになると思います。

………結局、現在ではスコア表記上の扱いとザヤックルール上の扱いが一致することになると思いますので、わざわざ「試み」とか「ザヤックルール上の計算」なんて表現を使う意味が無くなってしまった…ということですよね…。orz

…ん?…いや、でも、例えば4Tを試みて、3回転と135度の回転で着氷してしまった場合…こんな場合どうなるんでしょう?
「4T<」…となるのならともかく、これを「3T」とスコア上表示し、かつ、「3回転より明らかに多く回っているので4回転を試みた」と考えるのであれば、ザヤックルール上の扱いとスコア表示上の扱いが異なることになり、やはり「試み」「ザヤックルール上の計算」という表現も必要となるケースもあるんじゃないか…と思うのですが…。


…以前からルールを知っていた人が陥りがちな罠…ということでしょうか?

 


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[2009/11/26 22:44] | ルール関連 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top
2009-2010シーズンのGOE採点のガイドラインについて

ご無沙汰しております。

個人的事情によりブログの更新がほぼ出来ないような状態で…申し訳ありません。

恐らく今後もこの状態(or worse)が続くと思われます。

…ただ、ブログを廃止するつもりは今のところありませんので、余裕が出来たときにでもまた何か書きたいと思っています(コメント欄のチェックだけは時々するつもりです)。

こんなブログですが…今後も宜しければ時々チェックしてやって下さい…。

 

==========

 

以下、2009-2010シーズンにおけるGOE・レベルについてのガイドラインである「INTERNATIONAL SKATING UNION Communication No. 1557」について、適当に翻訳してみました(翻訳や解釈が間違っていたらゴメンナサイ)。

オリンピックシーズンでのガイドラインに当たり、変更も幾つかありますので、注目に値すると思われます。

2008-2009シーズンのガイドラインも併記していますので、比較してみましょう。

なお、全部を記載するのは手間の点で難しいので、シングルのジャンプ関係に限って見てみます。

 

==========

 

国際スケート連盟コミュニケーション第1557 号
シングルおよびペア・スケーティング
2009-2010シーズンにおけるGOEとレベル

 

(注意)グレーの記述は、INTERNATIONAL SKATING UNION Communication No.1494 およびNo.1505(つまり2008-2009シーズンにおけるGOE採点ガイドライン)の基準。つまり、グレーの文字を併記してある部分は、2009-2010シーズンにおいて変更のあった部分ということになる。

(注意)青字は個人的な注釈。

(注意)★マークは、新たに設置されたガイドライン。

(注意)シングルのジャンプに関する記述のみを抜粋。

 

 

Ⅰ.SPとFSにおけるエラーに対するGOE確定のガイドラインの更新

 

価値の無い要素はジャッジ団に伝えられる。価値の無い要素のGOE は、結果に影響しない。複数のエラーがある場合は、それぞれのエラーに対応する減点が加えられていく。

 

■ジャンプ要素■

 

<必ずマイナスの範囲で「最終のGOE」を出さなければならないエラー(※) 
(※)つまり、あるジャンプ要素について、以下の項目に一つでも該当するものがある場合は、幾ら他の面でプラスがあったとしても、「最終のGOE」はマイナスの値となる(決してゼロ以上の値にはならない)。例えば、プラス面の評価で+3を得た場合でも、以下の項目の一つにでも該当すれば、そのGOE減が-2であったとしても、「最終のGOE」はマイナスの値になってしまう(「+3」から「-2」を引いて「+1」…とはならない)。

 

(補足)「最終のGOE」を計算するためには、まず始めに要素のプラス面を考慮し、これがGOE評価の起点となる。次に、ジャッジはあり得るエラーのガイドラインに従ってGOEを減点し、その結果が要素の「最終のGOE」となる。

(補足)以下、「GOE-3」とあるものは、問答無用で「最終のGOE」が-3と確定する(つまり、上述の計算をするまでもなく-3が「最終のGOE」となる)。単に「-3」「-2」「-1」とあるものは、上述の計算に組み入れる。

(補足)以下のエラーが含まれるにもかかわらず、上述の計算の結果、GOEがゼロ以上になってしまった場合、恐らく「最終のGOE」は-1と確定する(個人的な推測です)

 

