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2010世界選手権・雑感
シーズンの締めくくり、世界選手権が終わりましたね。
以下、また感想(私見)なんかを書いてみたいと思います。


==========


得点詳細


■男子シングル■


高橋大輔選手、やりましたね。
初の日本男子シングル世界選手権チャンピオン。
本当におめでとう。

冒頭の4回転は、4Tのコースとしてはおかしかったので、一瞬「あれ?アクセルに変更?回避?」とか思ったのですが、予想外の4F!(いや、まさか本当に挑戦するとは思っていなかったので…)
いやいや…初めて見ましたよ…。
3Fとは入り方が異なるんですね。

点数的には、PCSに関しては他の選手より格上の扱いを受けているように思いますが…。
個人的には、本来そのくらいの(他選手との)差があってもおかしくないものだったと思いますので、余り違和感はない印象です。
…ただ、こういった点数が出るようになったのは五輪での実績等が少なからず影響しているように思え、ジャッジが心の底から公正な判断をしてその点数になったとは思えない…というような印象があり、ちょっと複雑な気分です。


その他の選手の点数として気になった部分を少し書きますと…。
ブライアン・ジュベール選手のPCSが出過ぎ…という印象です。
8点台は無い…というのが正直なところでしょうか。
特に、フリーではパトリック・チャン選手とSSが同じ(8.35)…というのは、どう考えても「無い」と思います。
フリーでのジェレミー・アボット選手のSSが7.65、小塚崇彦選手のSSが7.50(なお、両者のこれらのSSは低すぎる印象です)…それに対して8.35という位置づけ…。
…ジャッジにフィギュアの経験があるのかどうかは分かりませんが、経験があるのならまずこういった位置づけにはならない(とはいえ、「経験や実力」と「スケートを見る目」は必ずしも正比例するものではないとも思うところです)と思うのですが…。



■女子シングル■


浅田真央選手も優勝しましたので、男女アベック優勝なんですよね。
これも日本フィギュア界初(の世界選手権でのアベック優勝)ですよね。
ホントに日本は強くなったと思います。
国からのバックアップ…もっと手厚くなりませんでしょうかね…。

浅田選手は五輪後でも好調をキープしていましたよね。
結果的にはショート・フリーで2回3Aのダウングレードがありましたが、本人の感覚としては満足のいく演技だったのではないかと思います。

対称的だったのはキムヨナ選手。
やはり五輪金の後のモチベーションの維持というのは難しいのではないかと思います。
…モチベーション云々というより、もしかすると韓国でメディアから引っ張りだこにあい(多分国民的英雄扱いになっているのではないかと思いますので)、それで練習が十分に出来なかった…とかいうこともあるのかも知れませんね。

点数的には…。
浅田選手とキムヨナ選手のPCS(五輪の点数も併記)が…

浅田選手
SP 30.96 (7.95 7.25 7.95 7.65 7.90)・五輪32.28
FS 62.48 (8.25 7.40 7.95 7.55 7.90)・五輪67.04

キムヨナ選手
SP 30.28 (7.95 7.45 7.30 7.70 7.45)・五輪33.80
FS 65.04 (8.35 7.75 7.95 8.15 8.45)・五輪71.76

※括弧内は SS TR PE CH IN の順

…となっています。
浅田選手はあれだけの演技をしたのに五輪より随分点数が抑えられましたね。
キムヨナ選手は、ジャンプミスが影響したのかどうか分かりませんが、同様に点数が抑えられた模様。
…抑えられたというより、五輪だけが特異点だったのでしょうか?

フリーでは、キムヨナ選手は大きなジャンプミスが2回あったのに、なんとフリーの順位だけなら浅田選手をおさえて1位…。
これはちょっと共感できない方が多いのではないでしょうか?
加えてショートでもボロボロで、それでも総合2位…。
今の採点システムだとそうなっちゃうんでしょうかね…。
演技トータルの印象と『順位』との乖離…というのは、演技トータルの印象と『点数』との乖離よりも好ましくないように思うのですが…。


その他の選手についてですが。

長洲未来選手のPCSの流れをちょっとまとめてみました。


<2009中国杯>
SP 24.80 (6.35 5.80 6.35 6.25 6.25 / SS TR PE CH IN)
FS 51.28 (6.55 6.25 6.45 6.45 6.35)
※SP1位(3Lzのアテンション以外ミス無し)・FS6位(ジャンプ減点多数)

<2009カナダ杯>
SP 24.04 (6.35 5.50 6.25 6.05 5.90)
FS 48.80 (6.75 5.75 6.15 6.35 5.50)
※SP3位(3Fでミス)・FS3位(ジャンプ減点3つ)

<2010全米選手権(参考)>
SP 29.86 (7.43 7.07 7.75 7.57 7.50)
FS 61.78 (7.86 7.43 7.79 7.82 7.71)
※SP1位(3Lzのアテンション以外ミス無し)・FS3位(ジャンプ減点多数)

<2010五輪>
SP 26.76 (6.85 6.40 6.75 6.70 6.75)
FS 60.56 (7.75 7.25 7.70 7.55 7.60)
※SP6位(3Lz+2Tで減点)・FS5位(ミス無し)

<2010世界選手権>
SP 30.20 (7.60 7.15 7.70 7.70 7.60)
FS 57.04 (7.40 6.75 7.20 7.25 7.05)
※SP1位(3Lz+3T<以外はミス無し)・FS11位(ジャンプミス多数)


…全米選手権や五輪辺りから「格」が上げられたような点数の出方ですね(そんな理由で点数が上下してはいけないと思いますが)。
個人的には長洲選手のPCSはもっと上がってもいいと思っていました(うろ覚えですが、太田由希奈さんもテレビで「バレエの基礎が入っているので、どこを切り取っても美しい」みたいな感じで好評価していましたよね)ので、PCSが高く評価されることに違和感はないのですが…。
高橋選手の場合と同じく、「本当に心の底から高く評価しているの?」「実績が出たから高く評価したんじゃないの?」とか思ってしまいますよね…。


鈴木明子選手のPCS(SP26.04・FS52.72(参考:五輪SP27.92・FS59.94))については、相変わらず低すぎる印象で…。
5点台が散見されるとか、意味が分かりません…。

…こうやって書いてみてから気づきましたが、鈴木選手のPCS、フリーでは五輪から7点以上下げられているんですね…。
そんなに五輪の演技と差がありましたでしょうか?
五輪の点数でさえまだ過小評価の印象でしたのに…。


今更ながらですが、ジャッジの出すPCSは本当によく分からないですね…。
絶対評価の建前をとっている以上、同等の演技なら同等のPCSが出てもいいはずなのですが、同じ選手の同じシーズン中の同じプログラムで同じくらいの出来であっても、そこから出てくるPCSはバラバラ…。
評価するジャッジが試合ごとに異なるので、いくらかの差が出るというのはある程度は仕方がないとは思いますが、いくら何でも6点とか7点の差が出るというようなことはないのでは?…と思うのですが…。

「(女子シングル)五輪でPCSを出し過ぎたので、今回はちょっと抑えてみました」…とか。
そんなのが実態とか、無いですよね?

また、点数の上下だけでなく、上手な部分・劣っている部分といったところが適切に(PCSの)点数に反映されていないことが多い…共感できない点数が多い…と思うところで…。
そんなに難しいものですかね?
SSなんかは、それなりにスケートの経験があれば、その良し悪しというのはそこそこ正確に分かるものだとは思うのですが…。


==========


ところで、ニュースで見たのですが…。


女子SP「3回転半」も選択肢に=日本連盟がルール変更提案へ


つまり、シニア女子ショートでは以下の3つがジャンプの必須要素となっていたわけなのですが、

①アクセル(2回転)
②ステップからの3回転ジャンプ
③ジャンプコンビネーション(3回転+3回転 or 3回転+2回転)

トリプルアクセルを跳べる浅田選手としては、①の要素としてトリプルアクセルを跳びたいところですが、今までそれはルール上認められなかった(男子では認められている)ので、①の要素としてもトリプルアクセルを跳べるようにルール改正に向けて働きかける…ということですね。

こうなると、これまでの

①ダブルアクセル
②トリプルフリップ
③トリプルアクセル+ダブルトウループ

というジャンプ構成(基礎点合計18.50)が、例えば

①トリプルアクセル
②トリプルルッツ
③トリプルフリップ+トリプルループ

というジャンプ構成(基礎点合計24.70)に変更できるようになり、基礎点だけで6.20もプラスされることになりますので、浅田選手にとっては美味しい改正ということになるのではと思います。
…とはいえ、ルッツのロングエッジの件・セカンドジャンプのトリプルループが回転不足になりがちの件なんかを考慮すると、そう簡単にはいかないものだとは思いますが…。


==========


…読み返してみると、点数のことばかり書いていますね…。

う~ん…。

 


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[2010/03/30 23:38] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(16) | page top
バンクーバー五輪の女子フリーを観て…
得点詳細



選手の皆さんの健闘は素晴らしかったです。


キムヨナ選手は彼女にとってのこれ以上は無いというくらいの出来で、金メダルに相応しいものでした。

浅田選手はミスがありましたが、トリプルアクセルを2度決めたという点では意義のある演技でした。

ロシェット選手は、肉親の不幸があって精神的に辛い時期なのに、よくあそこまでまとめたと思います。

鈴木選手にもミスがありましたが、演技には素晴らしいものがありました(私もテレビの前で思わず拍手をしたくらいです)。

安藤選手は…ミスはありませんでしたが、どこかちょっと物足りない印象でしたでしょうか?

長洲選手はミス無しの演技で、個人的には銅メダルは長洲選手じゃないかと思うくらい良い演技でした。

フラット選手もジャンプのダウングレードはありましたが、パッと見た目はミス無しと思うくらいの演技だったと思います。

レピスト選手…今回ほど良かった演技は見たことがないように思います(全然関係ないですが、藤原紀香さんに似ているように思うのは私だけでしょうか?)。


…等々、とても充実した試合内容でした。

満足のいく演技が出来た方には、素直にオメデトウと言いたいです。




でも…。


と逆接の接続詞が続く…続かざるを得ないんですよね…。




皆さんの言いたいことは分かります。


きっとこう言いたいのですよね?










本当にそんなに差があるの?










…と。


PCSについては、昨年度の世界選手権(この時もそれまでの点数の出方を覆すような点数の出方でした)に輪を掛けておかしい…といった印象でしょうか…。

ショートとフリーでPCSに大きな差があるのも気になりますし…(特にSSに関しては、プログラムが変わるだけでそれだけ伸びるということはあってはなら ないと思います。SSというのは、謂わば滑りの実力そのものを表すものだと考えていますので…。ただ、このショート →フリーでのPCSの上昇というのは、今シーズン他の選手でも目立つことがあったように思います。今回のPCSの上昇は、その傾向の一環なのかも知れませ ん)。

TESについては、キムヨナ選手のジャンプのGOEが高く評価され、それで高くなるというのもある程度理解できます(実際、質は高いと思いますので)が…過去の得点の出方の流れを幾らか逸脱した感はあります。




………。


………………。


あー。


今回の試合を賞賛したい気持ちと、主にPCSの不可解さ(キムヨナ選手だけでなく他の選手も含む)に対して色々書きたい気持ち…この2つの気持ちが衝突しあっていて、両立しない…(一方を立てると他方を凹ますことになる…という感じでしょうか)。


そんな気持ちです…。


それで、どうしようか迷ったのですが…。


今回は、点数に関してこれ以上の詳細な私見を書くのはパスさせて頂くことにしました…(書いたところで過去に書いたものと大差ないこともありますし…)。


…点数に関する記事を期待していた方には申し訳ないのですが…。


スミマセン…。






終わりに。

昨シーズンの世界選手権の感想を書いたエントリーでの一文を以下に引用したいと思います。


>以下引用<

そして、問題のPCSの出方がおかしかったこと。

おそらく、多くの方もそう感じたのではないでしょうか。


…でも…。


やっぱり選手は悪くないわけです。


彼らは一生懸命頑張っているだけなんです。


このルールでやっていかなくてはならないんです。


…なので、今回のことがあったからって、彼らを…ひいてはフィギュア競技を嫌わないであげて欲しい…変わらず応援してあげて欲しい…と思います。


ホントに…頼みますよ…ジャッジの方々…。

 


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[2010/02/27 00:28] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(47) | page top
バンクーバー五輪の女子ショートを観て…
得点詳細(ISU)

得点詳細(ISU以外)


とうとう始まってしまいました。

注目の女子シングル。

ショートの結果は、キムヨナ選手が78.50(TES44.70/PCS33.80)、浅田真央選手が73.78(TES41.50/PCS32.28)、ジョアニー・ロシェット選手が71.36(TES39.20/PCS32.16)ということで、それぞれ1位・2位・3位となりました(注:TES=技術点・PCS=演技構成点)。

浅田選手とキムヨナ選手の点差が約5点…ちょっと厳しいですね…。

1~3位はちょっと飛び抜けてしまった感がありますが、4~11位は大混戦で、どう順位がひっくり返ってもおかしくない状況となりました。

大本命は勝てないという五輪女子シングルのジンクスがあるような気がしますが…どうなりますでしょうか?


