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雑記

前回のエントリー(2009世界選手権について(女子シングル))を3/31以前に読まれた方は、その記事に一部訂正がありますので、申し訳ありませんが該当箇所に目を通して頂ければと思います。

…お手数をおかけします…。

 

==========

 

今回は徒然なるままに適当なことを書いてみたいと思います。

 

●浅田真央選手のジャンプ構成

2009世界選手権・女子フリーでは次のようになっていました。

3A+2T
3A
3F+2Lo+2Lo
3Lo
3F+2Lo
3T
2A

…ちょっと物足りないと思えるのは、やはりセカンドジャンプにトリプルが入っていないためでしょうか。

セカンドジャンプに3Loを入れられることは、例えばキムヨナ選手に対する明確なアドバンテージなので、何とか入れたいところ…なのですが…。

皆さんご存知のように、(4回転を入れないのなら)トリプルジャンプは、2回繰り返しが許されるのは2種類まで(ダブルは何回入れてもOK…かも)。

3Aを2回入れることにはこだわりたいので、これでまず1種類。

(多分)得意(かつ比較的得点が高い)ジャンプである3Fも2回入れたいので、これで2種類。

そして、できれば2回ある3Fの1回には、3F+3Loのコンビネーションを入れたい…。

とすると、新たな3Loはもう跳べなくなる…(3F+3Loのコンビネーションを前提とすると、新たな3Loを入れてしまうと2回繰り返しジャンプが3種類になってしまうため)。

7回跳ぶジャンプのうち、3回はコンビネーション(3Aで1回、3Fで2回)、4回が単独ジャンプとなるので、この4回の単独ジャンプの内訳をどうするか…1つは3Aで決まり。

そして、3Loはもう単独では跳べない…3Fも既に2回入れているのでダメ…残るは3Lz・3T・3S…残り3回の単独ジャンプにこれらを入れるか…。

でも、3Sは苦手だから避けたい…3Lzも今期のフリーでは避けてきた(※)ので入れたくない…とすると3Tが単独ジャンプとして決まり…残り2つ。

(※)四大陸の感想のエントリーでも書きましたが、それはエッジのエラーによる減点を気にしたか、或いは、エッジのエラーの修正練習の影響でルッツの調子を崩しているためかのどちらかだと思います。

この残り2つ…一つは最後の疲れたときに楽に跳べるジャンプとして2Aで決まり…問題は最後の1つ。

もう選択肢がない。

単独2Aをもう一回入れるか…いやそれは点数的に問題があるので避けたい…。

………。

…しかたがない。

3F+3Loのコンビネーションを3F+2Lo(或いは3F+2Lo+2Lo)にして、3Loを単独ジャンプに入れよう…そもそも3Aを2回跳んだ後に3F+3Loは回転不足の恐れもあるし…。

 

…なんて葛藤があったんじゃないかな~と思ったりします。

3Lzが跳べるのなら3F+3Loも入れられるのですが…。

ルッツは「!」マークならともかく、「e」マークなら必ずGOEがマイナスになる(ですよね?)みたいですので…浅田選手としてはやはり避けたいところですし…。

折角のTESでの強みを発揮しづらい…。

難しいところですよね。

 

●この記事は…

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090330-00000014-dal-spo

どうなんでしょうか…?

なんか、結果論で記事を書いていません?

確かに3Aのミスはありましたが、演技の出来の印象としては悪くはありませんでした。

それは演技後の本人の様子からも伺えますよね?

「自らを慰めるように前を向いた」…そうなんですか…?

写真部分の「メダルにも届かず…。競技終了後、がっくり肩を落とす浅田真央」…いやその時点でメダルに届くかどうかは分からないし…というか、そもそもガックリしてないでしょう…というか、たまたま首を下げた瞬間をカメラに捉えてそう表現する…っていうのは拙くないですか…?

…重圧から解き放たれてホッとした・やっと終わった・やり遂げた…という印象が強かったのですが…。

…失敗した…やってしまった…という後悔の印象はなかったのですが…。

 

●もう一つ記事

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090330-00000012-sanspo-spo

http://www.daily.co.jp/general/2009/03/30/0001785558.shtml

…日ス連…。

誰でしょうね…?

真偽は分かりませんが…。

多少の参考意見を述べるくらいは構わないでしょうが、お節介レベルになると拙いですよね…(コーチを信用していない…ということにもなりますので)。

コーチに一任したのであれば、やはりコーチに任せないと…(明らかに拙い場合は別ですが)。

…でもモロゾフさん…。

恐らくですが、織田信成選手についてはジャンプの制限違反を繰り返さないための措置をとっていませんよね…?

その措置をとった上で、織田選手がなおミスを犯した…というのなら分かりますが…。

 

●なんでだろう?

2009世界選手権・女子フリー…22位にCandice DIDIER選手がいます。

この選手のジャンプ構成を抜き出してみると…

3F
3Lz+2T
3T
2A+2A+SEQ
3Lz
2A+2A+SEQ
3T

…となっているのですが、最後の2つのジャンプが「Invalid element」として0点になっているんですよね…。

皆さん…これ、なぜだか分かりますか?(参考:フィギュアスケート資料室:ザヤックルールウェルバランス

 

最後の3Tが無効とされるのは理解できるんです。

このジャンプについては、ザヤックルールの「2度跳ぶ種類については、それぞれで少なくとも1度はジャンプコンビネーションかジャンプシークエンスに含まれていなければならない」に反しますよね。

そしてこれが、ザヤックルールの「同じ種類のジャンプを2度とも単独で行った(コンビネーションやシークエンスにできなかた)としても、ウェルバランスの範囲内であれば2つめがシークエンスとみなされ」に該当し、これが一見シークエンス扱いとなってしまうようですが…。

この3Tをシークエンス扱いにしてしまうと、コンビネーションおよびシークエンスの合計回数が4回となってしまうため、ウェルバランスの制限上、この3Tはシークエンス扱いされず、無効な要素とされてしまう…。

…と、ここまでは理解できるんです。

 

でも、その一つ前のジャンプである2A+2A+SEQが無効とされてしまう理由がよく分かりません…。

なんでだろう?

(追記)最後の2A+2A+SEQが無効とされる理由が分かりました。どうやらフリーでは2Aを3回までしか跳んではいけないみたいです。なので無効とされたんですね…。でも、これが無効とされても、コンビネーション(シークエンス)のカウントまでは無効とはならないんですね…(これが無効とされているのなら、最後の3Tは3T+SEQとなるはずですし)。教えて下さった方、ありがとうございました。

 


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[2009/03/31 21:19] | その他 | トラックバック(0) | コメント(12) | page top
2009世界選手権について(女子シングル)

以下、試合のネタバレを含みますので、それを嫌う方は試合を見た上で読んで下さればと思います。

(エントリーを分けるのが面倒なので、今後同じエントリーに追記していく形で連日更新していきます) 

3/29:SP記事に追記
3/29:FS記事追加
3/31:一部訂正

 

 

 

 

 

 

 

(ネタバレ改行)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

==========

 

<2009世界選手権・女子SP>

 

以下に書くことは、あくまでも私見ですが…。

 

う~ん…これはどうなんでしょうね…。

とりあえず、男子の時と同じようにSS(スケーティングスキル)の順番に並べてみますと…

8.45 キム選手
7.75 浅田選手
7.60 安藤選手
7.60 コストナー選手
7.55 ロシェット選手
7.10 村主選手
7.10 レピスト選手

7点以上の選手をピックアップしてみました。

これがジャッジの格付けのようなもの…となるのでしょうか?

 

…まあ、キム選手のSSの点数はあり得ないですよね。

浅田選手より少し上くらいに抑えるべきでしょう。

0.70の差…これは無いですね…。

SSで8.45というと…これはスルツカヤ選手の8.43を抜いて歴代トップ…ということですか。

男子歴代最高がプルシェンコ選手の8.46ですから…これとほぼ同等ですね。

(3/31訂正)すみません…フィギュアスケート資料室さんによると、SSの歴代最高は、SPでは男子がプルシェンコ選手の8.65、女子がコーエン選手の8.45でした。…どこをどう見て間違えたんだろう?

…個人的にはスルツカヤ・プルシェンコ両選手のスケート技術について高くは評価していないのですが…それはまあ置いといて。

過去の試合の点数との比較についてはこのエントリーでも述べましたが、無意味です(○○ベストとかいうのも無意味)。

問題なのは「同じ試合内の点数なのにこれだけの差がある」ということです(試合の最終結果に直接影響しますので)。

四大陸では差が0.20だったのが、今大会では0.70…やはりあり得ないです(これは上記でいう「比較」とは意味が異なります)。

 

次に、安藤選手が浅田選手に肉薄するくらい点数が高いですが…これもあり得ないと思います。

個人的には、このメンバーの中では一番スケートの基礎力が不足している選手(安藤選手ファンの方…スミマセン)だと思えますので(ここでは理由を述べませんが)。

 

そして、村主選手…他の選手と比べると低すぎると思います。

一歩一歩のスケートの押しについては優れていると思えますし、(今大会の点数としては)7.50付近はあってもいいように思います。

 

…今大会の男子SPでも思いましたが、とてもSSが純粋なスケーティング技術を示しているとは思えません。

スケーティング技術が劣っていても他に優れた部分がある…というのなら、適宜他のパラメーターにそれを反映させればいいだけの話です。

スケーティング技術以外の要素をSSに加味している…とか、そんな馬鹿なことはあってはならない…そう思います。

 

………。

…と書いてきましたが。

別に選手は悪くないわけで…。

キム選手はトップに相応しい演技をしたと思いますし、急激に力を伸ばしてきたロシェット選手も繋ぎのステップワーク等切れ味が良く、その点では個人的にはキム選手に勝るとも思えますし、浅田選手は幾つかミスがあったようですが、仮にそれがうまくいっていたならキム選手とトップを争うに相応しい演技だったんじゃないかと思います。

…でも…。

幾ら選手が良い演技をしても、ジャッジが適切でないと見る方は白けてしまいますよね…。

選手が気の毒です…。

旧採点方法の時代には…少なくともここまで露骨なことは無かったと思うのですが…。

公正を目指したルール改正だったはずなのに、なんだか余計に不公正になってきたような…。

 

(3/29追記)

得点詳細が出ましたので、SPのPCSについてちょっと吟味してみます。

(注意)ただ、私はあまりこういった作業に慣れていないので、間違ったことを書いているかも知れませんし、また、それ程一つ一つの数値とにらめっこして厳密な判断をしているわけでもなく、割と適当な感想や推測を書いていますので、あまり当てにはしないで下さい。

キム選手

7.75 8.50 7.75 7.75 9.00 9.00 8.00 8.50 8.25 - - - 8.45 SS
7.75 8.00 7.50 7.50 8.00 8.00 7.50 7.75 7.50 - - - 7.75 TR
8.25 8.75 8.00 7.50 8.50 9.00 7.75 9.00 8.50 - - - 8.50 PE
8.00 8.00 7.75 7.75 8.25 8.25 7.75 8.50 8.00 - - - 8.05 CH
8.25 8.00 8.00 8.00 8.50 8.00 8.00 8.75 8.25 - - - 8.15 IN