・SP:1回転かそれ以上の必須回転数未満
 → GOE-3
・SP:単独ジャンプについて必須回転数未満(ダウングレードではない)
・SP:ジャンプコンボについて1または両ジャンプが必須回転数未満(ダウングレードではない)
 → GOE-3

・SP:1つのジャンプのみからなるコンボ
 → GOE-3

・SP:(必須要素の「ステップからのジャンプ」について)ジャンプの前にステップ/動作が無い
 → -3

・転倒
 → -3
・単独ジャンプについて着氷での転倒
 → -3
・ジャンプコンボ(シークエンス)について第2ジャンプで転倒
 → -2

・踏み切りまたは着氷が両足
 → -2
・ジャンプコンボ(シークエンス)について両ジャンプとも踏み切りまたは着氷が両足
 → GOE-3
・単独ジャンプについて踏み切りまたは着氷が両足
・ジャンプコンボ(シークエンス)について1ジャンプの踏み切りまたは着氷が両足
 → -2

・着氷でのステップ・アウト
 → -2
・単独ジャンプの着氷がステップ・アウト
・ジャンプコンボ(シークエンス)について第2ジャンプの着氷がステップ・アウト
 → -2

・両手がタッチダウン
 → -2

・ジャンプコンボでジャンプ間に2つのスリー・ターン
 → -2
・ジャンプコンボでジャンプ間に2つのスリー・ターン(体重移動を伴わないタッチダウンは可)
 → -2

・フリップ・ルッツについて「e」判定(※)の不正エッジ
 → -2 ~ -3
・単独ジャンプについて不正エッジでの踏み切り(長さによる)
・ジャンプコンボ(シークエンス)で不正エッジでの踏み切り(1または両ジャンプ)
 → -1 ~ -3
(※)フリップ・ルッツの踏み切りエッジの誤りの程度がひどい場合が「e」判定。その程度が比較的軽い場合は「!」判定(アテンション)となる。

(以下、無くなった項目)

・単独ジャンプについてダウングレード
 → -1 ~ -3

・ジャンプコンボ(シークエンス)について両ジャンプともダウングレード
 → -3

・ジャンプコンボ(シークエンス)について1ジャンプがダウングレード
 → -1 ~ -2
 

 

<減点の結果「最終のGOE」がゼロ以上になってもよいエラー(※)
(※)つまり、例えばあるジャンプ要素について、以下のある項目に該当して-1の評価を受けたとしても、プラス面の評価で+2を得たのであれば、それらを併せて「最終のGOE」は+1となる…つまりゼロ以上になっても構わない。上の項目との違いに注意(上の項目に該当する場合は、このようにプラスになることはない)。

 

・★スピード・高さ・距離・空中姿勢が拙い
 → -1 ~ -2

・回転不足
 → -1 ~ -3
・単独ジャンプについて1/4回転までの回転不足(ダウングレードではない)
・ジャンプコンボ(シークエンス)について1または両ジャンプが1/4回転までの回転不足(ダウングレードではない)
 → -1 ~ -2

・★SP:必須要素の「ステップ/動作からのジャンプ」間で中断(break)
 → -1 ~ -2

・SP:(必須要素の「ステップからのジャンプ」について)ジャンプ前のステップ/動作が1つだけ
 → -1 ~ -2
 → -2

・下手な踏み切り
 → -1 ~ -2
・単独ジャンプについて下手な踏み切り
 → -1 ~ -2

・ジャンプコンボ(シークエンス)でジャンプ間の流れ(フロー)・リズム(リズムについてはコンボのみ?)が無くなる
 → -1 ~ -2
・ジャンプコンボ(シークエンス)でジャンプ間の流れ(フロー)が無くなる
 → -1

・ジャンプコンボについてジャンプ間でリズムが無い
 → -2

・拙い着氷(悪いポジション・不正エッジ・氷の引っ掻きなど)
 → -1 ~ -2
・拙い着氷(トウ・不正エッジなど)
 → -1

・プレパレーション(構え)が長い
 → -1 ~ -2
 → -1

・片手またはフリー・フットがタッチダウン
 → -1

・★フリップ・ルッツについて「!」判定の不明確なエッジ(※)
 → -1 ~ -2

(※)「!」(アテンション)については、「ISU First Aid for Technical Controllers and Technical Specialists」(2008-2009シーズン版:日本語版)によりますと、”この場合,GOEはそれぞれのジャッジの判断により決定される”とあります。つまり、2008-2009シーズンにおいては、「!」についてGOEをどうしようとジャッジの勝手だった…ということになりますね(とはいえ、流石に「!」についてプラス評価はしないでしょう。ただ、「!」があったとしても、他の面でプラス評価が大きければ「最終のGOE」がプラスになることは十分あり得たと思えます)。そしてこれが2009-2010シーズンでは上記のように減点の範囲が明確となったわけです。