以下、また感想(私見)を書いてみます。


==========


■浅田選手とキムヨナ選手


浅田選手の演技はベストと言えるほどの演技で、点数は全日本の69.12(TES36.84/PCS32.28:この時は3Aでダウングレード)より出ていますし、PCSも全日本と全く同じなので、悪くないですよね。

個人的には、ラスト付近のストレートラインステップでこぼれた自然な笑顔がとても印象的でした。

演技での表情というよりは、大舞台で実力を発揮できたことの喜びがあふれたような印象で、感銘を受けました。


キムヨナ選手は浅田選手の直後の演技で、とてもプレッシャーのかかる場面だとは思うのですが、キムヨナ選手も実力を発揮し切れた印象の演技。

精神力の強さというのもあるのでしょうが、精神力に影響されないくらいにジャンプの技術が安定しているというように思いますね。

点数的には、今シーズンはフランス杯が76.08(TES43.80/PCS32.28)、アメリカ杯が76.28(TES44.00/PCS32.28)、ファイナルが65.64(TES33.80/PCS31.84:この時はジャンプで2ミス)…といった流れが事前にあったわけですが、それを超える78.50(TES44.70/PCS33.80)という点数…少し高めに点数が出たということでしょうか。


キムヨナ選手と浅田選手では、TESで3.20の差が出ており、ここがやはり厳しいですね。

コンビネーションジャンプの比較では、3Lz+3T(基礎点10.00) 対 3A+2T(基礎点9.50) の対決となりますが、ジャンプ後の流れの良さや着氷のクリーンさでやはりキムヨナ選手が高く評価されるように思え、結果、GOE(=質の評価)で+2.00(浅田選手の3A+2TのGOEは+0.60)がつき、基礎点の差も加えると、ここで約2点の差がつきました。

続く「ステップからの3F」に関しても、GOEの点で浅田選手はキムヨナ選手に及ばず、キムヨナ選手がGOE+1.20、浅田選手がGOE+0.20…ということで、ここで1点の差ということになります。

この二つが大きいですね…。

フリーではジャンプの回数が増え、GOEによる差も更に広がることが予想されますので…。

う~ん…厳しいですね…。

…マスコミでは「キムヨナ選手=芸術」対「浅田選手=技術」…みたいな構図で紹介している場面をよく見かけるような気がしますが…個人的にはキムヨナ選手は技術の方が強いように思います。


PCSについては…キムヨナ選手がちょっと出すぎという印象も…。


…昨年度の世界選手権あたりからでしょうか…PCSのおかしさが顕著になってきたのは…。

それまで点数を抑えていたが、良い演技には惜しみなく点数を与える傾向になった…ということも(推測ですが)あるのかも知れませんが、それだけでは説明できないことが多すぎるような気がします(というか、そもそも現在の点数が絶対評価の建前をとっている以上、傾向云々で点数の出方が変わるということはあってはならないはずですが)。

キムヨナ選手に限らず、PCSについてはどの選手もなんだかおかしな点数が出ることが多いような気がします…。


…ちなみに、順位的には、1~3位は割と妥当な印象ですね。


■鈴木明子選手のリカバリー・点数


鈴木選手はミスがあったのが残念でしたが、いつも思いますが、リカバリーをしっかりしてきますよね。

今回の場合、冒頭の3F+2Tのコンビネーションがミスにより単独の3Fになってしまったわけで、これを必須要素の一つである「ステップからの単独ジャンプ」にしてしまい、後に予定している「ステップからの単独ジャンプ」である3Loを必須要素の一つである「コンビネーションジャンプ」にして、ミスによる失点を最小限に抑えた…ということですよね。

3F+2Tのコンビネーションがミスにより単独の3Fになってしまった場合に備えて、3F+2Tの入りにステップを入れておくことにより、3Fを「ステップからの単独ジャンプ」としてしまえるところがプログラム構成の巧さですね。

そして、3Loについては、これは「ステップからの単独ジャンプ」として跳ぶ予定で、その入り方は「右足でスリーターンを連続して3Loを跳ぶ」という難しい入り方を予定していたはずだったと思うのですが、冒頭の3Fを「ステップからの単独ジャンプ」にしてしまいましたので、もはや3Loを「ステップからの単独ジャンプ」として難しい入り方から跳ぶ必要はなく、「右足でスリーターンを連続する」というステップを省いた、通常の入り方での3Loに変更し、そこにコンビネーションを加えた…という計算があったものだと思われます。

一応、3Lo+2Tの入り方に「右足でスリーターンを連続する」というものを加えると、プラス面でのGOE採点ガイドライン(国際スケート連盟コミュニケーション第1557号を参照)にある「難しい入り」に該当すると思われ、この点でGOEを狙うこともできたはずですが…。

ここは無理せず確実に3Lo+2Tを跳びにきた…ということですね。


点数的には、61.02(TES33.10/PCS27.92)ということなのですが…。

TES面では、フリップのGOEの減点が大きいのと、ストレートラインステップがレベル4をとれなかったこと、そして最後のスピンもレベル4をとれなかったこと…その辺りが残念でしたね。

個人的には、スピンは回転速度・安定性で少しいつもらしくないように感じたのですが…気のせいでしょうか?

そして問題のPCSですが…。

相変わらず極端に低すぎる印象です(もっと出るべき)。

ファイナルでの点数が57.54(TES30.06/PCS27.48:この時は3Fでミス)というもので、PCSはほぼ変わらないわけですが…。

PE(演技力)ではかろうじて7点台が出ているものの、CH(振り付け)とIN(曲の解釈)で7点に届かない…しかも、踊りに関するこれら3項目が、SS(スケーティングスキル)7.25(このSSの点数もどうかと思いますが)を全て下回る…という、踊りの上手な鈴木選手(個人的にはキムヨナ選手より上手だと思います)の点数としては訳の分からない評価のされ様…。

理解に苦しみますね。

…気のせいかも知れませんが、やや身体が堅くなっていた印象もありましたので、その点は少しマイナスといった感じもしないでもないですが、それを加味しても全然点数が出ていない印象です。


■その他の選手の印象


ロシェット選手は気迫にあふれる演技だったように思え、良かったですよね。

PCSはキムヨナ選手同様、やや出過ぎという印象…でしょうか?


安藤美姫選手も同じく、気迫のこもった演技だったように思います。

全日本選手権の時とは随分異なる印象です。

冒頭のコンビネーションは第二ジャンプでダウングレードとなりましたが、これはそんなに悪い印象ではなく、むしろ「良くやった!」と思いました。

PCSでは、一時浅田選手に肉薄した点数をもらっていたときもあったのですが、今回はきっちり差をつけられたようで…今回のPCSが妥当かどうかという点はともかく、ホントにいい加減なジャッジングだと思います。


長洲未来選手…トリプルトリプルのコンビネーションが決まらなかったのは残念でしたね(第一ジャンプで失速したので、第二ジャンプをダブルにしたのは良い判断だったと思います)。

ジャンプに関しては、長洲選手はチェック(着氷時の決めポーズのようなもの)の姿勢が綺麗ですよね。

PCSについては、長洲選手は踊りが上手であるように思え、もっと点が伸びても良いとは思うのですが…同じアメリカのレイチェル・フラット選手より少し下というのがジャッジの位置づけですね…。


アリーナ(アリョーナ?)・レオノワ選手は、同じロシアのエレーナ・ソコロワ選手を彷彿とさせる、とても笑顔が魅力的な選手ですね。

今回はその笑顔が見れて良かったです。

笑顔…と書くと「ただ笑うだけじゃん」みたいな印象を持たれるかも知れませんが、実際に演技中に自然な笑顔を出すというのはとても難しいことなんですよね(この辺りは選手のセンスによると思います)。


フラット選手も笑顔が上手ですよね。

ラストのストレートラインステップとかも良かったと思います(滑りの技術云々というよりは、「魅せ方」が上手であるように思います)。


■例のジャッジングの件(フィギュアに余り詳しくない方には難しい話かも…)


詳しくはこのエントリーを見て頂きたいのですが…。

今回、トルコのテューバ・カラデミル選手(7番目の滑走。ショート後の順位は21位)のフリップがルッツと認定されるかどうかに個人的に注目していました。

結果は…やはり『フリップ』の認定でした。

当然そう認定されるべきなんです。

欧州選手権の時と全く同じプレパレーション(ジャンプの入り方)であるわけですが、やはりこのジャンプをルッツと認定した欧州選手権のジャッジングがおかしかったと思うところです。

欧州選手権でどういった事情があったのかは分かりませんが、仮にこれが額面通り「ジャッジにはフリップとルッツの区別さえつかない者がいる」ということであるのなら…拙いですよね…。

同じことがトップ選手に対してなされると確実に問題になる(というか、たまたま世間的に話題になっていないだけで、現状でも問題であることには変わりありません)はずで、この辺り、ISU等の組織は対処しているのでしょうかね…?

因みに、プログラムコンテンツシート(ジャンプを跳ぶ予定等を記した事前の申告書のようなもの)には、実況の刈屋さんが「最初にトリプルルッツからのコンビネーション」とジャンプ前に発言していたことから、今回の当該ジャンプについては『ルッツ』の予定が記載されていたことが推測されます。



…以下、関連しての余談ですが…。

エレーネ・ゲデバニシビリ選手(グルジア)の冒頭のルッツのプレパレーション。

形としては「左足でフォアアウトのスリーターン(※)をして、右足のトウをついてジャンプ」というものになります。

(※)ただ、この部分のエッジは不明確で、スリーターンかどうかははっきりしないところかも知れないなとは思います。でも、左足で左回りのターンをしているという点ではスリーターンと同じです。

「左足でフォアアウトのスリーターンをして、右足のトウをついてジャンプ」…字面だけを素直に捉えると、これは『フリップのプレパレーション』なんですよね。

でも、このジャンプは『ルッツ』と認定されています。

ならばこれはミスジャッジなのか?

…いえ、これはルッツで正しいと思います。

何故これが競技上ルッツとされるのか?

…私にもよく分からないのですが…おそらく、

・ターンが限りなくフラットエッジでなされたものであること

・ターン後のフラットエッジがルッツの通常のプレパレーション(のフラットエッジの部分)に繋がっていると考えても違和感がないこと

・ターン後のフラットエッジに乗っている時間が長く、通常のルッツのプレパレーションと感覚的に同一視し得るものであること

これらが原因かなと個人的には推測します。

 


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[2010/02/25 00:34] | 試合感想 | トラックバック(1) | コメント(16) | page top
バンクーバー五輪のアイスダンスを観て…
アイスダンス…というと、個人的には…

モニオット・ラバンシー組(フランス)
ボーン・クラーツ組(カナダ)
グリシュク・プラトフ組(ロシア)

といった(昔の)選手が結構印象に残っているように思います。

…でも、最近のアイスダンス事情はほとんど知らないんですよね…(だからといって、昔の事情に詳しいというわけでもないのですが…)。


今回、結構久しぶりに、じっくりアイスダンスを観戦してみました。

アイスダンスには疎いのですが、感じたことをまた書いてみたいと思います。


==========


全般的な印象ですが…。

滑りに関しては、シングルとはちょっと見せ方の方向性が異なるとは思うのですが、基本的に皆さん、滑りが上手ですよね。

一歩一歩をとても大切にしているようにも感じ、シングルでよく見かけるような適当なステップといったものは皆無に近いように思います。

表現・踊りに関しては、全体的に隅々にまで気配りができているように思え、シングルの平均水準より高い印象です。


その他の印象としては…。

ダンススピン…というものがありますが、昔はこれはなかったのですが、近年(といっても、もう結構経つと思いますが)導入された技術だったと思います。

…正直に言いますと、導入された当時、私はダンススピンが美しいとは思えなかったんですよね…。

でも、今回観たダンススピンは、全体的にそれと比べてずっと洗練されてきている印象で、ペアスピンの要素を取り入れながらダンス独自の味付けがなされているような印象を受けました。


==========


以上。

短ッ!


…個々の選手についても書こうと思ったのですが、それぞれの印象を言葉にするのが難しく、選手のこともロクに知らないので…。


ええと…アイスダンスについては、紹介させて頂きたいブログ様がありまして…。




長野五輪アイスダンス日本代表としても活躍された、河合彩さんのブログです。

田中衆史さんとペアを組んでおられましたよね。

大人っぽい雰囲気で華のある方だなと思いつつ(確か)、当時私も演技を拝見させて頂いておりました。

とても参考になると思いますので、皆さんも是非訪ねてみて下さいね。

 


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[2010/02/23 22:58] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top
バンクーバー五輪の男子フリーを観て…
祝!

高橋大輔選手!!

銅メダル!!!



小塚崇彦選手も良かった!


本当にオメデトウ!!


==========


前回のエントリー同様、また勝手な感想(私見)を書かせて頂きます。
同様に、選手の批判等も一部しておりますので、それを快く思われない方は読まないで頂ければと思います。


==========


得点詳細(ISU)

得点詳細(ISU以外)



感想ですが…。

今回ほど結果に複雑な気持ちを抱いたことはないかも知れません。


■エフゲニー・プルシェンコ選手

まずとにかく心配したのが、プルシェンコ選手が金メダルを取ってしまうこと。

彼と彼のファンの方には本当に申し訳ないのですが、前回のエントリーでも書きましたように、滑りが疎かになっている…ジャンプさえ跳べればあとは適当でOK…みたいな演技で金メダルということになってしまうと、そういった演技がフィギュアの正義だと証明されてしまうような気がして…。

トリノの悪夢が再び…となるのでは…と、気が気でありませんでした…。

フィギュアスケートというのはあくまでスケート競技なのですから、「滑り」ができることが大前提としてあるべきだと思います。

また、「滑り」も歴とした技術なので、スポーツ性を重視すべきとする立場からも、「滑り」を疎かにすべきではないと思うところです。

「滑り」ができた上で、はじめてジャンプ等のエレメンツが評価に値する(SSとTESを連動させろとか、そういう意味ではありません)…個人的にはそういうものがフィギュアスケートのあり方として正しいものだと考えています。

あと、「フィギュアの未来のために4回転を跳ぶ」といったようなことを発言しているそうですが…。

勘違いも甚だしく、『「滑り」を疎かにしてフィギュアの未来はない』と言い返してやりたい…そんな気持ちです。

4回転は無くてもいいと言うつもりは全くありませんが、「滑り」ができた上で4回転ができることが大事だと思うところです。

…とはいえ、ブランク後にジャンプを決めてくる…これは本当に信じられないくらいの凄さだと思います。

精神力の強さ・身体能力の高さ…怪物級だと思います。


■エヴァン・ライサチェク選手

誰が優勝かという点では、彼を優勝としたのは妥当だと思います。

大事な場面でジャンプをきっちりミス無く跳ぶ…この強さ…素直に凄いと思います(プルシェンコ選手もジャンプを決めましたが、質の面では「ミス無し」と呼べるものではありませんでした)。

ただ…やはり踊りがそれ程上手には見えませんし、最も重視すべき「滑り」の技術もそれ程でもない(解説なんかでも「滑り」を褒める場面というのを聞きませんよね)…と個人的には思え、結局はエレメンツの成功率だけに優れる選手という印象になり、(4回転は無いものの)プルシェンコ選手と余り変わらないかも…とは思います。

そういう意味では、ライサチェク選手にも余り上には来て欲しくなかったのですが…。
でもライサチェク選手が点数を出さなければプルシェンコ選手が優勝していたわけで…。
本当に複雑な気分です…。


■高橋大輔選手

日本フィギュア男子、待望の初の五輪メダル。

個人的には日本人には「滑り」で優れる選手が(男女ともに)多いように思うのですが、それでもこれまで男子ではメダルが取れなかった…そんな中でようやく一歩…日本の男子フィギュア界にとっての一歩を、ようやく前に踏み出すことができた…これは素晴らしいことだと思います。

後に続く日本の若手選手への大きな励みになったのではないでしょうか。

…そういった状況の中、水を差すようなことを書くのは躊躇われるのですが、このブログのスタンスとして書かないわけにはいきません。

まず、4T(基礎点9.80)がダウングレードになり、結果的に点数としては1.00になってしまい(さらに4Tでは転倒がありましたので、減点が更に-1.00で、実質4Tはゼロ点)、この時点でまず金メダルは無くなったという印象でした(10点近くのマイナスですから…)。

そして3F+3T(基礎点10.45)でダウングレード(恐らく3Tでダウングレード)となり、GOEのマイナスも加わって結果的に点数が5.88…決まっていればGOEの加点もあったであろうことを考えると、ここで5点程度のマイナス。

ルッツが両方GOEでマイナスとなっているのは、恐らくアテンション(ロングエッジ)によるマイナスがあったためだと推測します。

最後のスピン…バランスを崩しましたよね…。

…等々、その他細かいミスもあったと思うのですが、4Tと3F+3T…これが決まっていれば十分優勝できていたわけで(トップとの差が約10点差ですから…)。

タラレバを言っても仕方ありませんが、「滑り」ができて踊りもできてジャンプも跳べる…そんなフィギュアの正しさの証明を、高橋選手の優勝をもってやってもらいたかった…と。

そう思えて止みません。


■小塚崇彦選手

なんと言っても、(恐らく)これまで試合で決めたことのない4Tを決めた(ただ、恐らく両足着氷によるGOE減点があったと思います)…この五輪という大舞台で決めた…ということに加え、その後の演技も崩れることなくそれなりにまとめた…というのが大きいです。

アクセルのミスや、その他の細かいミスもあったと思いますが、今後に繋がる演技だったと思います。


■織田信成選手

靴紐が切れるというアクシデントがあったわけですが…。

それは本当に防ぐことのできなかったアクシデントだったのでしょうか?