浅田選手

7.25 7.50 7.75 7.25 7.75 8.50 7.50 8.00 8.00 - - - 7.75 SS
7.25 7.00 7.50 7.00 7.00 8.25 7.25 7.50 7.00 - - - 7.15 TR
7.25 7.25 7.50 7.00 7.75 8.25 7.50 7.75 7.75 - - - 7.60 PE
7.50 7.50 7.75 7.25 7.50 8.50 7.75 8.00 7.50 - - - 7.65 CH
7.50 7.50 7.75 7.25 7.75 8.00 7.50 7.75 7.25 - - - 7.55 IN

左の9列が各ジャッジの点数で、右端の点数が黒い数字の平均値となります。

赤数字はコンピューターによるランダム選出で排除された点数(つまり、今回は1番と3番ジャッジが排除されます)、青数字は最高値・最低値として排除された点数です。

要するに、黒い数字5つ分の平均が得点(実際には、SPではこれに0.8を、FSでは1.6を乗じた値が得点)となります。

 

PCSで9点…私が気づいていないだけの可能性もありますが、初めて見たかもしれません

(3/31訂正)やはり私が気づいていないだけでした。2003スケートカナダでプルシェンコ・コエーン両選手にも9点が幾つか出ていますね。他の試合でもあるかも知れません。

キム選手のSSでは7.75が最低点ですが、これが巧い具合に全て排除され、また、9.00なんて点数が2つもあるため、片方が算入されてしまっています。

 

…5番ジャッジが目立ちますね…。

6番ジャッジも高いですが、上位陣を見ると6番は他の選手にも高い数字を出しているので、問題ない…と一瞬思いましたが…。

このジャッジ、もう少し下の順位の選手を見ると、村主選手にSS6.50・PEやCHに6.00、フラット選手にSS5.75とかつけているんですよね…(キム選手と村主選手のSSの差が…2.50!)。

どれだけ差を出しているんだ…と。

出す選手には出す、そうでない選手には出さない…という感じでしょうか。

差が大きい…というのは問題ですね、やはり(上位ほど有利に、下位ほど不利になりますので)。

…5番ジャッジはキム選手だけ飛び抜けて高い感があります(安藤選手にSS8.00をつけているのも疑問です。浅田選手より高いって…。でも村主選手にはSS7.50と妥当なところをつけているという…)。

…2番もおかしいですか?(2番も浅田選手より安藤選手の方がSSは高いですね)

…あ、もしかして、ルッツとフリップのエッジの使い分けをきちんと出来る→スケーティング技術が高い…とか考えているのでしょうか?

そう考えれば浅田選手より安藤選手を高く評価したのも分からないではないです(それでもいろいろ疑問は残りますが)。

…が、個人的にはそれをSSに反映させるのではなく、TESの方で反映させて欲しいところです(スケートの技術とプレパレーションの技術は必ずしも正比例しないと思えるため)。

 

…よく考えると、最高値・最低値を排除するのって、あまり効果的ではないような気がします。

だって…例えば最高値の方で説明しますと、あるジャッジが全選手について全般的に高い点数を出した…でも各選手の点差に関しては妥当な範囲に収まっている…全般的に点が高いという以外は不自然なところはない…というジャッジがいたとします。

でも、このジャッジの点数はことごとく最高値に該当して排除されるので、幾ら評価が適切だったとしても、実質意味のないジャッジになってしまいます。

評価が適切なジャッジ(まあ、全般的に高い(あるいは低い)点数を出した時点で適切とは言い難いかもしれませんが)まで排除されるのが問題ですよね。

それよりも、「他のジャッジが各選手につけている点差(例えばA・B選手の点差の平均が0.20)に比べ、つけている点差が大きい(例えばA・B選手につけている点差が1.00)」というジャッジを排除する…そんな仕組みを考えて欲しいところです。

 

因みに、FSではSPの倍PCSが得られますので、上で問題にした「差」が更に広がる…という…。

 

==========

 

<2009世界選手権・女子FS>

 

いや~終わっちゃいましたね~。

浅田選手がまさかのメダル圏外ですか。

それほど悪くはなかったと思うのですが(といっても3Aの失敗で1.00…ディダクションを含むと0点…しか点が出なかったのは痛かったですが)、他の選手が頑張りましたよね。

特に安藤選手は会心の出来だったのではないでしょうか。

 

個人的には、順位としてはそれほどの不満はありません。

TESについても、こんなものじゃないかと(因みに、ジャンプの質に関してはTESのGOEで判定します。PCSとは関係ありませんので…一応念のため)。

 

ただ、やはり不可解なのはPCS…ですよね。

キムヨナ選手については、9点が散見されるという…(なお、キムヨナ選手ほどではありませんが、他の選手にも幾つか9点があります)。

前代未聞…じゃないでしょうかね…。

出し惜しみなし…みたいな。

今まで接戦…というイメージだった浅田選手との差を一気に引き離した…みたいな。

そして安藤選手のPCSまで浅田選手を上回る…という。

…確かに全般的に各選手、点数がいつもより高めに出ているように思えるのですが…。

 

キムヨナ選手のPCSが、過去の流れを完全に無視した内容になっている(今まで大体60点付近だったのが68点台)のはどういうことでしょうかね?

シニアデビューしたてで点が低く、名前が売れるにつれて点が急に高まってきた…というパターンはよくあるような気がするんです(本来あってはならないことですが)。

でも、彼女の場合、既に十分名前は売れていますし、評価も安定していたはずなんです。

そこにきて、この出血大サービスのようなPCSの点数…。

今大会の演技内容が、それに見合う分(PCSがそれだけ伸びる分)特別に良かったという印象もありません。

 

…何かが大きく変わった…のかも知れません。

 

…こいうのって「パラダイムシフト」って言うんでしょうか?

 

==========

 

<終わりに>

 

今大会、まず印象に残ったのが、やはり織田信成選手のジャンプの制限違反のミス…でしょうか。

シニア時代だけで、今回のものを含むとおそらく4度目、ジュニア時代も何度かやっているっぽいので、それも併せると…洒落にならないです。

何故直さないのでしょうか…不思議でなりません…。

…というか、数年間放置し続けている…その事実が信じられません…。

 

そして、問題のPCSの出方がおかしかったこと。

おそらく、多くの方もそう感じたのではないでしょうか。

…でも…。

やっぱり選手は悪くないわけです。

彼らは一生懸命頑張っているだけなんです。

このルールでやっていかなくてはならないんです。

…なので、今回のことがあったからって、彼らを…ひいてはフィギュア競技を嫌わないであげて欲しい…変わらず応援してあげて欲しい…と思います。

 

ホントに…頼みますよ…ジャッジの方々…。

只でさえ、例の問題発言(本当に問題なのかは分かりませんが、多くの方は問題と受け取る内容だったような気もします)があったばかりなのに…。

 


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[2009/03/28 23:02] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(21) | page top
2009世界選手権について

以下、試合のネタバレを含みますので、それを嫌う方は試合を見た上で読んで下さればと思います。

(エントリーを分けるのが面倒なので、今後同じエントリーに追記していく形で連日更新していきます) 

3/27:一部追記
3/27:男子SPに追記/男子FS追記
3/28:一部追記

※なんだか長くなりましたので、女子は別エントリーでやろうと思います。

 

 

 

 

 

(ネタバレ改行)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

==========

 

<2009世界選手権・男子SP>

 

小塚崇彦選手、結構ハラハラしながら見ていたのですが、無難にまとめましたよね。

織田信成選手は勢い余って「やっちゃった」感がありましたが…(一瞬、伊藤みどり選手のフェンス跳び越え事件を思い出しました)。

パトリックチャン選手も良かったですよね。

順位的には目立ちませんでしたが、無良崇人選手も無難にまとめました(アクセルはちょっと着氷に難がありましたが…高さは多分世界一じゃないでしょうか。フリップをループに変えたのはエッジのエラーによる減点を嫌ったのかもしれないですね)。

 

………。

 

…でも…。

 

何でこんな順位になっちゃうんでしょうね…。

得点詳細…どこかに速報で掲載してませんでしょうか…。

ISUのサイトは相変わらず遅いですし…。

 

チャン・小塚両選手…上位陣の中では最も滑りの良い選手だと思いますが、この両選手があの出来であの順位(特に小塚選手)…ですか…。

逆に、上位陣の中ではスケートの基礎力が一番不足していると思えるライサチェク選手(彼のファンの方…スミマセン)が…しかも4回転を入れていないのに…あの順位…ですか…。

で、4回転コンビネーションで第一・第二ジャンプそれぞれにミスがあっても何故かあの得点…そのジュベール選手があの順位…ですか…。

 

…なんだか、得点詳細を見る理由が「結果に対して自分を納得させるため」みたいな感じになっているのが…やだな…。

 

(3/27追記)

コメント欄によりますと、おおむね皆さん、結果に疑問を抱いているようで…。

一応、簡易詳細結果のようなものは既に出ています。

http://www.isuresults.com/results/wc2009/

注目はPCSの内訳…とくにスケーティングスキル(SS)。

刈屋アナのエントリーでもありましたが、SSを見るとおおよそのジャッジの傾向をつかむことが出来ます。

それによると…

ジュベール選手 7.80
ライサチェク選手 7.80
チャン選手 7.55
ベルネル選手 7.40
小塚選手 7.35
織田選手 7.35

…これが今大会のジャッジの格付けのようなもの…ということになりますでしょうか?

…いや~それはないでしょう…。

少なくともSSで小塚・チャン両選手がジュベール・ライサチェク両選手に劣るということは無いでしょう…。

小塚選手からしたら、トップとの差は0.45…。

これはSSとしては大差と言える数値ですよね…。

SS以外の項目でもトップと0.40~0.95もの差があります…。

踊りの巧さで明らかに勝るチャン選手についても、ジュベール選手との差がPE(演技力)で-0.25、CH(振付け・構成)で-0.35…なんて、あり得ないですよね…。

 

…もはやSSは純粋なスケーティング技術を示していないのかも…。

 

個人的には、小塚・チャン両選手が接戦でトップ争い…とかならすんなり受け入れられるのですが…。

 

(3/27追記)

得点詳細、来ましたね。

それによると…。

ジュベール選手の4T+3T、ダウングレードされていないようです(点数が10.60)。

いやいやいや。

…私も1/4回転の不足がダウングレードの境界線…といったことくらいしか知らず(というか、これさえも他人からの伝聞ですし)、細々した具体論は全く知りませんが…。

それでも第二ジャンプは明らかに回転不足だとその時は思いました。

改めて、演技後のスローをコマ送りで見てみると…第二ジャンプのテイクオフが大体9~10時方向、着氷が大体1時方向…ということで、微妙…なんでしょうか??