 

 

Ⅱ.シングルおよびペア要素のプラス面に対するGOE採点ガイドラインについての更新

 

これらのガイドラインは、マイナスGOE採点表と一緒に用いられるためのものである。プラス面およびマイナス面の両評価により、実施された要素の最終的なGOEを決定する。

最終のGOEを計算するためには、まず始めに要素のプラス面を考慮し、これがGOE評価の起点となる。次に、ジャッジはあり得るエラーのガイドラインに従ってGOEを減点し、その結果が要素の最終GOEとなる。

起点となる(プラス面の)GOEを確立するために、ジャッジは各要素に対して次の項目を考慮しなければならない。GOEの等級に対する項目の数はジャッジの裁量によるが、一般的には以下を推奨する(注:つまり、例えば以下の①~⑧のうち、4項目を満たせばGOEは+2とする…但し必ずそうしなければならないわけではなく、要求される項目数に関してはジャッジの裁量によるものとする…が、基本的には以下の項目数を推奨する…ということです)

GOE+1:2項目
GOE+1:1または2項目
GOE+2:4項目
GOE+2:3または4項目
GOE+3:6項目かそれ以上
GOE+3:5または6項目

■ジャンプ要素についての項目■

①予想外の/独創的な/難しい入り
②明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作からただちに跳ぶジャンプ
③空中での姿勢変形/ディレイド回転のジャンプ
④良い(good)高さand距離
④素晴らしい(great)高さand/or距離
⑤(四肢を)よく(good)伸ばした着氷姿勢/独創的な出方
⑤(四肢を)優れて(superior)伸ばした着氷姿勢/独創的な出方
⑥ジャンプコンビネーション/シークエンスを含む、入り(entry)と出(exit)の流れが良い(good)
⑥入り(in)と出(out)の流れ(および、ジャンプ・コンビネーション/シークェンスではジャンプ間の流れ)が優れて(superior)いる
⑦★effortless throughout(注:恐らく、ジャンプ動作全般についての物理的な自然さ・効率の良さや、余裕のあるジャンプなんかを指しているものと思われます)
⑧★要素が音楽の構成とマッチしていること

 

 

Ⅳ.注意と明確化

 

1.ジャンプ要素

1.1. ”<”サイン(ダウングレードのマーク)はジャッジ(注:テクニカルジャッジ以外のジャッジだと思われます)に開示されない。ジャッジは見て感じたままGOE評価をすることになる(スローモーションは使わない)。

1.2. GOEの決定に当たっては、「下手な踏み切り」には、「踏み切り時の誤魔化し行為」や「トウジャンプについて、トウをつく時にその足のブレード全体(full)(※)が氷面に接するようにしている…といった行為(注:恐らくトウループの左足の使い方に関する注意だと思われます)」を含めること。

(※)この部分「full」という表現が昨シーズンから変わったようなんですが、元となる表現が何であったのかは分かりませんでした。

 

==========

 

…以上です。

大きく変わったのは、ジャンプのダウングレードについてのGOEの扱いでしょうか。

つまり、

・テクニカルジャッジ(ジャンプの回転数や各種レベル等を判定する技術専門ジャッジで、GOEやPCSの判定はしないジャッジ)から他の一般ジャッジへ、そのジャンプがダウングレードされたかどうかは知らされない(かつ、一般ジャッジはスローによる確認も不可)。なので、実際はダウングレードされたジャンプであっても、見た目の印象が回転不足ではなさそうなら、一般ジャッジは回転不足のないジャンプとしてGOEを判定できる。

・ダウングレードの判定自体は依然健在(テクニカルジャッジはスローを用いる?)。なので、ダウングレードがあった場合、GOEを判定する一般ジャッジが回転不足(ダウングレード)と認識しなかったとしても、基礎点はダウングレード後のものとなる。