…靴紐が切れる…というのは、エッジで紐に傷をつけてしまって(あるいは靴紐を引っかける金具との摩耗による傷なんかにより)、後に力が加わったときにその部分が切れる…といったことはあり得ることだと思います(そういった傷がない状態で突然紐が切れる…ということはまず無いと個人的には思います。結構丈夫な紐ですので)。

今回の場合、どういった事情があったのか正確には分かりませんが…。

本人が「自分の責任」と言っていることから、「紐を換えて感覚が変わることを嫌った」という理由があったのだとしても、やはり防ぐことはできたのだと思います。

もし、切れる可能性を認識していながら、何の対策も無くそれを放置したのだとすると…それは、ジャンプの制限違反を繰り返すことと同等以上の、避けようと思えば避けられたはずの、犯すべきではない『ミス』だったのでは…と思います(アクシデントだったから仕方がないね…で済ませる問題ではないと思います)。

…あと、靴についてなんですが…。

靴が結構はげていて汚かったので、これは靴墨を塗るなり靴カバーをつけるなりして隠して欲しかった…。

五輪という大舞台でしたので、尚更…。


==========


以下、点数について少し。

有力選手のPCSをまとめてみると…。

  SS   TR   CH   PE   IN
①8.20 7.95 8.35 8.50 8.40 ライサチェク選手
②8.40 7.25 8.20 8.80 8.75 プルシェンコ選手
③8.55 8.15 8.40 8.50 8.65 高橋選手
④8.30 8.05 8.45 8.30 8.70 ランビエール選手
⑤8.35 7.95 8.25 8.20 8.25 チャン選手
⑥7.70 7.45 7.75 7.80 7.85 ウィアー選手
⑦8.00 7.25 7.70 7.80 7.75 織田選手
⑧7.60 7.05 7.50 7.55 7.40 小塚選手
⑨7.90 7.80 7.95 7.80 8.05 アボット選手
⑯7.80 6.75 7.55 7.40 7.55 ジュベール選手

 SS = スケーティングスキル
 TR = 要素の繋ぎ
 CH = 振り付け
 PE = 演技力
 IN = 曲の解釈

となっています(間違っていたらゴメンナサイ)。

5位以上と6位以下の間に明確な差…というか壁があるような…。

メダル候補とそれ以外…みたいな線引きじゃ…ない…ですよね…?

相変わらずプルシェンコ選手のPCSが高いのは全く意味が分かりませんし、「滑り」に定評のある小塚選手のSSが著しく低いのも意味不明。

高橋選手のPCSが高いのは当然だと思いますが、高橋選手を高く評価しておきながらプルシェンコ選手やライサチェク選手を高く評価するのは「どういうことなの?」という感じです…。

その他、幾らか違えど、ショートの時とほぼ同様の印象…みたいな感じでしょうか。

 


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[2010/02/20 00:13] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(42) | page top
バンクーバー五輪の男子シングルを観て…
うぅ…おなかの辺りがムズムズする展開だ…。


==========


以下、男子ショートを見ての感想(私見)を書いてみたいと思います。
かなり好き勝手なことを書いていますし、一部で選手の批判なんかもしています(ファンの方には申し訳ないです…)。
それを快く思われない方は読まないで頂ければと思います。


==========


得点詳細


TES面について。

高橋選手は、3F+3Tのコンビネーションが危なかったですよね。
解説でも言っていましたが、3Fの回転軸が空中で斜めになって(というように見えました)、着氷後に流れが出ず、続く3Tが力業で持って行った形になると思います。
そして3Tがスローで見ても回転不足ととられても不思議でないような着氷でしたので、悪いと点数が80点台前半とかかも…と、得点表示までの間やきもきしていたのですが…。
まさかの90点台!
思わず声を上げてしまいましたよ。

小塚選手…アクセル以外は本当によかった…素晴らしい演技だったのですが…。
フリー最終グループに入って欲しかったですね…。

織田選手…相変わらずの膝の柔らかさを活かしたジャンプの安定感。
2回転と見間違うような3回転ジャンプの余裕さ…これは織田選手ならではだと思います。
回転が始まるのがやや早いことと、回転スピードが速いこと…これらが功を奏してのことかな…と考えたりします。

ジュベール選手…ジャンプミスが2つ。
もしかして…プレッシャーに弱いのでしょうか?
大事な場面でジャンプミスが目立つ…ような気も?

プルシェンコ選手。
スタミナ面でブランクの影響はあるのかもとは思いますが、ブランクが嘘のようにジャンプをきっちり決めてくるのは、本当に凄いと思います。
この精神力の強さ・身体能力の高さは、フィギュア史上ナンバーワンではないでしょうか?
宇宙人と称されるのも伊達ではなく、個人的にはスーパーマンと称してもいいくらいだと思います。

そんなプルシェンコ選手ですが…。
過去のエントリーのコメント欄でも書きましたが、確かにジャンプの確率は凄いと思いますし、スピンもシットスピンなんかは回転スピードも速く、TES上の得点の取りこぼしがないようにきっちりポイントを押さえてくるような強かさも伺えるようであり、また身体能力の高さも伺える…と、そういった点では勝てる要素の強い選手だとは思います。
でも…「それだけ」なんですよね…。
それ以外の大部分(PCS面を含む)で、個人的にスケーターとして共感できない…というのが正直なところです。



PCS面について。

これまでのジャッジングの傾向がそのまま出た…というのが感想でしょうか。

ライサチェク選手のPCSが高橋選手とほぼ同等というのは「ない」ですし、小塚選手のSS(スケーティングスキル)が7.60というのも「ない」ですね(踊りに関しても過小評価の印象です)…個人的には。

プルシェンコ選手のPCSもちょっと…。
SS8.20もどうかと思います(スケートの一歩に伸びがありませんし、腰の入りも浅く、エッジも浅い…という印象です)が、PE(演技力)が8.65…全選手の中で最高点というのは…。
演技力…といったって…ほとんど踊っていませんよね?
なんでそれでPE8.65なんて出るんでしょう??
5コンポーネンツは、良くておおよそ7点台前半~中盤(場合によっては6点台)程度が妥当だと思うところです。
あと…なんだか滑って移動する距離の絶対量が少なくないでしょうか?
ジャンプ前に必要最小限に加速し、後はエレメンツを数珠つなぎにしているだけ…みたいな…。
TR(要素の繋ぎ)が6.80と低いのも頷けます(もっと低くても良いくらいです)。
旧採点時代から芸術点が低くなる選手によく抱く印象として「ただ走って跳んでいるだけの印象が強い」というのありましたが、それと同等かより印象が好ましくない「ただ跳んで(スピンで)回っているだけの印象が強い」という感想です。
それから…PCSとは関係ないかも知れませんが、最後のフィニッシュポーズがガッツポーズというのは…。
「最後まできちんと演技しろ」「ガッツポーズはフィニッシュポーズ後にしろ」…と、思うのですが(コーチによっては凄く怒られる部分なのではと思います)。
…このままプルシェンコ選手が金をとってしまうと、「これがフィギュアスケートの正義だ」と証明されてしまうような気がして…個人的にはそれだけは止めて欲しいと切に願うところです…。

アボット選手とジュベール選手のSSが共に7.90で同じ…これも共感できないですね…。
ジュベール選手はもっと低くすべきだと思いますし(力に依存した滑りの典型で、滑りの巧さというのが余り感じられません。バック時にトウで氷を引っ掻くことも多いですし。滑りに定評がある小塚選手より高いというのもおかしいと思います)、アボット選手は演技後半でやや滑りに精彩を欠いたことからこのくらいでも妥当かなとも思うのですが、少なくともジュベール選手やライサチェク選手よりはSSが高くなるようにすべきだと思います。

パトリックチャン選手のSSが高橋選手と同じ8.30というのは割と妥当な印象です。

ランビエール選手のSS8.50で全選手の中で最高点…これはどうかと思います。
SSで高橋選手や小塚選手を超えるという印象はありません。
SSと共に、踊りに関しても全選手中最高の評価を受けていますが…。
確かに演技には彼独特の世界観があり、それが評価されるというのも分かりますが…それでも踊りの上手な高橋選手を超える程かというと…そうでもないという印象です。
スピンが派手なので、その印象でPCSを引き上げたのかな…と勝手なことを考えたりしますが…。

 


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[2010/02/18 01:11] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(17) | page top
バンクーバー五輪のペアを観て…
結果詳細


今回は珍しくペアについて書いてみようと思います。
ペアについては完全に門外漢なので、的外れなところもあるかも知れませんが、その辺りはご容赦下さい…。


1位の申雪・趙宏博ペア。
とうとう金メダルとっちゃいましたね。
中国ペア競技のレベルの高さを世に知らしめた、中国ペアの第一人者…といった感のあるペアであるように思います。
昔に初めて見たときは、スローイングジャンプの高さにも驚いたのですが、一番驚いたのはやはりツイストリフトでしたね。
高さと共に、なんといっても「回転軸が横に倒れている」というのが当時としてはとても斬新で、見る度に感嘆していたのを覚えています。
スポーツ性の高さ…そういった言葉が印象に残るペアですよね(ただ、スケーティングの質的には中国勢はやや劣るという印象です)。

結果的にはフリーでは2位でしたが、ショートの貯金が活きて総合トップということになりました。
個人的には総合でも2位の中国ペア(ホウセイ・トウケンのペア。こちらのペアも中国勢らしく、スポーティーな印象です)に及ばないかなという印象はあったのですが…。

他には…。
演技の世界観が魅力的だったドイツのサブチェンコ・ゾルコビーペア。
滑りの上手さが印象に残ったカナダのデュベ・デービソンペア。
そういった選手が印象に残りましたでしょうか。

そして、川口・スミルノフペア。
特に川口選手については、個人的には独特な美しさがあるように思え、その点がこのペアの魅力となっているように思えます。
今回はジャンプのミスが目立ってメダルには手が届きませんでしたが、できれば次の五輪も目指して欲しいですね。
彼らが活躍すれば、日本からもペアをやってみたいという選手がもっと出てくるかも知れませんしね。
…ただ、日本のリンク環境はペアをやるには絶望的に悪いように思え、その点は気がかりですが…。


ペア…といえば、全体的に皆さん、スケートが綺麗なんですよね。
癖が少なく、綺麗に見せる…上手に見せるポイントをしっかり押さえているように思えます。
シングルを観て「スケーティングの良さはどこを見ればいいのか分からない」という方がよくいると思うのですが、そういう方はペア競技を沢山観てみるといいのかもしれません。
シングルとペアでは、スケートの見せ方・重視すべき点なんかはちょっと異なるところもあるとは思うのですが、とても参考になるのではと思います。




ところで、全く今回の五輪と関係ありませんが…。

日本のペア選手の高橋成美選手。

NHK杯のときでしたでしょうか。


演技時の印象とインタビュー時のフランクさのギャップにもうノックダウン!
ΣΣ(゚д゚lll)ズガーン!!


いいキャラですよね~。

一発でファンになっちゃいましたよ。

 


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[2010/02/16 21:28] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(5) | page top
2010四大陸選手権・雑感
得点詳細


今更という感じもしないではないですが。

印象に残った点、気になった点なんかを書き残したいと思います。


■浅田真央選手

ショート

フリー

全体的に気迫の感じられる演技だったように思え、五輪に期待が持てますよね。

3Aはショートでダウングレードとなりましたが、フリーでは二度とも認定され、精度を上げてきた印象。

ただ、浅田選手の3Aは、推進力を大きく犠牲にして上への力に換えるためか、着氷後の流れが余り無く、そこから続くコンビネーションが回転不足になりがちかも? …GOEもそれ程貰えないかも?(GOEのプラス評価のガイドラインでも、高さと距離、両方が良くないとプラスが貰えない…と今期から変更されましたよね) …なんてことをちょっと思ったりもします。

ステップのレベルについては、フリーでストレートラインがレベル2となりましたが、試合によってこの辺りの判定にはばらつきがある印象。

以前のエントリーで「フリップがルッツっぽく見えるかも?」との話題があったフリップのプレパレーションについては、ジャンプ直前のモホーク後の左バックインが左バックアウトにチェンジしてしまう癖を一生懸命我慢しているような印象。

昨シーズンのジャンプ構成でも目立ったのですが、今回フリーではコンビネーションが2回しか入っておらず(1回分抜けている)、何故こんなことをするのかよく分からず、仮にこれが不注意等のミスによりそうなってしまったのであれば、個人的には3Aの成否よりもっと反省しなければならない点だと思うところです。

PCSは抑えられぎみで、キムヨナ選手を視野に入れると厳しいかなという印象。
五輪で両者のショートのPCSがまずどうなるか…注目ですね。

あと、ショートでは「Time violation(時間オーバー)」ということで、減点されていますよね。
確かロシア杯でも同様に減点されていましたよね。
…ロシア杯後に曲を編集して短くしたりとか、しなかったんですかね?
今でしたら、曲の一部をカットしたりすることなく、曲の音程はそのままに、曲全体のテンポを僅かに上げて、曲の尺を2~3秒縮める…とか、パソコンで簡単に編集できると思うのですが…。
…上で書きました「コンビネーションが1回抜けている」こともそうですが、こういったスケートの技術面以外での不手際が浅田選手には目立つような気がします。
周りのスタッフは何をやっているのでしょうか…?