第一ジャンプにしても、テイクオフが2~3時、着氷でトウが氷に触った瞬間が5~6時、体重が乗り切ったのが2~3時…と、これまた微妙といえば微妙…。

…そういったことはともかく、第二ジャンプの着氷のミスの仕方(エッジの流れが全くなく、かつステッピングアウト)…あれって典型的な「本来の流れのあるべき方向にエッジが向いていない(要するに回転不足)」ことによるミスの仕方なんじゃないかなと…ダウングレードして然るべきじゃないかなと…思うのですが…。

 

==========

 

<2009世界選手権・男子FS>

 

バンクーバー五輪、男子3枠獲得、やりましたね!

上位2人の合計が13位以内なら3枠…ということだったみたいですので…。

ギ…ギリギリ…。

何にせよホッとしました。

 

…感想ですが…なんだかんだで最終順位は納得できる結果になったような?

SPのジャッジングにはネガティブな印象があったのですが…。

マジックですね…。

 

以下、印象に残ったことを書いてみたいと思います。

 

 

無良選手…初めての世界選手権で1ミスだけ。

立派にやり遂げましたよね。

 

織田選手…いや~4回転降りたの初めて見ましたよ。

次のアクセルのミスで「ああ~もったいない」と思いました。

…が、その後は調子を崩すこともなく(最初のスピンが若干グダグダでしたが…)演技を終えたわけですが…。

2回目の3Aを単独で跳んだ時点で「あ、これはもしかして最初の3Aと併せると2回目の3Aがシークエンス扱いになるから、次のコンビネーションが跳べなくなったんじゃ…」と頭をよぎったわけです。

そうしたら案の定3F+2T+2Loを入れてきましたので…(リアルタイムにそれを指摘した本田武史さんはいい仕事をしています)。

…というかですね。

織田選手、これで4度目じゃないですか、確か。

1度目は表彰式後に高橋選手と順位が入れ替わった、あの2005全日本。

2度目は2006世界選手権。

3度目は2007世界選手権。

そして今回が4度目…(※)。

(※)TVではザヤックルール云々と言っていましたが、今回の場合は、正確にはウェルバランスの制限違反じゃないかと思います(参考:フィギュアスケート資料室:ザヤックルールウェルバランス)。いずれにせよ、ジャンプの制限違反という点では4回とも同じです。

…ちょっと…これはさすがに世界レベルの選手としてどうなのかと思います。

厳しい言い方かもしれませんが、正直、甘やかしすぎじゃないでしょうか?

技術はともかく、当たり前に直すべき点について成長が全くないじゃないですか。

本人だけの問題ではなく、意識改革をさせなかった周りのスタッフの責任でもあると思います。

流石にもうしないだろうと思っていただけに…大きくショックを受けました。

 

サミュエル・コンテスティ選手…私、初めて見ました。

いや~こんな選手いたんですね。

キャンデロロ選手を思い出しました。

ジャンプも全般的に高く、なかなか面白い選手だと思います。

 

小塚選手は全般的に硬い雰囲気。

ストレートラインの構成等、プログラムに若干の変更がありましたよね。

 

チャン選手はミスはあったもののまあ普通。

この段階で初めて気づきましたが、サーキュラーで「右バックアウトのカウンター」なんて珍しいターンを入れていたんですね。

 

ベルネル選手は後半のミスが目立ちました。

ジュベール選手は「やっちゃった」。

ライサチェク選手は会心の出来。

 

…そんな感じでしょうか。

個人的には織田選手の件が一番残念でした。

今回、たまたま3枠取れましたが、仮にこのミスのせいでもう一つ順位が下がっていたら、3枠は取れなかったわけです。

そんなミスさえしなければ3枠取れていたのに…本当にそんな状況になっていたとしたら、どうするつもりだったのでしょう…。

本人に事の重大性の自覚はあるのでしょうか…。

 

(3/28追記)

未確認ですが、織田選手、ジュニア時代にも何度かやっているみたいです(例:2004Skate Long Beach・フリー)。

これが本当だとすると…もう開いた口がふさがらない状態…。

間違っていたら申し訳ないですが、詳しい情報をご存知の方…教えて頂ければ嬉しいです。

 


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[2009/03/26 20:41] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(16) | page top
片足で行うターンの種類

以前、ターンの種類についてコメント欄で説明させて頂いたのですが、文章だけの説明では難しいと思い、改めまして図を交えながら説明したいと思います。

…今回はいつもにも増して長いですが…内容的に分割しない方がいいと思いましたので…。

お付き合い、宜しくお願いします。

 

==========

 

…と、その前に。

用語について少し説明をしたいと思います。

フィギュアスケート資料室さんの「用語辞典」から引用させて頂きますと…

 

●ターン…turn。片足で向きを変える動作。スケートを回転させる方向と、前後でカーブの向きが変わるか否かで4種類(スリー、ブラケット、ロッカー、カウンター)に分けられる。付録・ターンについても参照。呼び方はこの通りだが、同じターンでもエッジの数だけ(左足か右足か、初めが前向きか後向きか、インかアウトかで8通り)ある。ターンとは少し違うが、シングル・ペアのステップシークエンスではツイズル、ループもこのグループに入れて考える。

●ステップ…step。足を踏みかえる動作。モホーク、チョクトー、トウステップ、シャッセ、プログレッシブ、クロスロール、チェンジエッジなど。 ストロークなど両足の接氷時間が長いものはステップではない。

 

…ターン・ステップの意味については、そのようにあります。

おそらくそれは正しい意味です。

…が、当ブログではこの意味では使いません。

次のような意味で使います。

 

●ターン…前後の向きを切り替える動作を指す。片足・両足を問わない。

●ステップ…ターンを含む、ステップ動作全般を指す。

 

…多分これは厳密に言うと間違っていると思います。

でも、私は現場でこの意味で使ってきました(上述のような厳密な意味では使わなかった)し、それで周りにも通用していました(周りもそういった厳格な意味では使っていなかったように思います)。

ですので、当ブログでは今後もこの意味で使っていこうと思います。

そうしないと、例えばモホークをターンと呼べなくなってしまい、こういった点で凄い違和感が発生してしまいますので…(モホークをターンと呼べないのは、やはりおかしいと思います)。

なお、当ブログの意味によると、個々の技…例えばチョクトウやツイズルについて「これはターン?それともステップ?」といった疑問が生じることもあるでしょうが、その辺りは余り拘らないスタンスで行こうと考えています。

宜しくご理解下さい。

 

もう一つ。

一歩進んだジャンプの見分け方でも説明したことですが、復習の意味を兼ねて改めまして。

エッジの種類…これは以下の法則により、アルファベット3文字の組み合わせで表現されます。

 

{ R(右) or L(左) } + { F(フォア) or B(バック) } + { I(イン) or O(アウト) }

 

具体的には、例えば左フォアアウトですと「LFO」となります。

 

==========

 

さて、ステップにはいろいろ種類があるのですが、今回は以下の片足で行うターンについて説明したいと思います。

・スリーターン
・ブラケット
・ロッカー
・カウンター

たった4つ…なのですが、どのエッジでターンするかによって種類が細分化されます。

つまり、エッジには8つの種類がある(詳しくはココを参照)わけですから、8×4で合計32種類の片足ターン(※)があるということになります。

(※)…といっても、全部のターンを満遍なく使うわけではなく、よく使うターン・たまに使うターン・全く使わないターン…といった具合に、使用頻度に差があったりします。

また、同じ種類のターンであっても、使用エッジが異なるだけで…たとえば「フォアからのターン」か「バックからのターン」かが違うだけで、その感覚・難度・身体の制御方法などが違いますし、個人差によって得手不得手もあります。

 

…では、実際にそれらのターンについて見てみましょう。

(注意)以下の図例は、全て「左フォアアウトからのターン」で説明しています。どのエッジからのターンかでエッジの記号等が変わりますが、その辺りは適宜脳内変換してご理解下さい。

 

 

●スリーターン

スリーターン

別ウィンドウで図を表示する

これは以前にも説明しましたよね。

もう一度説明しますと…

 

・フォアからバック、或いはバックからフォアに向きを変えるターン

・ターンの前後でフォアとバックが入れ替わるのはもちろんだが、インとアウトも入れ替わる(例えば、左フォアアウトに乗っていてスリーターンをすると、左バックインになる)

・「ターンの回転方向(図では左回転)」が「ターン前のトレースの回転方向(図では左回転)」と同じになる

・「ターン前のトレースの回転方向」と「ターン後のトレースの回転方向」が同じになる(つまり、両トレースを併せると円になる)

・エッジの種類数だけスリーターンの種類があり、計8種類のスリーターンが存在する

 

…ということになります。

全てのエッジについて、スリーターンはよく使います。

…が、個人的な使用頻度を書くと…

①左フォアアウト・スリー
②右バックアウト・スリー
③右フォアイン・スリー
④左バックイン・スリー
⑤右フォアアウト・スリー
⑥右バックイン・スリー
⑦左バックアウト・スリー
⑧左フォアイン・スリー

…となりますでしょうか?(上ほどよく使います)

因みに、これはスリーターンに限らず全ての片足ターンで共通することですが、ターンの時においては、フォアからバックへの片足ターンの場合は「足のつま先側を軸にターン」し(図でもそうなっていますよね)、逆にバックからフォアへの片足ターンの場合は「足のかかと側を軸にターン」します(トレースはどちらも基本的には変わりません)。

 

 

 ●ブラケット

ブラケット 

別ウィンドウで図を表示する

余り使わないように思います。

…が、新採点方法になってから多少は脚光を浴びるようになった感もあります(後述の定番ステップパターンを除いて。旧採点方法の時代からそのステップパターンはよく使われていましたので)。

説明としては…

 

・フォアからバック、或いはバックからフォアに向きを変えるターン

・ターンの前後でフォアとバックが入れ替わるのはもちろんだが、インとアウトも入れ替わる(例えば、左フォアアウトに乗っていてブラケットをすると、左バックインになる)

・「ターンの回転方向(図では右回転)」が「ターン前のトレースの回転方向(図では左回転)」と逆になる

・「ターン前のトレースの回転方向」と「ターン後のトレースの回転方向」が同じになる(つまり、両トレースを併せると円になる)

・エッジの種類数だけブラケットの種類があり、計8種類のブラケットが存在する

 

…スリーターンとよく似てはいるのですが、やはり特徴的なのは「ターンの回転方向がスリーターンとは逆」ということでしょう。

たったそれだけの違いですが、スリーターンと比べるとやはり難しくなります。

 

最もよく使うのは「フォアインのブラケット」でしょうか。 

 印象的な例で言いますと、今シーズンの小塚選手のフリーのストレートライン、最後の最後、リンクの一番端に行ったときになされるターン(2:29~2:30)…あれがブラケット…この場合は右フォアインのブラケット…です。