…ということになると思われます。

基礎点を減ずることによる「回転の厳密さに対する評価の確保」、GOEの判定をより大きくジャッジに委ねることによる「見た目の印象の尊重」…今回の変更は、それぞれの妥協の産物…ということになりますでしょうか。

恐らく、これで従来から批判の多かった「ダウングレードによる二重減点」について、「ダウングレードがあった場合、見た目の印象がどうであったとしても、問答無用で基礎点減&GOE減」としか選択肢がなかったのが、「ダウングレードがあったとしても、見た目の印象が良ければ、基礎点減&GOE据え置きor増」という選択肢も選べるようになった…と、事実上の緩和策が採られたことになるんじゃないかと思います(もちろん、見た目の印象が悪ければ、やはりGOE減となります)。

なので、例えばフリーで3Aのダウングレードがあったとして、これが2Aの基礎点で、最終のGOEが+1…といった評価もあり得るということになるようです(従来は最終のGOEは必ずマイナス範囲となった)。

回転数の多いジャンプに若干チャレンジしやすくなった…ということでしょうね。

 

次に目立つのは、フリップ・ルッツの踏み切りエッジの不正がらみについてでしょうか。

「e」判定なら、従来なら-1~-3だったのが、-2~-3と厳しくなっています。

「!」判定の場合は…私はよく知らないのですが、こちらも厳しくなったのでしょうか? …これまではGOEの減点はジャッジの裁量によるものだったのが、今回の改正で減点が義務化され、減点の範囲が明確化されました。

両ジャンプの踏み切りを明確に区別できない選手にとっては、より厳しい状況になったようです。

 

その他には、転倒で若干厳しくなり、空中姿勢が拙いと減点されることが明確となり、ジャンプコンボの流れについて若干厳しくなり、着氷時のチェック姿勢・氷の引っ掻きなどもチェックされるようになり(かつ減点範囲が拡大)、長いプレパレーションについて若干厳しくなり…等々といったところでしょうか。

 

他方、プラス面でのGOEの基準を見てみると…。

④の「高さand距離」について「or」が無くなっている…つまり、高さか距離、どちらかが優れているだけでは評価されない…どちらも優れていなければ評価されない…ということになります(但し、その優れている程度については「great」→「good」となっています。これは恐らく「程度の緩和」ということになると思うのですが、これは⑤⑥についても同様ですね)。

⑦effortless throughout…これは本質的な質についての評価でしょうか。

そして、⑧要素が音楽の構成とマッチしていること…これはPCSについての項目だと思われるのに、何故かTESのGOEに割り込んできた感のする項目…(私の解釈が間違っているのでしょうか?)。

 

 

…以上、大雑把に見てきました。

私はジャッジングの実務に精通しているわけではなく、殆どを推測で書いているので、余り当てにはしないで欲しいのですが…。

やはり大きいのは、ダウングレードがらみの「見た目の印象と実際の点数の著しい乖離」への対策がある程度採られたことでしょう。

あとは…これをどれだけ適正に運用できるか…ですね…。

 

(追記)

余談ですが、2009世界選手権・女子フリーのサラマイアー選手、フリップで「e」判定を貰っているのですが、なぜか1番ジャッジのGOEがゼロなんですよね…。

ここにおいても「e」ならば最終のGOEはマイナスの範囲内の評価でないといけないと思うのですが…どうしてゼロなんて値が出ているんでしょうかね?

 

(追記)

公式な日本語版が出ましたね。

国際スケート連盟コミュニケーション第1557 号

おおよそ日本語訳は合っていたようです。

…が、一点だけ気になるところが。

最後の「Ⅳ.諸注意および明確化」の1.の1.2に“下手な踏み切り”という部分がありますが、ここは冒頭の「最終的なGOE の+-は制約されないエラー」の”拙劣な踏み切り”と表現を合わせるべき部分だと思えます(もしくは“下手な踏み切り”で両方の表現を統一すべき)。

エラーの種類としての”拙劣な踏み切り”(GOE減点幅 -1 to -2)に「トゥ・ジャンプにおける踏み切り時のごまかしやブレードを完全に氷に置くこと」を含みたいとする趣旨だと思えますので、この部分を“下手な踏み切り”と別の表現にしてしまうと意味が通らなくなってしまうためです。

英語版だと「Poor(poor) take-off」と表現が統一されていますので、やはりこれは公式日本語版の翻訳ミスなのかなと思うところです。

 

 