■鈴木明子選手

ショート

フリー

PCSが相変わらず低すぎる印象(もっと出るべき)。
何回も書いていますが、少なくとも踊りについては明らかに上手なので、その部分で点数が出ないというのはどうかと思うところです。
…5点台とか出しているジャッジがいますよね。
ショートでストレートラインがレベル4のGOEが+2…なんて出す選手にPCSで5点台…。
PCSがTESに引っ張られて上下する傾向をよしとするつもりは全くありませんが、その傾向に則ったとしてもおかしいと思うところでしょうか。

…そう、ショートのストレートラインはレベル4でGOEが+2だったんですよね。
パッと見た目でも色々手が加えられたのは明らかで、それが功を奏したといった印象。

スピン・スパイラルはショート・フリーで全てレベル4で評価が高いですよね。
スピンについては鈴木選手の特徴として、「右足でのキャメルでのチェンジエッジ時(右フォアイン時)の姿勢」「左足のレイバックのチェンジエッジ時(左フォアアウト時)の姿勢」「左足のシット時の変形(フリーレッグを右サイドにずらしたような姿勢)の姿勢」といった点が個性的で完成度が高い印象で、強い武器になっているように思います。

以前マイナス点として書いた「ショートでのステップからのループのプレパレーションが長すぎて減点対象となるかも」という点については改善してきたようで、ジャンプ直前まで右足でスリーターンを連続するというものに変更してきました(これはステップからのループとしては定番のものですよね。腰が回りやすく、難しいと思いますが)。
…が、この練習がまだ完全でなかったようで、ショートでのステップからのループだけでなく、フリーでの通常のプレパレーションによるループも一つミスをしてしまう形となり、この試合では結果として裏目となってしまった印象(五輪を見据えるのでしたら、ここでのミスはかえって良かったかも知れません)。

今回一番評価したいと思ったのは次の点でしょうか。
少し解説でもありましたが、前半に3Loを単独で入れていますので、ミスした2回目の3Loは「コンビネーションかシークエンス」(以下、コンボと略します)にするつもりだったはず(※1)ですが…。
仮に、ミスによりコンボが抜けたこの後半のループが、3回転に挑戦したと認定されていると、たとえコンボが抜けたジャンプであったとしても、「3Lo(<)+SEQ」とシークエンス扱いとなり、この時点でコンボの合計回数が3回となってしまいますので、それ以降コンボを跳ぶことは出来なくなってしまいます(※2)
しかし、実際には「2回転より明らかに多く回っている」とはされず、2回転のループに挑戦したものと認定され、2回転の回転不足(2Lo<)と認定されました。
とすると、3Loは2回繰り返されなかったものとされますので、後半のループがシークエンス扱いとなることはなく、後半のループを終えた時点で、コンボの合計回数はまだ2回ということになり、もう1回コンボに挑戦できる機会が残っているということになります。
そう判断しただろうと思われる鈴木選手は、次の3Sに急遽2Aをくっつけ、3S+2A+SEQというシークエンスに予定を変更した…ということになります。
…要するに、後半のループのミスの仕方が「1回転半で身体が開いてしまった」というミスの仕方だったことを冷静に認識し、「2回目のループはシークエンス扱いになっていない。だからまだもう一回コンボを跳べる」と冷静に判断し、予定を変更して次のジャンプでシークエンスを行った…とそういった心理戦(?)があったわけです(恐らく)。
この冷静さ・判断力がグッジョブという感じでした。
単純に「ループでシークエンスを付けれなかったから、その後のサルコウでシークエンスをくっつけた」(ループがシークエンス扱いとなったかどうか…延いてはコンボの回数が上限に達したか否かという点が思考から抜けている)ということでは(恐らく)ないので、その点は評価すべきところだと思います(※3)
…短い時間では厳しいかも知れませんが、解説者(八木沼さん)にはもっとこの辺りをきちんと説明して欲しかったですね(事例は違いますが、スケートカナダで高橋選手がジャンプの制限違反を上手く回避した点について、田村くんはきっちり説明していましたよね)。

(※1)フリーでは、3回転以上のジャンプを2回繰り返す場合、少なくとも片方はコンボに含めないといけない。両方を単独で跳んでしまうと、後に跳んだものはシークエンス扱いとされ(例外あり)、基礎点が0.8倍の扱いとなる。

(※2)フリーではコンボを3回までしか跳べない。4回跳んでしまうと、4回目のコンボ全体がゼロ点になる。

(※3)ループがシークエンス扱いだったかどうかを確認せず後のサルコウをシークエンスとしたのなら、3Lo<+SEQと判定された場合はサルコウのシー クエンス全体がゼロ点となっていた。今回の場合、結果的にその危険性は無かったわけですが。


■町田樹選手

フリー

ショートは見ていないのですが、フリーはノーミスだったようで。
今、勢いがありますよね。

気のせい(か、他の選手との見間違い)かも知れませんが、ジュニアの頃はバッククロス時の上半身の姿勢に癖があったように思うのですが、それが無くなっているように思います。

フリップ・ルッツは、跳び方が田村岳斗選手に似ているなと思ったのは私だけでしょうか?

演技は、部分的にどことなく高橋大輔選手を彷彿とさせる気がするのですが、これも私だけでしょうか?


■デニス・テン選手

ショート

若い選手ですが、中国杯で初めて見てから注目している選手です。
踊りの上手さが光る選手ですよね。
まだ幾らか荒っぽさや幼さの印象はありますが、全体的には良くまとまった選手だと思います。

 


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[2010/02/04 20:24] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(11) | page top
2009全日本選手権・雑感
(後日追記)このエントリーをアップした頃辺りから、中野選手の巻き足について検索してやって来られる方が、ビックリするくらい沢山! 普段の100倍くらいあるんじゃなかろうかという勢いです。やはり気にしておられる方が多いということでしょうか? 目立つ割には解説もそれを指摘しなくなりましたし、また、今回190点台も点数が出たこともあるため…でしょうか?


=====(以下本文)=====


全日本・結果詳細


いや~今回の全日本、熱かったですね~。

特に女子、中野友加里選手・鈴木明子選手の争いは熱かった!

個人的には鈴木選手に五輪に行ってもらいたかったので、私も熱くなってしまいました。

あと、ジュニアから上がってきた選手の活躍も今回目立ちました。

ジュニア上がりの選手の例に漏れず、ジャンプのプレパレーション等に癖のある選手が多いですが、光る部分も多く、今後の活躍を期待させますよね。


選手の皆さんはお疲れ様でした。

五輪代表に選ばれた方はオメデトウ!


…以下、また感想(私見)を書いてみたいと思います。



<<女子シングル>>


中野選手はPCSが出過ぎ(分かり易い部分では、例えばフリーなんかでは曲の序盤のアクセント音と振り付けのタイミングが合っていなかったりもしたのにInterpretation(曲の解釈)の項目で8.10…というのはどうかと思います)という印象もありますが、力をまずまず出し切った印象の演技。

鈴木選手はようやく(フリーでは)PCSで8点台が見えてきて、適正な評価に近づいてきた印象。フリーで好結果の中野選手を追うプレッシャーがかかる中での素晴らしい演技。本当に良かったと思います。今回の女子の演技の中では一番心を動かされました。
マイナス点としては、スパイラルやステップでのレベルの取りこぼしがあったりする点は今後の課題といったところでしょうか。あと、ショートでは「ステップからのジャンプ」として3Loを跳んでいますが、プレパレーションが長くなっており、ここは減点されても文句が言えないところで、改善の余地有りという感じです。

浅田選手はそんな一方、自分との戦いという印象。3Aは結果的に3度の挑戦で1度成功ということになりました。ショート・フリーを通じて1度だけの成功で終わってしまいました。が、全体的には調子はシーズン序盤と比べて右肩上がりという印象で、五輪への意気込みを感じさせます。…ええと、どうなんでしょう? 今後コンビネーションでセカンドジャンプにトリプルを入れる予定とか、あるんでしょうかね? キムヨナ選手を視野に入れると、やはりそれは避けにくい部分だと思うのですが…。

安藤選手は…無難にまとめた印象はあるものの、どこか気迫が足りず、物足りない印象。既に五輪内定を得たことからハングリー精神を欠いたためでしょうか? あと、安藤選手と言えばセカンドジャンプの3Lo。今シーズンはまだ見ていないような気がするのですが、どうしたんでしょう?

村主選手は、スピン・スパイラル・ステップといった部分でしっかりレベルを取っていますし、そういった部分は良かったのですが…。以前にも書きましたが、ジャンプのミスを除いたとしても、どこか物足りなさを感じてしまう内容。以前のような引き込まれるような感じが無くなったというか…。これではPCSが落ちてもしょうがないと思います。ジャンプに関しては、これまで得意だったはずの高得点源、フリップ・ルッツが殆ど満足に跳べない状態で、得点が稼げず、完全に五輪代表争いの蚊帳の外という感じに…。そういった状態がメンタルに影響を与え、演技に物足りなさとして現れた…のでしょうか…?


…あ、ところで中野選手のフリー、最初のルッツとフリップ、どちらもアテンションが付いていますよね。
昨シーズンまではこういった現象は無かったような気がする(通常どちらかにしか付かなかったと思う)のですが…。
確かフィンランディア杯で村主選手がフリップで「!」、ルッツで「e」が付いたという話を聞きましたが、今シーズンからはこのアテンションの認定基準に変化があったのかもしれないですね。
「アテンション」=「ロングエッジの軽い版」…という認識では通用しなくなったのかも知れません(村主選手がフリップをアウトサイドで跳ぶ…というのは考えられませんので)。



<<男子シングル>>


■高橋大輔選手

ショートでは点数が凄く出たような気がしますが、PCSは国際大会であるファイナルと全く同じ41.65点なんですよね。今回点数が出たのはTESの方みたいです。特にサーキュラーがレベル4でGOEがオール+3(一つ+2がありますが、これは除外されます)、加点が+3.00点、合計6.90というのが大きいですね。おぉぅ…まるでジャンプ並みの点数だ…。ステップでレベル4、GOEがMAX…というのは初めて見たかも知れません。これがレベル3だとGOEがMAXでも加点が+1.50点止まりですので、大きな違いだと思います。

一方のフリーでは、レベルは3であるものの、ストレートライン・サーキュラー、共にGOEがMAX…と、ステップでの点数は大盤振る舞いですね。…でも、本来なら他の大会でもそれ位出てもおかしくないくらい(他の選手との比較で)上手だと思いますので、この点は不当に高い評価とは思いません。ジャンプについては、フリーでは解説での指摘がありましたように、最後のルッツがシークエンス扱い(基礎点が0.8倍扱いになる)になってしまいました(とっさにコンビネーションを付けるべきだった)ので、この点は反省点だと思います。…そうそう、ルッツと言えば、珍しくルッツでアテンションが付きましたよね。ショート後のルッツのスロー再生で、ややインサイドに倒れているようにも見えましたので、もしかしたら場合によってはアテンションが付いてもおかしくないかも…とは思っていたのですが…。

あと、フリーでは3F+3Tがありましたが、私、第一ジャンプの着氷の瞬間、「あ、これはミスったかも…。コンビネーションつけれたとしても2Tが精一杯かな…」と思ったのですが、今までに見せたことの無いような驚異の粘り腰で3Tに繋げることができました。この部分、私、とても驚いたんですね。…今シーズン序盤以降の試合で、アクセルの着氷なんかでその片鱗をかすかに感じていた”着氷時の腰の粘り(高橋選手は従来までこの点で弱かったように思います)の改善”…それが今回3F+3Tで真に発揮されたように思いました。療養中の柔軟性アップが活きたのかも知れないですね。


■織田信成選手

膝の柔らかさを活かしたジャンプの安定性は驚異的ですよね。今回、例えばフリーを見ていて思ったのですが、実はジャンプ、結構細かいところでミスってる(※)と思うんですよね。しかし、ランディング時に持ち前の膝の柔らかさと腰の粘り、これでもってミスがあっても結果的にクリーンなランディングに見せてしまえる…と思え、この部分が織田選手ならではの強い武器だなと思いました。

(※)例えば、ランディング(のチェック姿勢)時、不自然なほど腰が深く沈んでしまっている場合がありますよね。こういった場合なんかは、ミス(空中姿勢の乱れ、着氷の僅かな乱れ、等)を腰の粘りで吸収していると…なのでそこまで腰が深く入るのだと…個人的には思うところです。

…ただ、個人的には織田選手のこの腰の粘り…というか「腰の入り方」、人によっては、あまり美しくは見えない…理想的な腰の入り方には見えない…という方もいるかもしれないな~と思うところではあります。


■小塚崇彦選手

解説なんかでも散々指摘しているように、スケーティングはとても上手なんです。スケーターから見て、そう思えてしまうんです。なのにスケーティングスキルの点が出ない…。どうしてでしょうかね…? 踊りに関してはやや地味な印象はありますが、素直で、癖のない、共感のできる踊りに思えますし、明らかな隙もなく、見ていて飽きの来ない、噛めば噛むほど味の出る風味…といった印象で、よくある『派手だが変な癖のある踊り(その曲専用の振り付けのない部分でそういった癖が露見することが多いです)』なんかと比べて、個人的には余程良いと思うのですが(トッドエルドリッジ選手に近い印象でしょうか)。この点でも余り点が出ないのはどうなのかな…と思うところです。…とはいえ、今回の全日本では割と点数が出た方かも知れません。他の国際大会でもPCSが出るか…ですよね。

…今回の演技を観て改めて思ったのですが、小塚選手は同じ技術でも右と左で同等の質(というか「同等の得意さ」あるいは「同等の感覚」?)でその技術をこなせてしまう(ように見えます)ところが凄いなーと思いました。スピンやジャンプのような特殊な訓練が必要な技術は別として、主に『滑り』の範疇に含まれる技術について左右で同じことができる…という…。「左ができるなら右も左右逆にすればいいだけだから簡単でしょ?」と一見思われるかも知れませんが、これが中々”言うは易し行うは難し”というやつでして…。左は得意だけど右は…と、どうしても感覚的な部分の差異により得手不得手というのが出てくるもので、私もこの部分で感覚の違いを克服しきれなかったのを覚えています。同程度の難度の技術なら、左右で同じことが出来る様にならないといけない(ジャンプ・スピンは別)…と以前コメント欄のどこかで書いたような気がしますが、小塚選手はそれが実現できている選手であるように思います。

 


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[2009/12/28 00:44] | 試合感想 | トラックバック(1) | コメント(46) | page top
2009ファイナル・雑感
ファイナル・得点詳細


今回の試合、ショート終了時点までは中々「熱い」(特に男子)展開だったのですが…。

フリーでちょっと腰砕けになっちゃいましたね…。


…以下、また適当な感想を適当に書いてみます。

一部、批判的なことも書いていますが、私見に過ぎませんので、余り気にしないで下さいね。


● 高橋大輔選手…ショートは素晴らしかったのですが、フリーがボロボロすぎて残念でした。ジャンプのミスはもとより、スピンのミスが目立ったのと、特にルッツのプレパレーションで踵を引っかけるという信じられないミスが印象的でした。演技に入る直前のアップの映像で、高橋選手の左手の親指が震えている(よう に見えた)のが見え、「もしかして緊張感が悪い方向に…」とちょっと悪い予感はしていたのですが…。でもこの状態でもPCSのスケーティングスキルが 8.45というのは五輪に向けていい傾向だと思います。…あと、フリーのストレートラインがレベル3取れないのはどういうことじゃらほい?(全くの推測ですが、リンクの端まで行ってしまった後にまだステップを踏んでいる(その部分がストレートラインから除外される?→レベルの要件を満たせなくなる?)のが拙いんでしょうかね?)