腰の決まり方が理想的でとても良い感じです。

参考VTR:小塚崇彦選手

 

定番のステップパターンとしては、「バックアウト・スリー」→「フォアイン・ブラケット」というのが有名でしょうか。 

浅田真央選手がよく使っていますよね。

参考VTR:浅田真央選手

2:43辺りからクルクルと回って、その直後左バックアウトに乗り、「左バックアウト・スリー」→「左フォアイン・ブラケット」と繋げているのが一つ。

もう一つは2:56~2:57辺りで右バックアウトに乗り、「右バックアウト・スリー」→「右フォアイン・ブラケット」というものです。

 

逆に、全く使わない(或いは殆ど使わない)のが「バックインのブラケット」「バックアウトのブラケット」でしょうか。

特に「バックアウトのブラケット」は難しい(というか、怖い)ですので…。

 

 

●ロッカー

ロッカー 

別ウィンドウで図を表示する

説明としましては…

 

・フォアからバック、或いはバックからフォアに向きを変えるターン

・ターンの前後でフォアとバックが入れ替わるが、インとアウトは入れ替らない(例えば、左フォアアウトに乗っていてロッカーをすると、左バックアウトになる)

・「ターンの回転方向(図では左回転)」が「ターン前のトレースの回転方向(図では左回転)」と同じになる(つまり、ターンを終えるまではスリーターンと同じ流れ)

・「ターン前のトレースの回転方向」と「ターン後のトレースの回転方向」が逆になる(つまり、両トレースを併せると「S」の字になる)

・エッジの種類数だけロッカーの種類があり、計8種類のロッカーが存在する

 

特徴的なのは、「Sの字」「ターンの回転方向はスリーターンと同じ」ということでしょう。

 

ロッカーは旧採点方法時代からプログラムのあちこちで使われていまして、実例を示しますと…

参考VTR:佐藤有香選手

この動画ですと、2:13辺りの2A後のフライングキャメルを終わって、フォアクロスを3度くらい入れてからおもむろに「右フォアイン・ロッカー」でターン(2:30辺り)し、そしてバッククロスに繋ぐ…という感じになっています。

…いや、いつ見ても惚れ惚れします(「なにその安定感?」と突っ込みを入れたくなるほどです)。

フォアインのロッカーは、こんな感じに繋ぎのステップの中でアクセント的に用いられることが多いような気がします。

 

他の例ですと…

参考VTR:浅田真央選手

最初の3F+3Loの後、クロスを一回入れ、2回チョンチョンと跳ね、右バックインに乗ったところで「右バックイン・ロッカー」→「右フォアイン・ロッカー」→「右バックイン・ロッカー(※)」としていますよね(1:16辺り。3連続でクイクイっとターンする部分です)。

(※)細かいことですが、この最後のターンは、ターン後のエッジがちょっと曖昧です…が、多分ロッカーだと思います。

この場面では3回ロッカーを繰り返していますが、バックインに乗った後、偶数回(2回や4回)ロッカーを繰り返して止めるのが定番です(バックインから始まってバックインで終わる…という感じです)。

その定番パターンとしては…

参考VTR:村主章枝選手

ラストのストレートラインの冒頭で右バックインから4連続ロッカー→右バックインに乗ったところで止める…という定番通りのパターンになっています(2:17辺り)。

 

もう一つ定番としての使い方は…

参考VTR:高橋大輔選手

4:31辺りでバタフライで跳んだ後…

バッククロスを一回入れた後の右バックインでロッカーをし(このとき乗っているエッジは右フォアイン)、左バックアウトに乗ってクロス

…という「バックイン→ロッカー→クロス」というのも非常に定番ですね(一瞬なので分かりづらいですが)。

 

更にもう一つ例を挙げると…

参考VTR:小塚崇彦選手

先に紹介した動画と同じ動画ですが、ここでは「フォアアウトのロッカー」が使われています。

一回目は2:19~2:20辺り、リンク上の「SKATE」の文字の「T」を通り過ぎる直前のターン(これは「左フォアアウトのロッカー」です)。

二回目は2:26辺り、クルクルと回った後すぐの片足のターン(これは「右フォアアウトのロッカー」です)。

 

…沢山例を挙げましたが、例に挙げなかったロッカーに関しても結構使われています。

ロッカーに関しては、現採点方法になってからは8種類全てが割と満遍なく使われている印象を受けますね。

 

 

●カウンター

カウンター 

別ウィンドウで図を表示する

説明としては…

 

・フォアからバック、或いはバックからフォアに向きを変えるターン

・ターンの前後でフォアとバックが入れ替わるが、インとアウトは入れ替らない(例えば、左フォアアウトに乗っていてカウンターをすると、左バックアウトになる。この点はロッカーと同じ)

・「ターンの回転方向(図では右回転)」が「ターン前のトレースの回転方向(図では左回転)」と逆になる(つまり、ターンを終えるまではブラケットと同じ流れ)

・「ターン前のトレースの回転方向」と「ターン後のトレースの回転方向」が逆になる(つまり、両トレースを併せると「S」の字になる。この点はロッカーと同じ)

・エッジの種類数だけカウンターの種類があり、計8種類のカウンターが存在する

 

特徴的なのは、「Sの字」「ターンの回転方向はブラケットと同じ」ということでしょう。

カウンターも現採点方法になってから一層脚光を浴びるようになったステップだと思います。

 

…実はこのカウンター、一見難しそうに見えるのですが(いや、まあ難しいのですが)、実際やってみると意外と簡単にできたりします。

個人的には、ブラケットやロッカーの方が難しいと思うところです。

 

…では、実例を示しますと…

参考VTR:小塚崇彦選手

えーと、何度も登場させてすみません小塚選手…。

2:16にカメラのアングルが切り替わった直後のターン…これが「右バックインのカウンター」です。

ターン後にスケーティングレッグの後ろ側にフリーレッグをクロスさせるような動きをするのが、このターンの特徴です(この例ではちょっと極端目にクロスしていますが)。

非常に定番的によく使われますので、覚えておきましょう。

2:13~2:14にもカウンターが使われていますよね(この場合は「左フォアアウトのカウンター」)。

 

カウンターに関しては、この「バックインのカウンター」がよく見かけるのですが、「フォアインのカウンター」も時々見かけますでしょうか。

でも、「バックアウトのカウンター」は余り見かけないような気がします(「バックアウトのブラケット」同様難しいですので…)。

 

==========

 

●まとめ

いろいろと書いてきましたが、まとめますと次の図ようになります。

 

ターンの種類   

 

ただ、こういった知識があっても、実際問題としてその場その場で見分けられるかというと、そうでもないと思います。

ターンの瞬間瞬間で「いまどのエッジを使った?どの方向に回転した?」と判断するなんてことは、経験者でなければ、余程の動体視力と判断力を持った人でないと、まず無理だと思います。

やはり実例を何度も見て頂いて、ターン前後の上半身の動きやフリーレッグの動き(※1)、そして定番ステップパターン(※2)を覚えた方が、瞬時に理解できるのではないかと思います(このことは、一歩進んだジャンプの見分け方で踏み切るエッジに着目するのではなく、プレパレーションに着目したのと同様です)。

(※1)各エッジでの各ターンごとに、上半身やフリーレッグ等のおおよその動きは決まっています。ここでは説明しませんでしたが…。説明するととんでもなく長くなる上、選手向けの記事になってしまいますので…。すみませんが、各自ビデオ等で勉強してみて下さい。

(※2)ここで紹介した以外にも沢山存在します。

ビデオのスローやコマ送りなんかを駆使して勉強するのも効果的かもしれないですね。

一歩一歩のエッジの明確さという点では、今シーズンの現役選手の中では小塚選手が最も優れていると思いますので、ビデオで研究するのでしたら小塚選手の演技を観ることをお勧めします(今シーズンのビデオなら皆さん持ってますよね?)。

 


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[2009/03/25 19:02] | 技術関連 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top
「質の高いジャンプ」とは? #02

前回同様、以下の文はあくまでも私見ですので、参考意見程度に読んで頂ければと思います。

==========

 

●クリーンな着氷であること

 

「クリーンな着氷」…これもよく聞く言葉です。

これが何を指すか…というと、単純に「着氷後のトレースに乱れが少ないこと」を指しているようにも思えますし、あるいは「完璧な着氷」といったニュアンスで使われているような場合もあるように思え、一概にコレといった特定の一般的意味合いは無いように感じます(強いて言えば「質の高い着氷」といった漠然とした意味合いになりますでしょうか)。

ただ…スケーター的視点から見て、個人的には…

 

「体にかかる自然の力(物理の力)に反さずに着氷すること」

「無理な力を必要とする感覚を覚えることなく着氷すること」

 

…といったニュアンスの意味が「クリーンな着氷」の意味としてしっくりくるような感じがします。

そして、(少なくとも着氷時に回転不足等の減点要素のないジャンプであることを前提として)それが具体的に何を指すかといいますと…

 

==========

・着氷後のトレース(=エッジが氷上に描く軌跡)に乱れがないこと

・チェックをそのまま数秒間維持し続けたならば綺麗な円のトレースを描けると感じられるほどチェックが安定していること

・チェック時に腰が回りすぎたりしないこと(オーバーターンやステッピングアウトを耐えるような状態にならないこと)

・チェック時のトレースの円の大きさが、プレパレーションのコースの延長として相応しい大きさであること(小さくなり過ぎたりしてはならない)

・チェック時の右バックアウトに深く乗りすぎないこと

・着氷の瞬間からチェックが安定するまで重心に乱れ(例:トレースは綺麗だが、着氷時の重心が後ろ側に寄りすぎている…など)がないこと

・着氷の瞬間に減速しないこと(着氷時にブレードの上に重心がない…つまり重心がずれている場合になりやすい)

・感覚的に「ストン」という感じで着氷できれば理想的(濁点がつくような擬音が相応しいような着氷はあまり良くない)

・空中での高速回転(身体を締めている状態)→着氷準備(回転を止めるために身体の締めを緩める)→着氷→チェックという一連の流れにおいて、上半身の制御、及び左足(=フリーレッグ)の動きに不自然さが無いこと(要するに、高速回転を止める動作→チェックに至るまで、動きに不自然さを感じないこと)

・着氷後に「流れ」があること

==========

 

…という感じになりますでしょうか。

意味的に部分的な重複があるものもありますが、これらを満たして「クリーンな着氷」になると考えます。

 

 

●着氷後に「流れ」があること

 

「クリーンな着氷」でも触れましたが、当然「流れ」がある(すなわち推進力がキープできている)方が優れています。

ただ、これに関しては次のような注意点があります。

一見「流れ」があるように見えても、次の2つの技術…

 

①チェックの姿勢を作るためのフリーレッグ(=着氷してない方の足。この場合は左足)を後ろに引く力の流れを利用して推進力を得る(回転力を推進力に変換する行為に相当すると考えます)

②チェック時の右バックアウトで押す(膝を曲げている状態から伸ばす)ことによって推進力を得る(スケートというものは、基本的に押すと推進力が発生します)