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[2009/04/18 22:15] | ルール関連 | トラックバック(0) | コメント(18) | page top
問題のジャッジ?

http://www.nicovideo.jp/watch/sm6070542
(↑ニコニコ動画のアカウントがある人向け)

その元になった韓国サイト?
(↑エキサイトによる日本語翻訳)

 

ええと、私も最近他の方に教えて頂いて知ったわけなのですが、知ってしまった以上はスルーするのも偽善的かと思い、かといってこれが何を意味するのか私もよく把握できませんし…デリケートな問題なだけに詳しいコメントは控えさせてもらいます。

点数が何点か…というのは確かに気になる部分ではありますが、最終的に大事なのは順位ですので、この点だけは不公平な判断をしないようにお願いします…。

 

ちなみに、ジャッジの話し合いによる得点調整というものは、旧採点方法の時代からなされていました。

旧採点方法では、一番最初に滑った選手の点数(これを基準点といいます)を基準に後の選手の点数をつけていくわけなのですが、この基準点を出す際にまず話し合いが行われるのが通常です。

 (3/14追記)

ある方に指摘を頂いたのですが、どうやら、必ずしも通常的に話し合いがなされていたわけではないようです。

申し訳ありませんでした…。

 

==========

(注意)

申し訳ないのですが、このエントリーについてはコメント禁止にさせて頂きます。

余り楽しくない話題ですので…。

 


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[2009/03/13 20:28] | ルール関連 | page top
パーソナルベスト? シーズンベスト? 何それ?

現在の採点方法になってからでしょうか。

 

フィギュアスケートに「○○ベスト(スコア)」という概念が出てきたのは。

 

…毎回見る度に思うのですが、これの存在意義って何なのでしょう?

 

スピードスケート等なら分かりますよ。

 

タイムという絶対的基準がありますから。

 

そういう確固たる基準があるからこそ、過去の結果との比較が可能になり、

比較が意味を持つわけですよね?

 

だからこそ自己ベスト・シーズンベスト・リンクベスト・世界ベスト等の概念も

意味を持つわけですよね?

 

でも、フィギュアスケートの場合はどうでしょう。

 

そのような確固たる基準というものは無いに等しいんじゃないでしょうか。

 

確かに、旧採点方法と比較して、採点の方法は明確化されました。

 

ジャンプの回転数なんかは、ビデオによる厳密な判定になり、

そういった部分ではある程度の客観性は担保できていると言えるでしょう。

(但し、その判定もビデオの撮影角度等によって印象は変わるでしょうし、また正か否かの微妙な判定の場合は、人によって、或いは同じ人でも判断にブレが生じることもあるでしょう。ですので、やはり客観的とは言い難い…と考えることもできます)

 

しかし、それ以外の部分である、

●スピン、スパイラル、ステップのレベル判定
(フィギュアスケート資料室さんの所にもあるように、判断基準のようなものは存在しますが、具体論になるとブレが発生せざるを得ず、結局は3人いる技術専門審判の主観が少なからず入ってしまうことになります)
http://www.geocities.jp/judging_system/single/level_08.html

●GOE
(こちらも同様の基準はありますが、やはり同じく複数ジャッジによる主観になります)
http://www.geocities.jp/judging_system/single/goe_08.html

●PCS(構成点)
(GOEの場合と同様です)
http://www.geocities.jp/judging_system/single/pc.html

…といった部分には少なからず主観が介入しているわけです。

(但し、そういった主観のズレを抑えるために、ジャッジ同士で勉強会のようなものを開いて価値観を共有しようとはしているようですが、それでも限界はあります)

 

また、大会によっては全てのジャッジの採点を採用するわけではない

(ランダムに選出された何人かのジャッジの点数が採用されないというシステムになっています。不正防止のためでしょうか)

…という事実もあります。

 

また、大会によってジャッジメンバーはバラバラです。

 

また、ルール改正もしょっちゅうです。

 

…こういった不確定的要素の強い土台の上で

フィギュアスケートという競技がなされているわけです。

 

…こう書くとフィギュア競技を批難しているように見えますが、

そうではありません。

 

フィギュアはもとより、体操やシンクロナイズドスイミングといった採点競技では

ほぼ共通することでしょう。

 

そういった採点競技の性質について問題はないのです。

 

問題にしたいのは、

「確固たる基準の存在しないフィギュア競技に、なぜ○○ベストという概念を導入したのか」

ということです。

 

…昔あったコンパルソリー(競技の一種目だった)が廃止された理由は

「TV映えしないから」

というものだったと聞いていますが…

まさかここでもTV(観客)を意識したんじゃないでしょうね…?