● エヴァン・ライサチェク選手…PCS出過ぎじゃないでしょうか? スケーティングスキルにせよ踊りの上手さにせよ、高橋選手と肩を並べるPCSを出してい ますが、そのレベルにあるとは到底思えないのですが…。同じアメリカ人ということなら、ライサチェク選手よりジェレミー・アボット選手の方がスケーティングは明らかに 上手だと思うところで、しかしながらスケーティングスキルの点差は相当ある(フリーだとアボット選手よりライサチェク選手の方が0.65も高い)という…。

● ただライサチェク選手、これまでより良くなってきたのが「ジャンプのランディングに際しての左脚の処理の仕方(閉めた左脚のほどき方)」なんですよね。こ れまではこの部分にとても強い癖があり、物理的な流れとして自然とはとても言えず、かつ美しいとも思えない…ということで、彼を(個人的に)好きになれ ない原因の一つとして認識していました。…が、この点が(完全ではありませんが)随分改善されてきたんですよね。大人になってジャンプの技術が固まった段 階でジャンプの癖を直すというのは難しいことだと思うのですが、よく改善してきたなと思います。

●キムヨナ選手…PCSが適正値に戻ってきたような気が。

● アリーナ・レオノワ選手…フリーでは持ち前の笑顔が出ず、ちょっと気の毒でした。…全然関係ないですが、ルックスからかスルツカヤ選手を彷彿とさせる彼女 ですが、個人的にはセンス的にエレーナ・ソコロワ選手と似通っているように思います。ショーナンバーのような明るい曲に乗って笑顔を振りまきながら演技を する…そんな演技が出来る…といった様がエレーナ・ソコロワ選手にそっくりなような気がします。

●安藤美姫選手…PCSが出過ぎなような…。順位については「フリーで守りに入ったのが裏目に出た」というのが第一印象でした。

● 鈴木明子選手…PCSがかなり低すぎるような気がします。特に踊りの上手さは飛び抜けていると思うのですが…(好みが問題とならないほど明らかに上手だと 思います)。…ただ、PCSのジャッジごとの内訳を見てみますと、例えばフリーで8点台がいると思えば5点台もいる…と結構票が割れているんですよね。今 後点数を高くつけるジャッジが多く出てくる可能性はあるかもしれないですね。…要素の構成としては2A+3Tやルッツを回避(ルッツは一度入れています が)しているので余りパッとしませんが、今回(のフリー)はノーミスで、とてもよかったです。…あ、そういえば、鈴木選手の(セカンドジャンプの)2T…やや「ま たぎトウループ」ぎみですよね…。2Tを絡めたコンビネーションでGOEの加点が出にくいのはこのためかも…。

 


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[2009/12/07 20:03] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(13) | page top
「知らぬ間のジャッジ匿名性強化?」&「2009中国杯・雑感」
読者の方に教えて頂いて初めて知ったのですが、採点結果の表示方式に一部変化があったようです。

どう変化があったのかというと、詳しくは以下のリンク先を参照して頂きたいのですが…。

Figureskate Score Simulator さん
ジャッジスコアの新仕様~高まったジャッジの匿名性~


…つまり、これまでは一つの縦列が一人のジャッジに対応していて、そのジャッジの配列順が各選手のスコアで共通だったことから、ある特定のジャッジが各選手にどういった採点をしたかというのが明らかだったのですが、これが各選手のスコアごとにジャッジの配列順が異なることとなり、ある特定のジャッジが各選手にどういった採点をしたのかが分からなくなってしまった…という可能性があるということですね。

具体的には、例えば、ある選手のスコアについて、縦列の左から右にかけて1番ジャッジ・2番ジャッジ~9番ジャッジと並んでいたとすると、別の選手のスコアでは、左から5番ジャッジ・2番ジャッジ・8番ジャッジ…とジャッジの順番が選手ごとに異なって表示されるようになったのではないか…ということです。

(意味がよく分からない方は、このエントリーや左のリンク集にあります「フィギュアスケート資料室」さんで勉強してみて下さい)

本当にそうなのか確認する気力は私にはありませんし(記事の内容を疑うとか、そういう意味ではありません)、また、「ジャッジの配列順は以前と変わらず各選手で共通だが、各選手でランダムにカットされるジャッジが異なるようになっただけ」という可能性もあるように思え、何が正しいのか私にもよく分かりませんが、仮に「選手ごとのジャッジの配列順が変わった」という考えが正しいものとして話を進めますと…。

まさに「高まったジャッジの匿名性」ですよね。

…これは本当に…何の意味があるんでしょうか…?

以前、別のエントリーで以下のようなことを書きましたが…

匿名性により点数の出所が分からなくなり、それによりジャッジに責任追及できなくなり、責任追及されないものだからいい加減なジャッジング(不正を含む)をしてしまう…という可能性の方がデメリットとして大きいような気がするのですが…。

…この傾向が増すだけじゃないでしょうか…?

>荒川:ソルトレイク五輪で判定に対する疑惑が浮上して、国同士での採点の裏取引を防止するためにジャッジの匿名化が行われました。でも、不可解な点数を出せば、そのジャッジが責められるのはプロである以上、当たり前。点数の出所をあやふやにしたら、ジャッジ能力は全く問われなくなってしまいます。選手よりもジャッジを守るためのルール改正と思わざるを得ませんね。

…と荒川さんも仰っていましたが、本当に誰のためのルール改正なんだか…。


………。

…そういえば、この変更ってオフィシャルの通知はあったんでしょうか?


==========


中国杯・得点詳細


男女アベック優勝ですよ!

…国からのバックアップでリンク環境が良くなるとか…なりませんかね…。

他の国とかだったら十分ありそうなくらい、今の日本は強いと思うのですが…。





以下、また私見を適当に書いてみます。


<男子シングル>


中国杯ということもあってか、アジア系(?)の選手が目立ちましたね。

部分的に光るものを持つ選手もおり、将来的に有力となる選手もいるかも知れないですね。

中国男子…というと、過去に4回転全盛時代においてカクセイシン選手・リセイコウ選手(漢字が分からない…)をはじめ、各選手のジャンプに圧倒された記憶がありますが、今はそういった部分は影を潜めてしまった印象です。

指導方法が変わってしまったのでしょうか?


その他は…フランス杯で印象を述べた選手を除きますと…。


■セルゲイ・ボロノフ選手

バッククロスのバックアウトで押すときに肩を入れて押している…肩が下がるのが気になりました(例えば、時計回りのバッククロス時でしたら、左バックアウトで押す際に左肩が下がる)。

もうちょっと上半身を起こして姿勢に気を配れば印象も変わるとは思うのですが、現状では美しいと表現するのは躊躇われるように思います。

バッククロスはスケーターの命ですので、この部分はこだわって欲しいと思います。

あと、ジャンプのプレパレーション時において肘が曲がっているのが美しくないと思いました。

強くなる予感をさせる選手なのですが、細かいところで勿体無いなと思います。


■エヴァン・ライサチェク選手

色々言いたいことはあるのですが…その中の一つを…。

今回が特別にそうというわけではないのですが、アクセルの踏み切りが危なっかしくないでしょうか?

…どう危なっかしいのか…というのは実際にアクセルを練習した方でないと分かりにくいと思うのですが…。

どう表現すればいいでしょうかね…。

………。

左フォアアウトにしっかり乗れておらず(乗りの軸が外側にずれている印象です)、踏み切り時にエッジが若干スライド(横滑り)し、また、本来あるべき「ジャンプしてから回転を始めるという意識」というよりは「ジャンプする前から回転に勢いを付けたまま跳び上がろうという意識」という感じであり…。

「ジャンプする前から回転に勢いを付けたまま跳び上がろうという意識」(←これは通常NGとされます)だからこそ、踏み切り時にエッジが若干スライドしても跳べてしまう…ような気がします。

…感覚的な表現ですので、全然分からないですよね…。

それはともかく、アクセルの踏み切り時にエッジがスライドするのは、凄く怖いんですよね…。


■サミュエル・コンテスティ選手

膝が柔らかい選手ですよね。

ジャンプの高さに良い影響を与えているように思えます。

あと表現ですが、踊りの洗練性というよりはユニーク性で勝負している感じであり、それが彼の個性とマッチして良い味を出しているように思います。

昨シーズンの世界選手権の時にも書きましたが、かのフィリップ・キャンデロロ選手を彷彿とさせる感じがしますよね。

他の選手と比べて異彩を放つ選手ですが、個人的には注目している選手の一人です。





<女子シングル>


■鈴木明子選手


浅田選手達のように目立ちはしないのかも知れませんが、個人的には注目している選手です。

とても踊りが上手な選手だと思います。

指先にまで神経が行き届いているような踊りで、そういった点では太田由希奈選手に通じる部分があり、スケーターとしてとても共感できます。

TVでよく見かける現役女子シングル選手の中では、最も踊りが上手じゃないかと個人的に思うほどです。

楽しそうに滑る…というのは言葉以上に難しく、技術はもとよりセンスも問われるところだと思うのですが、鈴木選手はそういった「楽しそうに滑っている」というのが観ている方にも伝わるような滑りが出来るのが美点だと思います。

…でも、その割にはPCSが低いのが疑問です…。


技術面では…。

ジャンプではやや安定感に欠ける(成功率…という意味ではなく、技術の質的安定性)ところはありますが、成功率が中々高く、他の選手が疎かにしがちなチェック姿勢(=着氷時の決めポーズのようなもの)もきちんとしており、特定のジャンプが苦手といった技術的偏重もあまり感じず、今回は跳びませんでしたが2A+3Tという大技もある…と、ジャンプ面での強さもあります。

ルッツにはアテンションが付いているようですが、個人的には「いかにもなルッツのロングエッジ」という感は薄く、改善の余裕がありそうなルッツであり、それをしなくとも大会によっては見逃して貰える程度のものだと思うところです。

スピン…今大会ではショート・フリーで全てレベル4というのも凄いですよね。

ステップでもしっかりレベル3を取っていますし、点の取りこぼしのなさという点でも良かったと思います。

スケーティングも中々いい感じだと思います。

…今回五輪出場枠が確か3枠あったと思うのですが…個人的には一人は鈴木選手に来てもらいたいですね。



■村主章枝選手


バッククロスでの一歩一歩の伸びなんかはやはり優れていると思え、その点ではスケーティング技術は他のトップ選手に見劣りしないと思えます。

上の方や、以前のエントリーにも書きましたが、バッククロスというのはスケーターにとっての命と言っても過言ではない重要な技術で、ここがしっかり出来ている選手は尊敬される…そんな技術です。

…ですので、村主選手は個人的に好きな選手なのですが…。

何故かよく分かりませんが…少し物足りない印象を受けました。

…ジャンプを失敗した…という点もあるとは思うのですが、それとはまた別の物足りなさを感じるような気がします。

なんでだろう…?


技術的に印象に残った点はといいますと…。

ショートでは、まず3F+2Tを跳び、次いでステップからの3Lzを持ってくる…という構成になっていましたが、この構成、今までの村主選手の構成では見られなかったものですよね(多分)。

これまでなら最初に3Lz+2Tを跳び、ステップからの3Fを跳ぶ…となっていたと思うのですが、これを変更してきた形になると思います。

3F+2Tはさておき、注目すべきは「ステップからの3Lz」です。

私の記憶では、村主選手がステップからのルッツを跳ぶ場面というのを、これまで見たことがないように思います。

新しいことにチャレンジしようという気持ちの表れなのかも知れませんね。

「ステップからの3Lz」のステップ部の内容としては、「左フォアインからのモホーク」→「右バックイン」→「チェンジして右バックアウト」→「右バックアウトの前に左バックアウト(※)をクロスするように置く」…という感じになっており、ステップからのルッツの定番「右バックアウト→左バックアウト」のパターンとなっていますね。

(※)記したように、左バックアウトを置くのが正しいのですが、村主選手の場合、フラットエッジになっています。通常のジャンプ時のプレパレーション(フラットエッジを使う)と感覚を一致させるためにフラットにしているのだと思いますが…理想は左バックアウトを直接置いて、そこから間を置かずにジャンプすべきだと思います。

ただ、村主選手の場合、この最後の左足に乗っている時間が長すぎる…この点が拙いと思います。

「ステップからのジャンプ」というショートでの要素をやっているわけですから、通常のジャンプのプレパレーションと同等の時間だけ最後の左足に乗っていては、それは最早ステップからのジャンプでは無く、通常のジャンプと変わり無いわけで、ここは減点されて然るべきだと思うところです(上の注釈でも書いたように、左バックアウトを直接置いて、そこから間を置かずに跳ぶのが理想です)。


…全然どうでもいいことですが、キスアンドクライで一緒に座っているコーチ(?)の方…イゴール・パシケビッチ選手(※)かと思ったのですが、違うんですね…。 (後日追記)スミマセン…やはりパシケビッチ選手だったようです。…よく放送を見ると、選手の名前のテロップの下の方にコーチ名として彼の名前が出ている…ということに後で気づきました。(汗 うひー

顔…似ていません?