 

…そのような技術により、着氷時に減速してほぼ推進力がない状態に、無理矢理流れを作り出しているようなケースがあります。

良く言えば「テクニック」、悪く言えば「誤魔化し」…ということになりますでしょうか(但し、①については、明らかにそうしているというのは別として、回転している以上はある程度自然に起こりますので、仕方が無いとも言えます)。

 

なお、この技術は「流れ」のあるジャンプにおいても用いられることが多いです(より「流れ」を出すため)。

 

ちなみに、②についての確認の仕方は簡単です。

チェックで深く曲げた右膝を、着氷後間を置かずに伸ばす(押す)…といった場合、多くはこれに該当すると思います(但し、推進力を得るためではなく、進行方向をコントロールするために押す…という場合も結構あるように思えます)。

 

…個人的には「誤魔化し」という印象を与えないためにも、チェックは安定姿勢(右膝は伸ばしていない)に入ってから1~2秒程度は微動だにしない(右膝を伸ばさない)のが好ましい…と思ってはいるのですが…。

単独ジャンプならともかく、コンビネーションなんかになるとどうしてもスピードは落ちてしまうので、ある程度は仕方ないのかなとも思います。

でも、逆に言うとコンビネーションでそれができる(「1~2秒程度は微動だにしない」&流れがある)ということは凄いことだと思います。

 

 

●フリーレッグ(左足)の処理が美しいこと

 

こちらも「クリーンな着氷」で触れましたが、改めて。

スクラッチが入った状態から足を振りほどく過程が、物理的に自然な動きであることが望ましいです。

どういったものが物理的に自然か…というのは説明が難しいのですが…。

これについては実例を見て感じて頂くのが一番でしょう。

個人的にはエルビスストイコ選手・トッドエルドリッジ選手のフリーレッグの処理が美しいと思っています(前回から引き続きの紹介ですが)。

 

参考VTR:エルビス・ストイコ選手

参考VTR:トッド・エルドリッジ選手
(彼は回転方向が逆ですので、脳内で左右を逆にして理解して下さい)

 

特に演技後のスロー映像に着目して下さい(エルドリッジ選手の方が分かり易いでしょうか)。

 

①着氷直前でフリーレッグが(スクラッチ状態から)フワッと浮き上がり(前回の「基本的な考え」で述べた価値観「開いて回転を止めて」の動きに当たります)

②着氷した瞬間に「シットスピンでちょっと立ち上がったような姿勢」になり

③フリーレッグの自然な動きの延長としてチェック時のフリーレッグの位置に左足を持って行く

 

…という流れになりますでしょうか。

…これだけの自然な動きが出来る選手は中々いないです。

何度も見て、目に焼き付けるだけの価値は十分にあるでしょう。

特に「①の動き」と「①から②へと移る動き」については、両選手のように動ける選手は少ないです。

 

…一方、最近の選手では多いと思うのですが、着氷までスクラッチはほぼ閉じた状態で、着氷の瞬間、右膝が曲がるのを利用して、右膝で左膝の裏側を押し出すような感じで②の姿勢に移る(つまり①の動作が無い)…そういったテクニックを使う選手が多くなったように思います。

おそらく、ぎりぎりまでスクラッチ状態を維持した方が多く回転できるため、そういう技術に発展していったんじゃないか…と考えています。

この技術はこの技術として評価すべきだと思いますが…やはり基本的な考えとしての「開いて回転を止めて降りてくる」という部分に反するように思え、この点で少し疑問には思うところです。

…どちらが美しいか・理想的かと言われれば、やはり前者(エルビス・トッド両選手のような動き)だと個人的には答えてしまいます。

 

 

==========

 

…と、この辺りで終わっておくべきでしょうか。

敢えて書かなかったこと(ジャンプする瞬間の細々した注意点・テイクオフ時から空中軸を作るまでの間の注意点・回転を止めるための上半身の制御方法…など)もありますが、そういったものを書いてしまうと完全に選手向けの記事になってしまい、ちょっと趣旨が変わってきますので…。

 

 

 

(おわり)

 


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[2009/03/21 20:00] | 技術関連 | トラックバック(0) | コメント(16) | page top
「質の高いジャンプ」とは? #01

例によって、以下の文はあくまでも私見ですので、参考意見程度に読んで頂ければと思います。

==========

 

質の高いジャンプ…と聞いて、皆さんどういったジャンプをイメージされますでしょう?

高くて距離があって、着氷がちゃんとしているジャンプ…そういったイメージが一般的でしょうか。

実際のルール上もそんな点が最も重視されているように感じますし、そういった理解だけでも十分だと思います。

ただ、このルール…質の高さの判定はGOEによってなされることは皆さんご存知だと思いますが、具体的にどういったものが「質が高い」とされているのかは、よく知らない方も多いんじゃないでしょうか。

それをちょっと見てみましょう。

 

==========

(フィギュアスケート資料室さんから引用させて頂きました)

プラス面に対するGOE評価のガイドライン(2008年度)

<ジャンプ>

①[入り方の評価] 予期せぬ入り方、独創的な入り方、難しい入り方をしている

②[入り方の評価] 明確で評価に値するステップやスケーティング動作から直ちに跳んでいる

③[空中の評価] 空中で変形ポジションをとっている(③-1)、または回転の開始を遅らせている(③-2)

④[空中の評価] 高さや飛距離が素晴らしい

⑤[出方の評価] 着氷時に手足がよく伸びている、または独創的な出方をしている

⑥[全体の評価] 入りと出の流れ(加えてコンビネーション・シークエンスではジャンプ間の流れ)が優れている

==========

 

①と②については…ちょっと違いがよく分からないのですが、要するに(一歩進んだジャンプの見分け方で説明した)「ステップからのジャンプ」や「その他の入り方からのジャンプ」についての評価…でしょうか?

③-1については、例えば空中での回転時に片手を上げて回る(ブライアン・ボイタノ選手がよくやっていたヤツ)など、要するに「空中において本来不必要な動きによりジャンプの難度を高める」ことに対する評価。

③-2については、後述します。

④は「高さと距離」についての評価。

⑤は「チェック」についての評価。

⑥は「流れ」についての評価(流れのあるジャンプ…とか、よく聞きますよね)。

 

…曖昧な部分もありますが、おおよそそんな感じの意味だと思います(違うかもしれませんが)。

 

でも正直な話、スケーターとしての個人的価値観からすると、「もっと他にも評価すべき点があるんじゃない?」と思ってしまいます。

以下、そういったものも含めて、「質の高いジャンプ」について考えてみようと思います。

 

 

 

●基本的な考え

 

確か佐藤有香さんも仰っていたように思いますが、理想的なジャンプというのは…

跳んで上がってから締めて(閉めて?)回って、開いて回転を止めて降りてくる

…というものになります。

確かめたわけではありませんが、これはおそらくフィギュアスケート界で共通の認識だと思えます。

これが大前提。

故に、上の③-2「回転の開始を遅らせている」がプラス評価される(※)のであり、逆にジャンプ前に回転が開始してしまっているようなケースはNGとされるわけです(もっとも、これは上の大前提云々という話抜きにしても「回転の誤魔化し」であるわけですから、低く評価されるのは当然でしょう)。

(※)…といっても、(意図して)不自然なほど遅れさせすぎるのもどうかと思います(あくまでも、自然に、上がってから閉めている…と感じられるものが理想だと個人的には考えます)。確かにそれはそれで難度は上がると思うのですが、それこそ③-1で触れた「空中において本来不必要な動きによりジャンプの難度を高める」ということになりますので…。…あ、だから③-2は③-1と同じグループなのかも…。

 

 

●プレパレーションの質が高いこと

 

詳しくはこのエントリーを読んで下さい。

…私もよく分かりませんが、もしかしたら、優れたプレパレーションについては、GOEでは上述の⑥「入りの流れ」という部分でプラス評価されているのかもしれません(なお、「ステップからのジャンプ」「その他の入り方からのジャンプ」については、上述の通り①と②で評価されるものと思われます)。

具体的に「入りの流れ」とは何か…何をもって「優れた」としているのか…といったことは分かりませんが…。

 

因みに、フィギュアスケート資料室さんのココによると、「エラーに対するGOE評価のガイドライン」というものもあります。

つまり「悪かったら減点するけど、良かったとしてもプラスはしないよ」というものです。

そこにおいて、プレパレーションに関すると思しきものをピックアップしますと…

 

・準備動作が長い(※)

・踏切が拙い

・ジャンプの踏切が両足

・1つまたは両方のジャンプの踏切のエッジが不正(長さ・程度による)

(※)「準備動作が長い」という部分については、逆に優れる場合は「準備動作が短い」となるわけですが、これについては上述「プラス面に対するGOE評価」の②「~直ちに跳んでいる」という部分で加点されるものと思われます。

 

…下2つはプレパレーション云々以前の問題(当たり前の減点要素)なので除くとして…。

実質は上2つがプレパレーションの評価となる…ということになりますでしょうか。

 

…余談ですが、実際問題として、プレパレーションはそれほどルール上重視されているようには思えません。

まあ、スポーツ競技としては着氷の方をより重視するのは当然なのかもしれませんが…。

ちょっと寂しいですね…。

 

…もう一つ余談として、スコット・ハミルトン選手…下のVTRの時点で40歳前くらいだと思うのですが、それでも3Fや3Lzを余裕を感じさせるランディングでこなせるのは、プレパレーションが優れているため(トウを氷スレスレの位置からつく…など)なのかなと思ったりします。

参考VTR:スコット・ハミルトン選手

 

 

●空中姿勢が美しいこと

 

何が美しいかは人それぞれです。

…が、個人的には(上半身は置いといて)下半身については、右足に被せている左足をピンと伸ばす(※)のではなく、その左足は若干「く」の字に曲げ、右足と左足の小指の外側部分をくっつけるようにする(感覚的には、ガチガチに締めるというのではなく、緩やかに締める…といった感じでしょうか)…そういったカタチが美しいと思います(右足は軸足なのでピンと伸ばします)。

(※)左足をピンと伸ばす…というのは確かに物理的に効率が良いとは思うのですが、それを多少犠牲にしても上述のようにして欲しい…美しさを優先して欲しい(左足をピンと伸ばすのはあまり美しいとは思えない)…と個人的には思います。

そのカタチでは、脚と脚の間…膝付近と足首付近に幾らか隙間が出来ることもありますが、これは美点だと考えます。

…伊藤みどり選手のジャンプが絶賛されるのは、そういった「隙間」の美学(?)…といいましょうか、それを美しいと思える方が多い証拠ではないでしょうか(参考:中野友加里選手と伊藤みどり選手の巻き足について)。

まあ、伊藤みどり選手はちょっとカタチとしては特殊な例ですが、もう少し一般的な例で、かつ上のようなカタチが美しい選手としては、エルビスストイコ選手・トッドエルドリッジ選手を挙げたいと思います。