 

そう考えると、

「フィギュアのことをよく分からないお前達のために便利な物差しを用意してやったぞ。ベストとか出たら、その選手が今までで一番いい演技をしたとか思いなさいよ。実際は違う場合もあるけどね。キシシ」

…と馬鹿にされているような気がしてならないのですが…邪推でしょうか…?

 

点数は、あくまでその大会での点数であり、他の大会の点数との比較は無意味である

…というのが私の考えです。

 

…旧採点方法の順位点というシステム(※)は、

他の大会の点数との比較を全く考慮しないシステムでしたが、

採点競技の性質に合った合理的なシステムだったと思います。

 

(※)各ジャッジがその選手に何位をつけたかというのが重要視されます。何点をつけたかということは重要ではありません。

昔の試合のビデオなんかを見ますと、キス&クライの場面で点数の結果がズラッと表示されますが、その後にジャッジごとのその時点での順位が表示されることが多いです。

これは前述の「何位をつけたかというのが重要」という価値観に基づくものだと思われます。

 

因みに、「○○ベスト」に存在意義を持たせるとすると、

全大会のジャッジメンバーを固定(及び、上述のランダム選出も無し)

するしかないと考えます。

 

これならば、絶対基準…とは言いませんが、

価値観は一定と言っても差し支えありませんので、

「○○ベスト」という言葉にも意味は出てくるでしょう。

 

…まあ、無理でしょうけど…。

 

 


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[2009/02/27 19:52] | ルール関連 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
勘違い

 

いままでちょっと勘違いをしていました。

 

例えば3Fを1つのプログラム中で2回跳ぶ場合、

片方はコンビネーション(もしくはシークエンス)、

もう片方は単独で跳ばないといけない

…そう思っていたわけです。

 

ところが、昨日の2009四大陸の女子フリー、

浅田選手のプログラムでは、

2回ある3Fのどちらにもコンビネーションを入れており、

「あれ? これって2回目のやつが減点されるんじゃ…」

とか思って得点詳細を見てみたわけですよ。

 

…どちらも減点されている様子はなし。

 

あれ?

 

…と思い、フィギュアスケート資料室さんで調べてみると、

こう書いてあるわけです(引用させていただきました)。

 

==========

<繰り返し>

3回転以上のジャンプは同じ種類を3度以上跳んではならず、2度跳ぶことが許されるのも2種類までで、そのうち少なくとも1度はジャンプコンビネーションかジャンプシークエンスに含まれていなければならない。ただし、同じ跳び方でも3回転と4回転は別の種類とみなす。

==========

 

…これを読んで

 

『片方はコンビネーション(もしくはシークエンス)、もう片方は単独で跳ばないといけない』

 

とか思っていたと思うのですが、よくよく読んでみると…

 

「そのうち少なくとも1度はジャンプコンビネーションかジャンプシークエンスに含まれていなければならない」

 

…えーと…

 

「少なくとも1度は」

 

…あ。

 

 

少なくとも…ということはミニマム1回ということですよ。

 

ということは、それより多くてもOK(=2回ともコンビネーション( or シークエンス)がらみにしてもOK)ということ…ですか。

 

 

なーる。

 

 

 

ということは。

 

ルール上ダメだと思っていた「3A+3T+3T」や「4T+3T+3T」もOKということですよね?

 

…勉強になりました…。

 

 

 

 

 

 

…でもさ。

 

 

 

いままでこの勘違いで試合観戦してても別に不都合はなかったわけですよ。

 

実際、同じ3回転ジャンプを2回跳ぶ場合、片方はコンビネーション、もう片方は単独…と跳んでいるわけですよ。みんな。今回のケースを除いて。

 

…そりゃ勘違いもするよ!

 

 

 

 

…するよね?

 

==========

(2/16追記)

ごめんなさい。

よく調べてみると、今シーズンの浅田選手のプログラムでは、2回の3Fにコンビネーションをつけている大会が他に2回(フランス大会と全日本)もありましたね…。

いやいや…おはずかしい…。

 

 


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[2009/02/08 15:25] | ルール関連 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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