(※)ロシア・アゼルバイジャンの選手でしたでしょうか。柔らかい膝・独特の表現が印象深かった選手で、個人的には結構好きな選手でした。確か、NHK杯でもエルビスストイコ選手に次いで2位だったこともありましたよね。

参考VTR:イゴール・パシケビッチ選手



■長洲未来選手


長洲選手も鈴木選手と同様、指先にまで神経が行き届いていると思わせるような踊りで、好感が持てます。

スピンも上手ですよね。

ジャンプは安定感を欠く部分もあり、やや癖もありますが、練習・トレーニング次第で安定してくるような印象です。

スケーティング・ステップなんかもいい感じで、このままもっと上手になっていくような感じです。

長洲選手も、もっとPCSが出てもいいと思える選手ですね。



■ベアトリサ・リャン選手


結構前から見ている選手だと思うのですが、まだ21歳なんですね。

…ベアトリサ・リャン選手はですね…一般的にはそうでもないと思うのですが、個人的には注目してしまう選手なんですよね。

何故かというと…。

…前々から思っているのですが…とても「もったいない」んですよね…。

何というのでしょうかね…?

潜在能力が凄く有りそうなんだけど、それをうまく活かせない…と、そんな印象でしょうか?

コーチとか教え方の相性が合えば、もしかしたら頂点を狙えるような…そういった予感がする選手です。

 


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[2009/11/03 19:32] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(11) | page top
2009フランス杯・雑感
フランス杯、日本人選手が男子が1位・女子が2位3位…いや~日本も凄くなりましたよね~。

フィギュア大国と名乗っても恥ずかしくないほどじゃないでしょうか。

…でも、日本のリンク事情は最悪。

一般営業時間中は本格的な練習が出来ないダンス・ペアで、有力な日本人選手が中々出てこないことからも分かりますよね。

リンク事情…他の国と同等程度になりませんかね…。


フランス杯・結果詳細





男子シングル。


織田選手、安定していましたよね。

ステップなんかでややつまずいたようなところもありましたが、ノーミスと言ってもいいほどの安定感でした。

PCSも8点台がポツポツ出てきましたので、今後も伸びていくかも知れないですね。

…でも、織田選手のショートとフリーのPCSを見比べてみると…なんか凄い差があるんですけど…。

ジャッジメンバーも同じみたいなのに…。

フリーで安定感を見せつけられたジャッジが手のひらを返したように…というのは考えすぎでしょうか?


他に印象に残った選手と言えば、ヤニックポンセロ選手でしょうか。

スケーティングに関しては、個人的には今回の男子シングル選手の中で一番好感度が高いです。

姿勢が綺麗なのがいいですよね。

ステップ等も歯切れが良く、これでジャンプに安定感・効率の良さなんかが加われば…とは思います。


あと、ブライアンジュベール選手のフリー後半の3S。

ループのプレパレーションを用いて「ループか?」と思わせておいて実はサルコウ…というのがユニークだと思いました。





女子シングル。


中野選手…勘違いなのかも知れませんが、ちょっと技術的な印象が以前と異なるように思いました。

なんというか…違和感が若干少なくなったような気がします。

身体を絞って切れが出てきたのかな…と思ったりしたのですが、どうなんでしょう?


浅田選手…フリーではやや精彩を欠いていたような気はしましたが、それ程悪い印象は受けませんでした。

今後の滑り込みでもっと良くなっていくかも知れないですね。

…技術的に印象に残った点を紹介しますと…。

浅田選手のフリップですが…一見ルッツっぽく見えませんでしたか?

地上波の放送でも、ショート後のスロー再生で、フリップ時のテロップがルッツとされていたりもしましたよね(確かにあの映像だけを見ればルッツと勘違いすることもあるとは思います)。

どうしてルッツっぽく見えるのかなと考えてみると…。

(そう見えなかった方は以下を読み飛ばして頂いても構いません。また、書いている内容も重要なことではない割にややこしいので、その意味でも読み飛ばして頂いて構わないです)


==========


まず一つ、プレパレーションがルッツっぽいのが原因かなと思いました。

ステップからのルッツとしては、「右バックアウト→左フォアイン→右バックアウト」とチョクトーの変形(このブログ独自の造語です。両足で行うターンの種類#02を参照)をして、この最後の右バックアウトの前方に左バックアウトをクロスするように置き、そこからルッツを跳ぶ…というのが定番で、私もよく使っていました(織田選手のフリー、開幕のステップからのルッツでも使われていますよね)。

浅田選手のフリップのプレパレーションの場合、昨年度は特にステップの無い前方を向いた状態を一旦作り、そこで姿勢を安定させた上でモホーク→フリップと跳んでいたと思うのですが、今シーズンではショート・フリーで共通した次のようなプレパレーションを用いており、イーグル→スリーターン…ときて、最終的に「左バックアウト→右フォアイン→左バックアウト(※)」という上のチョクトーの変形の左右逆のステップを踏み、その左バックアウトから(左バックインにチェンジして)ジャンプ…という形になっているわけなのですが、このチョクトーの変形部分が、最初に挙げたステップからのルッツのプレパレーションを連想させ、そのためにフリップがルッツっぽく見えたのかも知れません。

(※)この最後のエッジはちょっと曖昧です(フラットエッジに近い…ですが、フリップのプレパレーション時のモホーク後の左バックインはフラットに近くなることが通常で、これ自体は悪いわけではありません)。が、本人の気持ちとしては恐らく「左バックイン」なのかもとは思います(本人としてはモホークからのフリップとして「右フォアイン→左バックイン」としていると思いますので)。


もう一つ、フリップを跳ぶための最後の左足に乗ってからのトレースが(エッジ不正のある)ルッツっぽい…というのが原因かも知れません。

本来ならば、上のチョクトーの変形の最後の2ステップ、「右フォアイン→左バックアウト」という部分を「右フォアイン→左バックイン」というモホークにして、その左バックインでフリップを跳ぶというのが正しいやり方だとは思うのですが、浅田選手の場合、フリップの左バックインの前に左バックアウトに乗るような癖がついている(つまり、左バックアウト→左バックインとチェンジしてフリップを跳ぶ癖がある)ようで、このトレースが(エッジ不正のある)ルッツと似ているように思えます。

そして、このトレースが上のチョクトーの変形と相まって、フリップがルッツっぽく見えるんじゃないか…と思いました。


==========


…と書きましたが、だからといって点数が減点されるわけではないと思いますし、余り気にする必要はない部分かもと思います。





キムヨナ選手については、以前当ブログで少し話題になった話がありましたので、その関連で何か書いてみたいと思います。


以前のエントリーのコメント欄で、キムヨナ選手が3F+3Tのコンビネーションを3Lz+3Tに変更するらしいことを、読者の方に教えて頂いたことがありました。

そのときは、

「そんな変更をしても基礎点の合計では変わらないのだから意味が無いんじゃないか」

とか

「3Fより3Lzの方が得意で流れがあるというのならいいけど、この時点で3Lzの方が得意だとは思えないので、3Lz+3Tへの変更は不利になるだけじゃないか」

などと考えました。

敢えて理由を付けるなら…

旧採点時代にあった(と思われる)、コンビネーションのファーストジャンプの難度が高いほどセカンドジャンプの価値が高くなる…という価値観は現ルールでは無くなったように思える(※)が、この価値観の復権を狙って、敢えて難しいジャンプをコンビネーションにもってきた?(これでジャッジの心証に良い影響を与えて、GOEで加点でも貰えれば儲けもの…みたいな)

(※)「プラス面に対するGOE採点ガイドライン」にそれをプラス評価する項目が無いため

というものになるのかな~と考えたりもしましたが、そういった希望的観測によるGOE加点を狙うにしても、掛けるリスクに比べて見返りが希薄すぎるように思えました。

結局、合理的な変更の理由はよく分からず、実際に将来の本番を見てみなければ分からない…ということになりました。


そこへ来て、今回のフランス杯。

本当に3Lz+3Tを跳んできました。

しかもその質はこれまでの3F+3Tに劣らないように思える出来です。

これには驚きました。

上で述べたように、基礎点の合計ではコンビネーションを3Fにつけようと3Lzにつけようと変わらないはずです。

ですので、そういった点数的なメリットが無いので意味が無いように思えるのですが、実際に目にしてみると思いのほかインパクトが強く、変更しただけの価値は十分にあると感じました。

ジャッジの主観に与える影響は大きいのではないでしょうか。

希望的観測…と思っていた、上述の「価値観の復権」…案外本気なのかもと思いました。

それが本気なのだとしたら…キムヨナ選手は精神的にも技術的にもかなり余裕がある(「価値観の復権」なんてものに手を出せるほど余裕がある)…ということなのかも知れないですね…。



あとは適当な印象を幾つか…。


プログラムをきっちり滑り込んできたという印象があり、五輪シーズンへの意気込みを感じさせるようです。

それから…恐らく韓国では相当五輪の金メダルへの期待がかかっている(しかもそれが一人に集中している)と思うのですが、そのプレッシャーを感じさせないような迷いのない滑り…とでも言うのでしょうか? そういった点でなんだか凄みを感じました。

プレッシャーという点ではアルベールビル五輪時の伊藤みどり選手と同様の状況(※)のようにも思えるのですが…。

(※)伊藤みどり選手一人に金メダルのプレッシャーがかかってしまった反省から、新人発掘の野辺山合宿に力を入れ、そういったプレッシャーが一人に集中しないようにした…といった話はよく聞きます。それだけ五輪金へのプレッシャーが一人に集中するというのは辛いことなのかも知れません。


ジャッジ面で印象に残ったところは…。

ショート・フリーの両方の3Lz+3TにGOE+3がついているのですが、ジャンプで+3というのは相当珍しいですよね。

上で「ジャッジの主観に与える影響は大きいのではないでしょうか」と書きましたが、この辺りの影響が効いているのかも…なんて思いました。

あと、フリーの2回目のルッツは回転不足かと思ったのですが、ダウングレードはともかく、国際スケート連盟コミュニケーション第1557号で言うところのエラー項目、「最終的なGOE の+-は制約されないエラー」の「回転不足(GOE -1 to -3)」に該当してもおかしくはないんじゃないか(※)と個人的には思うのですが、結果はGOE+2がズラリ…ということで、ちょっと甘いような気はします。

(※)この「回転不足(GOE -1 to -3)」というエラー項目は、昨年度まであった「1/4回転までの回転不足(ダウングレードではない)(GOE -1 to -2)」と「ダウングレード(GOE -1 to -3)」というエラー項目(これらは廃止された)を統合して本年度から新設されたエラー項目だと、個人的には考えています。今回のこのルッツの場合、統合元のエラー項目で言うところの「1/4回転までの回転不足(ダウングレードではない)(GOE -1 to -2)」に該当…ひいては「回転不足(GOE -1 to -3)」に該当するのでは…と思いました。…あくまで『推測』なので、その点は留意して下さいね。

そして、個人的にはPCSではスケーティングスキルに注目してしまうのですが、ジャッジによっては他の選手よりも2段以上格上という扱いがされているような印象です。

昨年度の世界選手権の傾向が続いているのかも知れませんね…。


あ、そういえば唐突ですが、実況の方がキムヨナ選手について「フリップをちょっと苦手としていた」とかコメントしておられますよね。

これは…そうなのですか?

ロングエッジの可能性があるとはいえ、昨年度まで3F+3Tを高確率で成功させていましたので、私はてっきり得意ジャンプなのだと思っていたのですが…(苦手としていたジャンプにコンビネーションをつけようとは普通思わないのではないかと思います)。

…「ロングエッジの可能性がある」という点で「フリップをちょっと苦手としていた」とコメントされたのかも…。

そうだとするならば、これはちょっと誤解を与えかねないコメントですよね…。





と、色々書きましたが…。

全て私見ですので、ご了承下さいね。

 


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[2009/10/20 20:27] | 試合感想 | トラックバック(1) | コメント(41) | page top
フィンランディア杯の高橋大輔選手
フィンランディア杯男子フリー・高橋大輔選手

ショート

フリー


現地の方(?)がホームビデオで撮影したモノをアップしたんでしょうね。

ホントはやっちゃいけない事なのかもですが、個人的には有り難い限りです。


久しぶりですので、ちょっと感想なんかを簡単に書いてみたいと思います。





全体的な感想としては…。

基本的な印象は以前と余り変わりませんでした。

相変わらず踊りは上手ですし、スケートもステップも上手です。

ジャンプもショートの開幕のフリップなんかは十分に高く、ブランクがウソのようでした。

ただ、フリーではジャンプミスが目立ちましたし、体力不足のせいでしょうか? スピードも落ち気味のように思いました。

また、フリーでコンビネーションが2つしか入らなかったりと、不注意(或いはミス)による点の取りこぼしと思しき部分もあり、試合カンが鈍っているのかなと思いました。

でも、高橋選手でしたらこの辺りは今後必ず克服してくることだと思いますので、今後に期待ですよね。

…変わった点…といえば、若干スケートがしなやかになったかな?…と思ったりはしました。

あと、スピンも上手になったような気がします。


…えと、ホームビデオの映像を見ただけでの第一印象ですので、適当に流して下さいね。

ショートとフリーでカメラアングルも異なりますし…。





プログラムで印象に残ったところを適当にピックアップしてみますと…。


ショートですと、やはりサーキュラーへの入り方ですね。

「もう終わり?」と思わせておいて「ここからだぜ!」みたいな予想の裏切り方は面白いな~と思い、ちょっと痺れてしまいました。

ラストのズッコケは…ご愛敬ですね。(笑


フリーですが、開幕の振り付けで「おっと!」という感じの転びそうになる振り付けがありますよね。

初見ではリアルにつまずいたのかと思い、ひやっとしたのですが、その後つまずいた地点を見たり、頭をポリポリしたり、つまずいた地点を跨いだりするような仕草がありますので、あれは演技だったんですよね。

…ということに後で気づきました。(汗

なんだかカートブラウニング選手を彷彿とさせる、コミカルな演技ですよね。


…そう、コミカル…といえば、フリーでは音楽でも一部そういった箇所がありました。

今までとはちょっと路線が違いますよね。

また、音楽の全体的な印象としても、フィギュアの使用曲として割と古典的な印象で、これまでのような音楽ありきの演技…というよりは、選手本人が備えているモノをそのまま素直に出していこう(選曲はそれを意図したもの)というような、そんな方向性を感じました。

…ただ、プログラムの完成度としては、まだまだ熟成の余地があるように思え、今後もっと良くなっていくような印象があります(熟成といった意味ではショートの方が完成度が高いような気はします)。