参考VTR:エルビス・ストイコ選手

参考VTR:トッド・エルドリッジ選手
(彼は回転方向が逆ですので、脳内で左右を逆にして理解して下さい)

 

…余談ですが、この姿勢はバックスクラッチスピン(※)の姿勢に相当するため、右足軸に左足を被せることを「スクラッチを入れる」…と私は呼んでいました(そういえば、バックスクラッチスピンも脚に適度な隙間があった方が美しいですね。上の両選手もそうですし)。

(※)右足を軸にして高速回転するスタンドスピンのことです。上のVTRでも両選手がプログラムの最後に入れていますね。最近(?)ですと、村主章枝選手もプログラムの最後によく入れているのが印象的です。

…あ、バックスクラッチスピンはフィギュア用語ですが、「スクラッチを入れる」は全然フィギュア用語じゃない(他では使えない)と思いますのでご注意を(でも、今後このブログでは説明のために使います)

 

 

●ジャンプに高さと距離があること

 

ジャンプを評価するのですから、これは当然です。

 

 

●チェックが美しいこと

 

姿勢・腕の角度・指先・腰の入り具合・乗り・フリーレッグ位置・フリーレッグのつま先が伸びているか…等々、いろいろ注意点はあります。

謂わば「決めポーズ」に相当するので、この部分で見る人の印象に与える影響は大きいでしょう。

個人的には、「腰の粘りが感じられ、かつポージングが美しいチェック」が好きです(腰の粘りについてはココを参照)。

 

 

 

(つづく)

 


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[2009/03/18 20:22] | 技術関連 | トラックバック(1) | コメント(8) | page top
前回のエントリーの補足

以下の本文は、前回のエントリーを読んだ上で読んで頂きたいと思います。

注意としては、これは前回のエントリーでも共通することなのですが、ここ(前回のエントリー含む)で書く言葉の意味の説明は、あくまでも私個人の感じ方として「こういう意味が一番しっくりくる」というものを記しているに過ぎず、フィギュアスケート用語としての定義を述べているわけではありません…ので、その点は了承して下さいね。

 

==========

 

「エッジワーク」という言葉…これもよく耳にする単語です。

 

前回のエントリーでは、現採点方法におけるステップシークエンスは…

「フットワークを重視するよりも、難しいターンを織り交ぜつつ、一歩一歩の乗りを丁寧に見せていく」

…ということを重視している傾向がある…といったことを書きました。

 

これはまさに「エッジワークを重視している」という表現がピッタリだと思えます。

 

つまり、エッジワークとは

「エッジの乗りを活かしたステップワーク」

…ということを意味する…とするのが感覚としてしっくりきます。

 

そして、フットワークは

「足さばきを活かしたステップワーク」

…というのがフィギュアとしての一般論的にしっくりくる感じでしょうか。

 

ただ、前回のエントリーで使った「フットワーク」という言葉については、そういった一般論的意味よりも幾らか限定的な意味合いで使いました。

 

上記の一般論的意味を、謂わば「広義のフットワーク」とすると、それは「狭義のフットワーク」とでも言いましょうか。

 

要するに、解説者が思わず「フットワーク」という言葉を使いたくなるような、素早い・小刻み・巧さ・安定・水面を飛び跳ねるような感覚…といった印象を受けるステップワーク…これが前回の「(狭義の)フットワーク」の意味なのかなと思います。

 

 

…そう考えると、旧採点方法時代のステップシークエンス…例えば前回紹介しました佐藤有香選手の動画でのストレートラインステップ…あれなんかは、「(狭義・広義の)フットワーク」と「エッジワーク」、どちらにも当てはまるんですよね。

 

そして、現採点方法のステップシークエンス…これは「エッジワーク」という表現が当てはまるのはもちろん、「(広義の)フットワーク」という表現を当てはめることも可能…と、そんなことを思ったりもします。

 


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テーマ:フィギュアスケート - ジャンル:スポーツ

[2009/03/16 19:58] | 技術関連 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top
「フットワーク」と「ステップシークエンスの性質の変化」

前回のエントリーで誤解を招く発言をしてしまい、済みませんでした…。

多分、今後も間違ったことを書いてしまうかもしれませんが、その時はまた指摘頂ければ対応しますので、なまあたたかく見守ってやって下されば…と思います。

…ちょっとヘコんでます…。

 

==========

 

「フットワーク」という言葉があります。

他のスポーツでも使われるこの言葉ですが、フィギュアスケートの場合は何を意味するのでしょうか。

…私も正確にはよく分かりません。

でも、何となくのイメージはあります。

例えば…子供の頃河原でよく遊んでいた方なら経験があると思いますが、平たい石コロを捜して、それを川の水面スレスレの角度で投げ込み、川の表面をその小石が何度も飛び跳ねる…という遊びがありましたが、あの小石のチョンチョンと小刻みに跳ねる感覚がフットワークという言葉に近いイメージがあります。

別の例ですと…スキーでいうところのパラレルターンを小刻みに繰り返す様…モーグルで小さいコブの隙間を縫うように小刻みにターンを繰り返す様…そういったものがイメージ的に近いように思えます。

…上の2つの例は特にそう意識したわけではなく、無意識に書いたのですが、どちらにも「小刻み」という言葉が使われています。

「小刻み」というのが一つのキーワードなのかもしれませんね。

…それで、そのフットワークですが、フィギュアの場合、その言葉を聞いて(個人的に)パッと思いつく選手を何人か挙げてみますと…

 

①参考VTR:アレクサンドル・ファデーエフ選手

②参考VTR:佐藤有香選手

③参考VTR:エルビス・ストイコ選手(4:00~)

④参考VTR:カート・ブラウニング選手

⑤参考VTR:スコット・ハミルトン選手

 

…とと、キリがないですね。

皆さんステップの名手で、ただ小刻みで速いだけでなく、前提となる基礎部分での「巧さ」があるのが好感が持てるところでしょうか。

フットワークの意味については、こういった選手のステップに共通する部分を感じ取ってもらって理解して頂くのが一番早いと思います。

 

さて、そんなフットワークですが。

旧採点方法の時代では、ステップシークエンスにおいてはこのフットワークが重視される傾向にあり、左右のターンをバランス良く配置しつつ、フットワークを活かす構成を作るのが一般的でした(なお、上の動画のプロの試合①④⑤については、各ステップの構成がプロの試合ならでは(魅せる構成が重視される)というところがありますので、少し異なるものと理解して下さい)。

もちろん比較的スローなステップシークエンスも見かけましたが、ステップの巧さを見せることに主眼を置くのであれば、フットワーク重視の構成になることが多く、多くの選手もそのような構成を採用していました。

 

他方、現在の採点方法においてはどうかといいますと…。

このフットワークがあまり重視されない構成を取ることが多くなったように思えます。

つまり、以下のステップシークエンスのレベルを上げる要件を満たすことを最重視した構成(フットワークを活かすことを考えるのは二の次)になっているように思えます。

 

==========

 

(フィギュアスケート資料室さんから引用させて頂きました)

 

以下の必須の【 】を含めて、レベル2は2つ、レベル3は3つ、レベル4は4つの要件を満たすことが必要

 

【1】ターン・ステップのうち、次のものが行われている。(必須)

  • [ターンの種類に関して] スリー、ツイズル、ブラケット、ループ、カウンター、ロッカーのうち、レベル2・3は4つを2度ずつ レベル2はのべ6つ、レベル3はのべ8つ(同じ種類は2つまで数える)、レベル4は5つを両方向に1度ずつ
  • [ステップの種類に関して] ランニングステップ、トウステップ、シャッセ、モホーク、チョクトー、チェンジエッジ、クロスロールのうち、レベル2・3は2つを2度ずつ のべ4つ(同じ種類は2つまで数える)、レベル4は3つを両方向に1度ずつ

(2) 総距離のうち1/3以上は左回りの、1/3以上は右回りの(ターンやステップによる)滑走である。ただし、体が1回転することなく方向転換した部分については、総距離には含まれるが、左回り・右回りの計算では無視される。

(3) 両腕・胴・頭の3つのうち2つ(レベル4はすべて)を見る目に明らかに使っている。

(4) 回転方向の素早い転換。すなわち、ロッカー、カウンター、ツイズル、素早い回転のトウステップ 素早いステップの4つのうち、回転方向の異なる2つ(同じ種類でもよい)を素早く続けて行う。

  • 注意:跳びはねたようなターンは無視される。

  

==========

 

選手がこれらの要件を満たすことに主眼を置くことは当然だと思えます。

そうしないと点数が出ないわけですから。

そして、これらの要件を満たそうと思えば…旧採点方法の頃のように、フットワークを強調するためにスピードを出して突っ走る…といった構成にするわけにはいきません。

スピードを落として(時には進行方向とは逆走して)、要件を満たすステップ(や上半身の動き)を入れるために構成の密度を高める…そのような構成になるのは必然だと思います。

…推測ですが、そのような構成においてフットワークというのは相性が悪いように思え、そんな中、ステップシークエンスにおいては「フットワークを重視するよりも、難しいターンを織り交ぜつつ、一歩一歩の乗りを丁寧に見せていく」ことを重視する価値観が広がっていったように感じます。

ルールに引っ張られて、ステップシークエンスの性質が変化した…。

そう考えます。

 

別の考え方をしますと、このことは、フットワークが苦手な選手にチャンスができたということです。

上記推測が正しいことを前提に話を進めますが、例えば…。

フットワークが苦手な選手であっても、上記要件さえ無難に満たしさえすればそれなりのレベルが獲得でき(※)、仮にこの選手がレベル3を取ったとします。

(※)フットワークが苦手なのに「無難に満たし…」なんて簡単にできるの?…と思われるかもしれませんが、フットワークの能力というのはステップの基本能力の上位能力のようなもので、フットワークが苦手だからといってステップも必然的に苦手ということにはなりません(でも、フットワークが苦手な場合はステップの基本能力も不十分な場合が多いです)。また、一歩一歩の乗りを丁寧に見せていく…ということは、見方を変えれば「ステップをじっくり余裕を持って踏むことができる」…ということでもありますので、上手かどうかはともかく、取り敢えず要件を満たす程度なら、TVでよく見かける選手レベルならば簡単だと思います(レベル4となると話は違ってくるでしょうが)。

他方、ステップ・フットワークが得意な選手がいたとして、この選手がレベル4を目指して何とか頑張りますが、レベル4の壁は思いの外高く、レベル3にとどまったとします。

…上述のように、点数を狙うのであればフットワークを重視した構成は難しいわけで、フットワークのある選手としてはその良さを最大限に活かせない…。

とすると、フットワークの得手不得手による差が出にくくなるのはもちろん、レベル4が出にくい現状においては同じレベル3で勝負することが多くなり、結果としてフットワークが苦手な選手にもチャンスが生まれる…といった感じです。

 