この大会ではフリーでミスが目立ちましたが、ミスがなければ後半に向かってジワジワ盛り上がってくるような、そんなプログラムなのかも知れませんね。





そういえば、高橋選手、今期からというわけではないのかも知れませんが、フォアインのループ(ジャンプのループではなく、コンパルソリーのループ)をよく使っていますよね(気のせいかも…)。

高橋選手のこのループは独特で、通常の「いかにも」というようなループではなく、さり気なくプログラムに自然に溶け込むような、そんな感じのループになっていると思います(ループ中の上体の使い方や、ループ後の各処理の仕方が独特だと思います)。





点数については…スケーティングスキルで8点近い点数を貰えたことは収穫だと思う一方、ジャッジの傾向的にプルシェンコ選手・ランビエール選手ならそれ以上の点数を貰えたりするのかな~とか思え、そういった点では複雑な気分です(スケーティングスキルで格下扱いを受けると、やはり五輪で勝つのが難しくなると思いますので…)。

ジャッジの傾向が五輪に向けてどうなるのか、注目ですね。

あと、フリーで2位というのも、ちょっと複雑な感じでしょうか?(本当なら、実力的に2位以下の選手をぶっちぎりで引き離さないといけないと思いますので…)





簡単に感想を…と書きながら、なんだか色々と書いてしまいました。


五輪ではいい成績を残せるといいですね。


…でも。

五輪後はどうするんだろう…。

 


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[2009/10/11 20:48] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(19) | page top
2009世界選手権について(女子シングル)

以下、試合のネタバレを含みますので、それを嫌う方は試合を見た上で読んで下さればと思います。

(エントリーを分けるのが面倒なので、今後同じエントリーに追記していく形で連日更新していきます) 

3/29:SP記事に追記
3/29:FS記事追加
3/31:一部訂正

 

 

 

 

 

 

 

(ネタバレ改行)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

==========

 

<2009世界選手権・女子SP>

 

以下に書くことは、あくまでも私見ですが…。

 

う~ん…これはどうなんでしょうね…。

とりあえず、男子の時と同じようにSS(スケーティングスキル)の順番に並べてみますと…

8.45 キム選手
7.75 浅田選手
7.60 安藤選手
7.60 コストナー選手
7.55 ロシェット選手
7.10 村主選手
7.10 レピスト選手

7点以上の選手をピックアップしてみました。

これがジャッジの格付けのようなもの…となるのでしょうか?

 

…まあ、キム選手のSSの点数はあり得ないですよね。

浅田選手より少し上くらいに抑えるべきでしょう。

0.70の差…これは無いですね…。

SSで8.45というと…これはスルツカヤ選手の8.43を抜いて歴代トップ…ということですか。

男子歴代最高がプルシェンコ選手の8.46ですから…これとほぼ同等ですね。

(3/31訂正)すみません…フィギュアスケート資料室さんによると、SSの歴代最高は、SPでは男子がプルシェンコ選手の8.65、女子がコーエン選手の8.45でした。…どこをどう見て間違えたんだろう?

…個人的にはスルツカヤ・プルシェンコ両選手のスケート技術について高くは評価していないのですが…それはまあ置いといて。

過去の試合の点数との比較についてはこのエントリーでも述べましたが、無意味です(○○ベストとかいうのも無意味)。

問題なのは「同じ試合内の点数なのにこれだけの差がある」ということです(試合の最終結果に直接影響しますので)。

四大陸では差が0.20だったのが、今大会では0.70…やはりあり得ないです(これは上記でいう「比較」とは意味が異なります)。

 

次に、安藤選手が浅田選手に肉薄するくらい点数が高いですが…これもあり得ないと思います。

個人的には、このメンバーの中では一番スケートの基礎力が不足している選手(安藤選手ファンの方…スミマセン)だと思えますので(ここでは理由を述べませんが)。

 

そして、村主選手…他の選手と比べると低すぎると思います。

一歩一歩のスケートの押しについては優れていると思えますし、(今大会の点数としては)7.50付近はあってもいいように思います。

 

…今大会の男子SPでも思いましたが、とてもSSが純粋なスケーティング技術を示しているとは思えません。

スケーティング技術が劣っていても他に優れた部分がある…というのなら、適宜他のパラメーターにそれを反映させればいいだけの話です。

スケーティング技術以外の要素をSSに加味している…とか、そんな馬鹿なことはあってはならない…そう思います。

 

………。

…と書いてきましたが。

別に選手は悪くないわけで…。

キム選手はトップに相応しい演技をしたと思いますし、急激に力を伸ばしてきたロシェット選手も繋ぎのステップワーク等切れ味が良く、その点では個人的にはキム選手に勝るとも思えますし、浅田選手は幾つかミスがあったようですが、仮にそれがうまくいっていたならキム選手とトップを争うに相応しい演技だったんじゃないかと思います。

…でも…。

幾ら選手が良い演技をしても、ジャッジが適切でないと見る方は白けてしまいますよね…。

選手が気の毒です…。

旧採点方法の時代には…少なくともここまで露骨なことは無かったと思うのですが…。

公正を目指したルール改正だったはずなのに、なんだか余計に不公正になってきたような…。

 

(3/29追記)

得点詳細が出ましたので、SPのPCSについてちょっと吟味してみます。

(注意)ただ、私はあまりこういった作業に慣れていないので、間違ったことを書いているかも知れませんし、また、それ程一つ一つの数値とにらめっこして厳密な判断をしているわけでもなく、割と適当な感想や推測を書いていますので、あまり当てにはしないで下さい。

キム選手

7.75 8.50 7.75 7.75 9.00 9.00 8.00 8.50 8.25 - - - 8.45 SS
7.75 8.00 7.50 7.50 8.00 8.00 7.50 7.75 7.50 - - - 7.75 TR
8.25 8.75 8.00 7.50 8.50 9.00 7.75 9.00 8.50 - - - 8.50 PE
8.00 8.00 7.75 7.75 8.25 8.25 7.75 8.50 8.00 - - - 8.05 CH
8.25 8.00 8.00 8.00 8.50 8.00 8.00 8.75 8.25 - - - 8.15 IN

浅田選手

7.25 7.50 7.75 7.25 7.75 8.50 7.50 8.00 8.00 - - - 7.75 SS
7.25 7.00 7.50 7.00 7.00 8.25 7.25 7.50 7.00 - - - 7.15 TR
7.25 7.25 7.50 7.00 7.75 8.25 7.50 7.75 7.75 - - - 7.60 PE
7.50 7.50 7.75 7.25 7.50 8.50 7.75 8.00 7.50 - - - 7.65 CH
7.50 7.50 7.75 7.25 7.75 8.00 7.50 7.75 7.25 - - - 7.55 IN

左の9列が各ジャッジの点数で、右端の点数が黒い数字の平均値となります。

赤数字はコンピューターによるランダム選出で排除された点数(つまり、今回は1番と3番ジャッジが排除されます)、青数字は最高値・最低値として排除された点数です。

要するに、黒い数字5つ分の平均が得点(実際には、SPではこれに0.8を、FSでは1.6を乗じた値が得点)となります。

 

PCSで9点…私が気づいていないだけの可能性もありますが、初めて見たかもしれません

(3/31訂正)やはり私が気づいていないだけでした。2003スケートカナダでプルシェンコ・コエーン両選手にも9点が幾つか出ていますね。他の試合でもあるかも知れません。

キム選手のSSでは7.75が最低点ですが、これが巧い具合に全て排除され、また、9.00なんて点数が2つもあるため、片方が算入されてしまっています。

 

…5番ジャッジが目立ちますね…。

6番ジャッジも高いですが、上位陣を見ると6番は他の選手にも高い数字を出しているので、問題ない…と一瞬思いましたが…。

このジャッジ、もう少し下の順位の選手を見ると、村主選手にSS6.50・PEやCHに6.00、フラット選手にSS5.75とかつけているんですよね…(キム選手と村主選手のSSの差が…2.50!)。

どれだけ差を出しているんだ…と。

出す選手には出す、そうでない選手には出さない…という感じでしょうか。

差が大きい…というのは問題ですね、やはり(上位ほど有利に、下位ほど不利になりますので)。

…5番ジャッジはキム選手だけ飛び抜けて高い感があります(安藤選手にSS8.00をつけているのも疑問です。浅田選手より高いって…。でも村主選手にはSS7.50と妥当なところをつけているという…)。

…2番もおかしいですか?(2番も浅田選手より安藤選手の方がSSは高いですね)

…あ、もしかして、ルッツとフリップのエッジの使い分けをきちんと出来る→スケーティング技術が高い…とか考えているのでしょうか?

そう考えれば浅田選手より安藤選手を高く評価したのも分からないではないです(それでもいろいろ疑問は残りますが)。

…が、個人的にはそれをSSに反映させるのではなく、TESの方で反映させて欲しいところです(スケートの技術とプレパレーションの技術は必ずしも正比例しないと思えるため)。

 

…よく考えると、最高値・最低値を排除するのって、あまり効果的ではないような気がします。

だって…例えば最高値の方で説明しますと、あるジャッジが全選手について全般的に高い点数を出した…でも各選手の点差に関しては妥当な範囲に収まっている…全般的に点が高いという以外は不自然なところはない…というジャッジがいたとします。

でも、このジャッジの点数はことごとく最高値に該当して排除されるので、幾ら評価が適切だったとしても、実質意味のないジャッジになってしまいます。

評価が適切なジャッジ(まあ、全般的に高い(あるいは低い)点数を出した時点で適切とは言い難いかもしれませんが)まで排除されるのが問題ですよね。

それよりも、「他のジャッジが各選手につけている点差(例えばA・B選手の点差の平均が0.20)に比べ、つけている点差が大きい(例えばA・B選手につけている点差が1.00)」というジャッジを排除する…そんな仕組みを考えて欲しいところです。

 

因みに、FSではSPの倍PCSが得られますので、上で問題にした「差」が更に広がる…という…。

 

==========

 

<2009世界選手権・女子FS>

 

いや~終わっちゃいましたね~。

浅田選手がまさかのメダル圏外ですか。

それほど悪くはなかったと思うのですが(といっても3Aの失敗で1.00…ディダクションを含むと0点…しか点が出なかったのは痛かったですが)、他の選手が頑張りましたよね。

特に安藤選手は会心の出来だったのではないでしょうか。

 

個人的には、順位としてはそれほどの不満はありません。

TESについても、こんなものじゃないかと(因みに、ジャンプの質に関してはTESのGOEで判定します。PCSとは関係ありませんので…一応念のため)。

 

ただ、やはり不可解なのはPCS…ですよね。

キムヨナ選手については、9点が散見されるという…(なお、キムヨナ選手ほどではありませんが、他の選手にも幾つか9点があります)。

前代未聞…じゃないでしょうかね…。

出し惜しみなし…みたいな。

今まで接戦…というイメージだった浅田選手との差を一気に引き離した…みたいな。

そして安藤選手のPCSまで浅田選手を上回る…という。

…確かに全般的に各選手、点数がいつもより高めに出ているように思えるのですが…。

 

キムヨナ選手のPCSが、過去の流れを完全に無視した内容になっている(今まで大体60点付近だったのが68点台)のはどういうことでしょうかね?

シニアデビューしたてで点が低く、名前が売れるにつれて点が急に高まってきた…というパターンはよくあるような気がするんです(本来あってはならないことですが)。

でも、彼女の場合、既に十分名前は売れていますし、評価も安定していたはずなんです。

そこにきて、この出血大サービスのようなPCSの点数…。

今大会の演技内容が、それに見合う分(PCSがそれだけ伸びる分)特別に良かったという印象もありません。

 

…何かが大きく変わった…のかも知れません。

 

…こいうのって「パラダイムシフト」って言うんでしょうか?

 

==========

 

<終わりに>

 

今大会、まず印象に残ったのが、やはり織田信成選手のジャンプの制限違反のミス…でしょうか。

シニア時代だけで、今回のものを含むとおそらく4度目、ジュニア時代も何度かやっているっぽいので、それも併せると…洒落にならないです。

何故直さないのでしょうか…不思議でなりません…。

…というか、数年間放置し続けている…その事実が信じられません…。

 

そして、問題のPCSの出方がおかしかったこと。

おそらく、多くの方もそう感じたのではないでしょうか。

…でも…。

やっぱり選手は悪くないわけです。

彼らは一生懸命頑張っているだけなんです。

このルールでやっていかなくてはならないんです。

…なので、今回のことがあったからって、彼らを…ひいてはフィギュア競技を嫌わないであげて欲しい…変わらず応援してあげて欲しい…と思います。

 

ホントに…頼みますよ…ジャッジの方々…。

只でさえ、例の問題発言(本当に問題なのかは分かりませんが、多くの方は問題と受け取る内容だったような気もします)があったばかりなのに…。

 


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[2009/03/28 23:02] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(21) | page top
2009世界選手権について

以下、試合のネタバレを含みますので、それを嫌う方は試合を見た上で読んで下さればと思います。

(エントリーを分けるのが面倒なので、今後同じエントリーに追記していく形で連日更新していきます) 

3/27:一部追記
3/27:男子SPに追記/男子FS追記
3/28:一部追記

※なんだか長くなりましたので、女子は別エントリーでやろうと思います。

 

 

 

 

 

(ネタバレ改行)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

==========

 

<2009世界選手権・男子SP>

 

小塚崇彦選手、結構ハラハラしながら見ていたのですが、無難にまとめましたよね。

織田信成選手は勢い余って「やっちゃった」感がありましたが…(一瞬、伊藤みどり選手のフェンス跳び越え事件を思い出しました)。

パトリックチャン選手も良かったですよね。

順位的には目立ちませんでしたが、無良崇人選手も無難にまとめました(アクセルはちょっと着氷に難がありましたが…高さは多分世界一じゃないでしょうか。フリップをループに変えたのはエッジのエラーによる減点を嫌ったのかもしれないですね)。

 

………。

 

…でも…。

 

何でこんな順位になっちゃうんでしょうね…。

得点詳細…どこかに速報で掲載してませんでしょうか…。

ISUのサイトは相変わらず遅いですし…。

 

チャン・小塚両選手…上位陣の中では最も滑りの良い選手だと思いますが、この両選手があの出来であの順位(特に小塚選手)…ですか…。

逆に、上位陣の中ではスケートの基礎力が一番不足していると思えるライサチェク選手(彼のファンの方…スミマセン)が…しかも4回転を入れていないのに…あの順位…ですか…。

で、4回転コンビネーションで第一・第二ジャンプそれぞれにミスがあっても何故かあの得点…そのジュベール選手があの順位…ですか…。

 

…なんだか、得点詳細を見る理由が「結果に対して自分を納得させるため」みたいな感じになっているのが…やだな…。

 

(3/27追記)

コメント欄によりますと、おおむね皆さん、結果に疑問を抱いているようで…。

一応、簡易詳細結果のようなものは既に出ています。

http://www.isuresults.com/results/wc2009/

注目はPCSの内訳…とくにスケーティングスキル(SS)。

刈屋アナのエントリーでもありましたが、SSを見るとおおよそのジャッジの傾向をつかむことが出来ます。

それによると…

ジュベール選手 7.80
ライサチェク選手 7.80
チャン選手 7.55
ベルネル選手 7.40
小塚選手 7.35
織田選手 7.35

…これが今大会のジャッジの格付けのようなもの…ということになりますでしょうか?

…いや~それはないでしょう…。

少なくともSSで小塚・チャン両選手がジュベール・ライサチェク両選手に劣るということは無いでしょう…。

小塚選手からしたら、トップとの差は0.45…。

これはSSとしては大差と言える数値ですよね…。

SS以外の項目でもトップと0.40~0.95もの差があります…。

踊りの巧さで明らかに勝るチャン選手についても、ジュベール選手との差がPE(演技力)で-0.25、CH(振付け・構成)で-0.35…なんて、あり得ないですよね…。

 

…もはやSSは純粋なスケーティング技術を示していないのかも…。

 

個人的には、小塚・チャン両選手が接戦でトップ争い…とかならすんなり受け入れられるのですが…。

 

(3/27追記)

得点詳細、来ましたね。

それによると…。

ジュベール選手の4T+3T、ダウングレードされていないようです(点数が10.60)。

いやいやいや。

…私も1/4回転の不足がダウングレードの境界線…といったことくらいしか知らず(というか、これさえも他人からの伝聞ですし)、細々した具体論は全く知りませんが…。

それでも第二ジャンプは明らかに回転不足だとその時は思いました。

改めて、演技後のスローをコマ送りで見てみると…第二ジャンプのテイクオフが大体9~10時方向、着氷が大体1時方向…ということで、微妙…なんでしょうか??

第一ジャンプにしても、テイクオフが2~3時、着氷でトウが氷に触った瞬間が5~6時、体重が乗り切ったのが2~3時…と、これまた微妙といえば微妙…。

…そういったことはともかく、第二ジャンプの着氷のミスの仕方(エッジの流れが全くなく、かつステッピングアウト)…あれって典型的な「本来の流れのあるべき方向にエッジが向いていない(要するに回転不足)」ことによるミスの仕方なんじゃないかなと…ダウングレードして然るべきじゃないかなと…思うのですが…。

 

==========

 

<2009世界選手権・男子FS>

 

バンクーバー五輪、男子3枠獲得、やりましたね!

上位2人の合計が13位以内なら3枠…ということだったみたいですので…。

ギ…ギリギリ…。

何にせよホッとしました。

 

…感想ですが…なんだかんだで最終順位は納得できる結果になったような?

SPのジャッジングにはネガティブな印象があったのですが…。

マジックですね…。

 

以下、印象に残ったことを書いてみたいと思います。

 

 

無良選手…初めての世界選手権で1ミスだけ。

立派にやり遂げましたよね。

 

織田選手…いや~4回転降りたの初めて見ましたよ。

次のアクセルのミスで「ああ~もったいない」と思いました。

…が、その後は調子を崩すこともなく(最初のスピンが若干グダグダでしたが…)演技を終えたわけですが…。

2回目の3Aを単独で跳んだ時点で「あ、これはもしかして最初の3Aと併せると2回目の3Aがシークエンス扱いになるから、次のコンビネーションが跳べなくなったんじゃ…」と頭をよぎったわけです。

そうしたら案の定3F+2T+2Loを入れてきましたので…(リアルタイムにそれを指摘した本田武史さんはいい仕事をしています)。

…というかですね。

織田選手、これで4度目じゃないですか、確か。

1度目は表彰式後に高橋選手と順位が入れ替わった、あの2005全日本。

2度目は2006世界選手権。

3度目は2007世界選手権。

そして今回が4度目…(※)。

(※)TVではザヤックルール云々と言っていましたが、今回の場合は、正確にはウェルバランスの制限違反じゃないかと思います(参考:フィギュアスケート資料室:ザヤックルールウェルバランス)。いずれにせよ、ジャンプの制限違反という点では4回とも同じです。

…ちょっと…これはさすがに世界レベルの選手としてどうなのかと思います。

厳しい言い方かもしれませんが、正直、甘やかしすぎじゃないでしょうか?

技術はともかく、当たり前に直すべき点について成長が全くないじゃないですか。

本人だけの問題ではなく、意識改革をさせなかった周りのスタッフの責任でもあると思います。

流石にもうしないだろうと思っていただけに…大きくショックを受けました。

 

サミュエル・コンテスティ選手…私、初めて見ました。

いや~こんな選手いたんですね。

キャンデロロ選手を思い出しました。

ジャンプも全般的に高く、なかなか面白い選手だと思います。

 

小塚選手は全般的に硬い雰囲気。

ストレートラインの構成等、プログラムに若干の変更がありましたよね。

 

チャン選手はミスはあったもののまあ普通。

この段階で初めて気づきましたが、サーキュラーで「右バックアウトのカウンター」なんて珍しいターンを入れていたんですね。

 

ベルネル選手は後半のミスが目立ちました。

ジュベール選手は「やっちゃった」。

ライサチェク選手は会心の出来。

 

…そんな感じでしょうか。

個人的には織田選手の件が一番残念でした。

今回、たまたま3枠取れましたが、仮にこのミスのせいでもう一つ順位が下がっていたら、3枠は取れなかったわけです。

そんなミスさえしなければ3枠取れていたのに…本当にそんな状況になっていたとしたら、どうするつもりだったのでしょう…。

本人に事の重大性の自覚はあるのでしょうか…。

 

(3/28追記)

未確認ですが、織田選手、ジュニア時代にも何度かやっているみたいです(例:2004Skate Long Beach・フリー)。

これが本当だとすると…もう開いた口がふさがらない状態…。

間違っていたら申し訳ないですが、詳しい情報をご存知の方…教えて頂ければ嬉しいです。

 


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[2009/03/26 20:41] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(16) | page top
刈屋富士雄アナを知って下さい

トリノ五輪、女子シングル。

 

フィギュアスケート以外の種目も全て含み、結果的に日本がメダルを取れたのはこの種目だけ(でしたよね?)。

 

しかもメダルの色が「金」。

 

荒川静香選手がとった「金」一つだけ。

 

…確か、日本のメダル有望選手が全滅していく中で、最後の砦として期待されたのが荒川選手…だったんじゃなかったでしょうか?(違ってたらスミマセン)

 

そういった事情も手伝ってか、余計に目立ちましたよね。

 

そのときの荒川選手のイナバウアーが流行語になるほどです。

 

リアルタイムに朝まで放送を見ていた方も多いんじゃないかと思います。

 

そんな方々にとっては、以下のインタビューは必見といっていいでしょう。

 

ほぼ日刊イトイ新聞
オリンピックの女神はなぜ荒川静香に「キスを」したのか?

 

ちょっと長いのですが、頑張って読むだけの価値は十分あります。

 

勿論、トリノを知らない方にも読んで欲しいのですが、できれば(難しいでしょうが)トリノのビデオ(日本での放送を録画したもので、ノーカットのもの)を見た上で読んで欲しいです。

 

最近フィギュアスケートをよく観るようになった方でしたら、きっとフィギュアの見方が変わるんじゃないか…そんなインタビューです。

 

==========

 

余談①

トリノ未見で、ビデオが運良く手元にある方は…試合後の刈屋富士雄アナと佐藤有香さんの対話も必聴です。

 

余談②

このエントリーを書く前に、ちょっとそのビデオを見返したのですが…。

なぜか村主章枝選手のフリー演技で涙が止まりませんヨ!

銅メダル…取らせてあげたかった…。

でも、だからこそ村主選手は今でも現役として元気な姿を見せてくれる…のかもしれません。

 

余談③

余り話題になりませんでした(と思う)が、今シーズンの全日本、フリーだけなら村主選手が浅田真央選手を上回って1位なんですよね(もちろんそれは浅田選手のジャンプが3つもダウングレード判定されたから…というのもあるのですが)

各種条件さえ整えば、バンクーバー五輪…村主選手、メダルとれるんじゃないかと…。

今シーズンは復調具合が著しく思えますし…。

何が起こるのか分からないのが五輪ですし…。

 

余談④

NHKさん…お願いですから、もう一度当時の放送を「ノーカットで」ハイビジョン放送してもらえませんでしょうか…。

BS-hiの深夜の空き時間でも構いませんので…。

今でこそブルーレイディスクといったハイビジョンの一般的保存手段がありますが、当時はそれもありませんでしたし(無いことはありませんでしたが、一般的とは言い難いものでした)。

…いや、トリノに限らず、長野や、その他の試合・NHK杯の映像資料を全部…。

有料のオンデマンド方式(但し、ハイビジョン・画質重視で)でも構いませんので…。

 


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[2009/03/11 20:23] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(13) | page top
今シーズンの試合の「解説」について

今シーズンの試合では…まだ世界選手権が残っていますが…なんだか解説関係でネガティブな印象を多く受けたような気がします。

もちろん、感じ方は人それぞれですが…。

個人的に記憶に残っているのは次の2つです。

 

 

<スケートアメリカ男子フリー>

 

http://www.youtube.com/watch?v=m0oh5TTA9aY

解説者は佐野稔さん。

 

【小塚崇彦選手、2回目のトリプルアクセルでミス。氷に手をつく】

佐「ん~! 手ついたのは見えなかった!」

実況「…と思いたい…それくらい今日の小塚には伝わってくるものがあります…」

 

佐野さん…ちゃんと解説者の仕事して下さい…。

それじゃあ、一観客がキャアキャアはしゃいでいるのと変わらないじゃないですか…。

しかも実況の方にフォローまでさせてしまうなんて…。

 

このときの小塚選手の演技は確かに素晴らしく、私も何度も繰り返し見てしまいました。

…でも、その発言を毎回聞かされ、聞く度に興がそがれてしまいます…。

残念でなりません…。

…というか、いつもそんな感じのような…。

 

 

<GPファイナル女子フリー>

 

http://www.youtube.com/watch?v=-Bu6JiP6EB8

解説者は伊藤みどりさん。

 

…伊藤みどりさんは大好きな選手の一人ですし、選手の立場としても今でもホントに尊敬している方で、それだけに「見る目の衰え」を見せつけられたのは…残念でした…。

 


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[2009/03/09 21:30] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(11) | page top
2009四大陸選手権について

 

先日、ようやく2009四大陸選手権の全部が放送されました(BSで)。

 

時間かかりすぎだよ…。

 

…それで、2点ほど気になるところがありました。

 

 

一つ目。

 

パトリックチャン選手、点数出過ぎじゃないですか?

 

だって、ちょっと前の試合のGPファイナルの点数と(フリーで)比べてみると…

 

<GPファイナル>
TES 65.96(3Aがらみのミスが2回)
PCS 73.20

<四大陸>
TES 80.19(3Aがらみのミスが1回、ループのランディングで若干ミス)
PCS 80.10

 

…となっているわけですが…(括弧書きは目立ったミスを記載)。

 

TESについては、大きく差の出る3Aがらみのミスが1回分減っているとはいえ、改めてビデオを見返してみても、両者の演技に14.23もの差があるとは到底思えません。

 

確かにジャンプのランディングなんかは四大陸の方が全般的に若干質が高いようには感じましたが…それでもここまでの差が出るとは思えません。

 

3A以外のどこで差がついているのか、スコアを吟味してみると…どうやら、他のほぼ全ての要素のGOEによる(ファイナルよりも多い)少しづつの加点が効いているようです。

 

さらに、ストレートラインステップがレベル3からレベル4に格上げされ、GOEも加えると、ファイナル→四大陸で1.90もの差が出ています。

 

ステップで1.90は大きいです。

 

…ストレートラインでレベル4というのは高橋大輔選手くらいしかできない(詳しくは未調査)と思っていたのですが…しかもGOEが+2.00とは…。

 

 

他方、PCSについては7点近いアップ…ということなんですが…。

 

こちらも両演技にそれほどの差があるとは思えません。

 

 

地元点…という言葉が頭をよぎります…。

 

結果は彼が一位でいいと思うのですが…。

 

 

二つ目。

 

これは四大陸に限った話ではないのですが、浅田真央選手のジャンプ構成が今シーズンはちょっとおかしいです。

 

それはコンビネーションについてなのですが、今シーズンの各大会における浅田選手のフリーのコンビネーション構成のみを抜き出してみると…

 

 

<フランス大会>

3F+2Lo+2Lo
3F+1Lo

<NHK杯>

3A+2T
3F+2Lo+2Lo

<ファイナル>

3A+2T
3F+2Lo+2Lo

<全日本>

3A+2T
3F+2Lo+2Lo
3F+3Lo

<四大陸>

3F+2Lo+2Lo
3F+2Lo

 

 

…となっています。

 

フリーでは最大3回までコンビネーションを入れることが可能なわけですが、得点を狙うのであれば必ず3回入れるべきです。

 

それが、3回コンビネーションが入ったのは5試合中たった1試合だけ…。

 

それから、今シーズンはフリーではルッツを一切跳んでいないわけで、それはエッジのエラーによる減点を気にしたか、或いは、エッジのエラーの修正練習の影響でルッツの調子を崩しているためかのどちらかだと思うのですが、それならばなおさらコンビネーションはしっかり3回入れて、そこで不足分の点数を稼ぐべきでしょう。

 

…この点、ジャンプ構成の正当性について合理的な説明をしようがないように思え、浅田サイドの意図を推し量れません。

 

まっさら「3回コンビネーションを入れるだけの体力が無かった」ということでもないでしょうし…。

 

仮に「コンビネーションを予定していたのが、ミスにより単独になってしまった」→「他のジャンプでコンビネーションをつければ少しは挽回できるけど、つい忘れていた(或いは考えもしなかった)」…ということであるのなら…(偉そうなことは言えませんが)今後のために反省すべきだと思います。

 

 

対照的に、鈴木明子選手が2A+3Tを失敗してシングルアクセルになってしまったのを、とっさの機転で1A+2A+SEQに変更したのは良かったと思います。

 

 


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[2009/02/16 20:08] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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