…フットワークというのは、スケートの本質的な部分がそのまま反映されることが多い、ステップにおける本質のようなものですが、高橋大輔選手の特徴を記したエントリーでも言及しましたように、現在の採点方法ではそういった部分が評価されにくい(点数に反映されにくい)ように思え、上半身を大きく使う(これはステップの能力というよりは、踊りの能力に依存する割合が高いと思えます)といった、ステップの本質とは関係のない外面的な部分でレベル認定等がなされているように思えます(※)。

(※)上半身云々ということについては、上記①の動画のラストのストレートラインを見て頂ければ分かり易いと思います。これは相当凄いフットワークなのですが、ここにおいては上半身の基本位置に殆ど変化がない…ブレがないのが分かります。つまり、上半身を大きく使う…ということは、上半身の位置を変化させるということで、それはフットワークとは相容れないものであるということです。故にステップの本質とは関係がない…という話に繋がっていくわけです。

…因みに、速いステップとして、上記要件にもありますツイズル(片足でスピンのようにクルクル回転しながら進むステップ)がありますが、これはここで言うフットワークとは別物(ここで言うフットワークとは異なる技術が要求される)と個人的には考えています(ステップの連続というよりは、一連の回転動作をまとめて一つの技…一つのステップ…という感じです)。

 

…余談ですが、浅田真央選手について、個人的にはフットワークがある選手だと思っています。

ステップシークエンスでは、上述のステップ構成上の問題により、そのフットワークの良さを伺うのが難しいと思うのですが…(だからといって浅田選手のステップシークエンスの完成度が低いということではありません。フットワークとは別の方向性で完成度を高めていってるなという印象を受けます。この辺りは、上で紹介したビデオと現在の浅田選手のビデオを見比べて頂ければ分かり易いと思います)。

いつ見かけたかは忘れましたが、試合ではなく、浅田選手の普段の練習風景を撮影したシーンがTVで放送されていたんですね。

通常選手というのは自分なりの短い練習用ステップパターンというものを幾つも持っており、これを繰り返すことでフットワークを鍛えたり、あるいはウォーミングアップに使ったりするわけなのですが…。

その放送で見かけた浅田選手がそういった練習ステップをこなす様は、フットワークのある選手のステップ感そのもの…といった印象を受けました。

…というのがフットワークがあると思う理由の一つでしょうか。

個人的には、現在の踊りを巧みに織り交ぜながら踏んでいくステップもいいのですが、旧採点方法の頃のようなフットワークを最大限に活かした構成のステップも見てみたいな…と浅田選手に勝手な期待をしたりするのですが…。

 

…もう一つ余談ですが、現採点方法においては、ストレートラインステップよりもサーキュラーステップの方が若干フットワークを見せる構成であることが多いように感じます(なんとなくですが)。

 

 

 

…と、あれこれ沢山書いてきましたが…。

「今のステップシークエンスもいいけど、昔みたいなフットワークを活かしたものが余り見れなくなって、ちょっと寂しいな…」

…という一文で済んだんじゃないかと思うと…。_| ̄|○lll

 

==========

(3/16追記)

次のエントリーでこのエントリーの補足を書いておきましたので、よろしければ読んでやって下さい。

 


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[2009/03/14 18:22] | 技術関連 | トラックバック(1) | コメント(9) | page top
問題のジャッジ?

http://www.nicovideo.jp/watch/sm6070542
(↑ニコニコ動画のアカウントがある人向け)

その元になった韓国サイト?
(↑エキサイトによる日本語翻訳)

 

ええと、私も最近他の方に教えて頂いて知ったわけなのですが、知ってしまった以上はスルーするのも偽善的かと思い、かといってこれが何を意味するのか私もよく把握できませんし…デリケートな問題なだけに詳しいコメントは控えさせてもらいます。

点数が何点か…というのは確かに気になる部分ではありますが、最終的に大事なのは順位ですので、この点だけは不公平な判断をしないようにお願いします…。

 

ちなみに、ジャッジの話し合いによる得点調整というものは、旧採点方法の時代からなされていました。

旧採点方法では、一番最初に滑った選手の点数(これを基準点といいます)を基準に後の選手の点数をつけていくわけなのですが、この基準点を出す際にまず話し合いが行われるのが通常です。

 (3/14追記)

ある方に指摘を頂いたのですが、どうやら、必ずしも通常的に話し合いがなされていたわけではないようです。

申し訳ありませんでした…。

 

==========

(注意)

申し訳ないのですが、このエントリーについてはコメント禁止にさせて頂きます。

余り楽しくない話題ですので…。

 


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[2009/03/13 20:28] | ルール関連 | page top
刈屋富士雄アナを知って下さい

トリノ五輪、女子シングル。

 

フィギュアスケート以外の種目も全て含み、結果的に日本がメダルを取れたのはこの種目だけ(でしたよね?)。

 

しかもメダルの色が「金」。

 

荒川静香選手がとった「金」一つだけ。

 

…確か、日本のメダル有望選手が全滅していく中で、最後の砦として期待されたのが荒川選手…だったんじゃなかったでしょうか?(違ってたらスミマセン)

 

そういった事情も手伝ってか、余計に目立ちましたよね。

 

そのときの荒川選手のイナバウアーが流行語になるほどです。

 

リアルタイムに朝まで放送を見ていた方も多いんじゃないかと思います。

 

そんな方々にとっては、以下のインタビューは必見といっていいでしょう。

 

ほぼ日刊イトイ新聞
オリンピックの女神はなぜ荒川静香に「キスを」したのか?

 

ちょっと長いのですが、頑張って読むだけの価値は十分あります。

 

勿論、トリノを知らない方にも読んで欲しいのですが、できれば(難しいでしょうが)トリノのビデオ(日本での放送を録画したもので、ノーカットのもの)を見た上で読んで欲しいです。

 

最近フィギュアスケートをよく観るようになった方でしたら、きっとフィギュアの見方が変わるんじゃないか…そんなインタビューです。

 

==========

 

余談①

トリノ未見で、ビデオが運良く手元にある方は…試合後の刈屋富士雄アナと佐藤有香さんの対話も必聴です。

 

余談②

このエントリーを書く前に、ちょっとそのビデオを見返したのですが…。

なぜか村主章枝選手のフリー演技で涙が止まりませんヨ!

銅メダル…取らせてあげたかった…。

でも、だからこそ村主選手は今でも現役として元気な姿を見せてくれる…のかもしれません。

 

余談③

余り話題になりませんでした(と思う)が、今シーズンの全日本、フリーだけなら村主選手が浅田真央選手を上回って1位なんですよね(もちろんそれは浅田選手のジャンプが3つもダウングレード判定されたから…というのもあるのですが)

各種条件さえ整えば、バンクーバー五輪…村主選手、メダルとれるんじゃないかと…。

今シーズンは復調具合が著しく思えますし…。

何が起こるのか分からないのが五輪ですし…。

 

余談④

NHKさん…お願いですから、もう一度当時の放送を「ノーカットで」ハイビジョン放送してもらえませんでしょうか…。

BS-hiの深夜の空き時間でも構いませんので…。

今でこそブルーレイディスクといったハイビジョンの一般的保存手段がありますが、当時はそれもありませんでしたし(無いことはありませんでしたが、一般的とは言い難いものでした)。

…いや、トリノに限らず、長野や、その他の試合・NHK杯の映像資料を全部…。

有料のオンデマンド方式(但し、ハイビジョン・画質重視で)でも構いませんので…。

 


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[2009/03/11 20:23] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(13) | page top
今シーズンの試合の「解説」について

今シーズンの試合では…まだ世界選手権が残っていますが…なんだか解説関係でネガティブな印象を多く受けたような気がします。

もちろん、感じ方は人それぞれですが…。

個人的に記憶に残っているのは次の2つです。

 

 

<スケートアメリカ男子フリー>

 

http://www.youtube.com/watch?v=m0oh5TTA9aY

解説者は佐野稔さん。

 

【小塚崇彦選手、2回目のトリプルアクセルでミス。氷に手をつく】

佐「ん~! 手ついたのは見えなかった!」

実況「…と思いたい…それくらい今日の小塚には伝わってくるものがあります…」

 

佐野さん…ちゃんと解説者の仕事して下さい…。

それじゃあ、一観客がキャアキャアはしゃいでいるのと変わらないじゃないですか…。

しかも実況の方にフォローまでさせてしまうなんて…。

 

このときの小塚選手の演技は確かに素晴らしく、私も何度も繰り返し見てしまいました。

…でも、その発言を毎回聞かされ、聞く度に興がそがれてしまいます…。

残念でなりません…。

…というか、いつもそんな感じのような…。

 

 

<GPファイナル女子フリー>

 

http://www.youtube.com/watch?v=-Bu6JiP6EB8

解説者は伊藤みどりさん。

 

…伊藤みどりさんは大好きな選手の一人ですし、選手の立場としても今でもホントに尊敬している方で、それだけに「見る目の衰え」を見せつけられたのは…残念でした…。

 


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[2009/03/09 21:30] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(11) | page top
【選手の特徴】 高橋大輔選手 #02

ええっと、皆さんが下のブログ村のボタンを沢山クリックして下さったおかげで、ブログランキングの順位がいつの間にか猛烈に上がっていました…。

あ、ありがとうございます!

今後も宜しくお願いします!(ちなみに…ボタンは1日1回なら何度でも押せます…っと贅沢を言ってはいけないですね)

でも…い、いいんでしょうか?

ブログ初心者ですよ? 私。

記事の内容も一般受けしそうでもないですし…。

 

…とまれ。

今回もいつもと変わらない感じで書いてみます。

前回の続きでしたね。

 

(注意)以下に書くことはあくまでも私見です。参考意見程度に読んで下さい。

 

●コンビネーションのセカンドジャンプがちょっと変?

どういったわけかよく分からないのですが、セカンドジャンプ(やサードジャンプ)が2回転である場合、左足の巻き足傾向が強くなります(3回転の場合はそうでもないのですが)。

それが物理的に理にかなった巻き足ならばよいのですが…中野友加里選手ほどとは言いませんが、どうも不自然に見えます。

「左足を閉めると速く回転しすぎるので、わざと巻き足にして軸を太くすることにより、回転の速度を調整している」…と考えることもできますが、それはどうでしょう?

回転不足のリスクを冒してまでそうする必要はないでしょうし、むしろ回転が速い方が早く回転を終える分ランディングにゆとりができるわけですから、その考えには疑問符が付くように思えます。

…単に「クセ」のような気がします。

 

●ジャンプのランディングに難あり

この部分で膝の硬さが如実に表れているように思います(詳しくは前々回のエントリー参照)。

すなわち…

・ランディングにおけるスウィートスポットが狭い
・ランディングの瞬間に減速してしまうことが多い
・腰に粘りがない
・それらによりコンビネーションが厳しくなる

…といった部分について膝の硬さが原因となっている感じがします。

但し、チェックの姿勢が割と美しいので、印象としてはその分プラスに修正されるように思えます。

腰の粘り…というのは分かりにくいかもしれませんが、腰の粘りで印象的だった選手として田村岳斗選手を紹介しておきます。

参考VTR:田村岳斗選手

注目は1:19辺りの3F+3Tのコンビネーションです。

最初のジャンプを降りた後の感じが、まさに腰に粘りのある選手の典型だと思えます。

…余談ですが、膝の柔らかさを説明したエントリーでは触れませんでしたが、田村選手も膝が柔らかい選手でしたね。

それにスケートも結構上手で、特に切れのあるステップは前回のエントリーで言及しましたスケーターの理想像に近いものがありました。

でも、左のフォアアウトに深く乗るのが致命的に苦手だったようで、スピンの入りやアクセルに問題を抱えていたのが残念でした。

 

●ステップ時、バックエッジに乗るときに、トウが氷を引っ掻くことが多い

あれだけ難しいステップを踏んでいるのだから仕方がないとも言えますが…。

それでもスケートが巧い選手としては頻度が多いと思います。

これも膝が硬いのが原因かもしれません。

 

●ステップが上手

すぐ上で述べたことを考慮しても、やはり上手です。

前回のエントリーでも触れたことですので重複しますが、スケーターの理想像に近く、スケーターとしては共感できることが多くあります。

難度の高いステップを高密度に組み合わせたシークエンスを素早く軽々とこなしていく…しかもそれを理想像に近い動きでこなしていく様は、やはり凄いと思います。

とりわけ、体重移動のあり方が優れているように感じます。

印象的だったのは、トリノ五輪シーズンのフリーのプログラム、ラスト付近のストレートラインステップの頭…

右フォアイン→ロッカー→右バックイン→チェンジ→右バックアウト→スリー&ブラケット→右バックアウト

…の部分。

次のVTRの4:22付近、カメラが正面のアングルに切り替わった直後です。

参考VTR:高橋大輔選手

この部分だけは何度見ても「う~ん、たまらん」と思ってしまいます(スケート経験者はビデオを見ると自分も頭の中で一緒に滑っているような感覚になるので、理想的な動きを見るとそれが自分で思い通りにできたような気持ちになるんです。…まあ、私だけかもしれませんが)。

早くて一瞬なので分かりにくいですが、コレは難しい!

特に「右バックイン→チェンジ→右バックアウト」この部分!

ここだけ抜き出すと単純な体重移動に見えますが…。

ロッカー後のバックインからのチェンジですから難しいです。

でもまあそれはそこそこの選手なら誰でもできるとして、次の右バックアウトの乗りをスリー&ブラケットをする前提の乗りにしないといけない点が難しいです。

しかもあの素早さで。

体重移動の仕方・膝の使い方・フリーレッグの使い方・上半身の使い方・乗り…やっぱり「う~ん、たまらん」と思ってしまいます。

…すみません、多分スケート経験者でないと理解できないと思います(たとえ用語を理解できたとしても)。

でも、この部分はステップの巧さの本質を凄くよく表している部分だと思えますので、理屈はともかく、しっかりと目に焼き付けておいても損はない部分だと思います。

…悲しいことに、現在のルールではこういった部分が評価されにくいように思え、やれ難しいターンが幾つだとか、やれ左右の回転がどうとか、やれ上半身を大きく使えだとか…そういったステップの本質とは関係のない外面的な部分でレベルの認定等をしているように思えます。

…余談ですが、素早い・高密度・高難度ステップ…(いや…高難度というのはちょっと違うかもしれませんが)…というとエフゲニープルシェンコ選手を思い出しますが、個人的には、彼の場合は上述の「理想像に近い動き」からほど遠い(どちらかというと力でターン等を無理矢理素早くしている…ねじ伏せているという印象を受けます)という点で、比較にならないと考えています(でも、点数は出るんですよね…)。

参考VTR:エフゲニープルシェンコ選手

 

●レイバックスピンができる

男子としては珍しいですよね。

 

●身体が堅い?

柔軟性は…あまりないように思います。

…が、女子ならともかく、男子ではそれほど問題ないかもしれません。

スピンの姿勢変化で不利になるくらいでしょうか。

 

●その他

・ルッツは毎回同じ特定のステップからのルッツを跳ぶ(…ので、彼の演技を何度も見ている熱心なファンの方なら、たとえ彼のニュープログラムを初めて見たとしても、そのステップを見ただけで「あ、ルッツを跳ぶぞ」と事前に判断できるでしょう。…そのステップを変えない限りは、ですが)

・フリップがおそらく一番得意ジャンプ

・右フォアインスリーから入るスピンのプレパレーションが、若干適当感が漂うことがある

 

==========

 

…以上、他にもあるかもしれませんが、これでおおよそ高橋大輔選手の特徴を押さえたと思います。

個人的には、前回のエントリーで少し触れましたように、筋力が付いてくるに従って若干パワー依存のスケートスタイル(←スケートの巧さを殺すことが多い)の傾向が強まってきた印象も受けますので、そちらに傾倒しないかが気がかりです。

…再び余談ですが、高橋選手のコーチというとニコライモロゾフ氏(現在もそうなのですか?)を思い浮かべる方が殆どだと思いますが、やはり長光先生の存在を忘れてはいけないと思います。

長光先生の所の生徒さんは(あまりTVには出てきませんが)スケートが上手で、演技も巧く、ジャンプ・スピンも美しく、優れた選手が多いという印象があります。

高橋選手も、そういった流れをくむ選手の一人なのかもしれませんね。 

 

 

………。

 

疲れた…。

 

 

…と、そんな高橋大輔選手。

次の五輪では是非メダルを取って欲しいですよね。

 

 

 

(おわり)

 


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[2009/03/08 00:14] | 選手関連 | トラックバック(1) | コメント(19) | page top
【選手の特徴】 高橋大輔選手 #01

昨晩あたりから、当ブログへのアクセスが普段の数倍に激増しています。

アクセスありがとうございます!(下のブログ村のリンクを押して下さった方は特に!)

どこかの大きなブログさんで紹介されたらしいですが…?

…叩かれていませんように…。

 

==========

 

今回は高橋大輔選手の特徴を書いていこうと思います。

TVなんかでもさんざん「イケメン」とか「スケートが上手」とか「ステップ最高」とか言われているので、高橋大輔選手の良い点についてはご存知の方も多いと思います(イケメン…というかルックスは、スケートの実力とは関係ありませんが、人気には関係しますよね)。

でも、悪い点に関してはTVでは全く触れないんですよね。

局の要請で触れないのか、あるいは解説者の「スケートを見る目」が無いだけなのか、はたまた知っていて大人の判断で触れないのかは分かりませんが、これは高橋大輔選手に限らず、他の選手(特に日本人選手)についても当てはまり、TVでは全般的に褒めちぎるような傾向があります(明らかなミスは流石に指摘しますが)。

最近は解説者のお仕事をされなくなりましたが、佐藤有香さんが解説席に座ったときには、スケーターならではの視点で良いところ・悪いところをズバッと指摘しておられたのが印象的でした(もっとも、近年は丸くなった印象です)が…そういった本当の解説はもう聞けないのでしょうか…。

…と、それはともかく、良い点・悪い点の区別無く、私なりの「スケートを見る目」から見た高橋大輔選手の特徴を書いてみたいと思います。

 

(注意)以下に書くことはあくまでも私見です。参考意見程度に読んで下さい。

 

●踊りが上手

「表現力」とは言いません(個人的にあまり好きではないんです、この言葉)。

踊りがとても上手です。

TVで見かける現役男子シングルの選手の中では、個人的にはダントツで一番です。

圧巻だったのが、昨シーズンのSPの白鳥の湖のヒップホップ部分でしょうか。

あそこまで「まともに観れる」レベルで同じ踊りのできる選手は、現役男子シングル選手の中では他にいないんじゃないでしょうか。

コリオグラファー(振り付け師)の力も大きいのかもしれませんが、仮に同じ振り付けを同じコリオグラファーから他の現役選手が教わったとしても、同じレベルにまでは至れない(何となくは真似れても、どこか踊りとして未熟な印象を受けることになると思われる)でしょう。

…そういった印象を受けました。

といった説明を私がするまでもなく、踊りの上手さは皆さんならよくご存知だと思います。

参考VTR:高橋大輔選手

 

●スケートが上手

単に「スケート」と単語が出てきた場合、それは「滑る技術そのもの」を指す…つまり「スケーティング(具体的にはフォアクロスとバッククロス。特に後者を重視)・ステップシークエンス・それら以外の部分でのステップ」を指すと個人的には考えています。

そんなスケートが、高橋選手は上手です。

前回のエントリーで、私は高橋選手の膝の柔らかさについて、11段階評価(10~0)で「4~3」と評しました。

つまり、「膝が少し硬い選手」と評したわけです。

しかし、そのエントリーでは「膝が柔らかい選手の方がスケートが一般的に上手」といった感じのことも書いています。

この点、矛盾してるんじゃないか…と思われた方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。

でもそうではありません。

…そう、高橋選手は、膝が硬い選手としては珍しくスケートの上手な選手なんです。

ただし、完全無欠にスケートが上手というわけではありません。

スケートについて膝の硬さに伴う(と思しき)欠点も抱えています(後述の「幾らか欠けているスケートの本質部分」)。

それでもやはり上手と評するのは何故か?

「カタチ」がスケーターの理想像(※)に近いのです。

(※)基礎練習を積み重ねていく中で、スケーターの頭の中には、「こう動くのが理想的」といった、ある種の理想が徐々に出来上がってきます。その理想は人によって異なることもあるでしょうが、基礎を突き詰めていくと、おおよそ一つの像に集約されていくと考えています。それがここで言う「理想像」です。

スケーティング時のポージング・一歩一歩の乗りの明確さ、ターン時等の上半身の使い方・膝の使い方・フリーレッグの動き・エッジの乗り…といった「見た目のカタチ」が理想像に近いのです。

なので、スケーターにとっては上手に見えるのです。

…ただし、「見た目のカタチ」と括弧で強調したことからも分かるとおり、あくまでも外見が理想像に近いと考えています(※)。

(※)見た目・カタチ・外見…と書くと中身が無く、重要な要素でないように見えますが、そうではありません。膝の使い方・上半身の使い方・フリーレッグの使い方…等々も合理的な理由に基づいた動きができているからこそ理想像に近くなるのであり、合理的な動きだからこそスケートに良い影響を与えるわけです。なので、勿論それらも重要です。

つまり、スケートの本質部分で幾らか欠けているところがある(全く欠けているわけではない)…と私は考えているということです。

では、その「幾らか欠けているスケートの本質部分」とは何か?

それが、前回のエントリーで膝が柔らかい場合のメリットとして最初に挙げた「スケートの一歩一歩の押しの効率が良く、一歩で得られる推進力が大きくなる」という「スケートの一歩一歩ののび」です。

確かに、高橋選手にも「のび」はあります。

ただし、その「のび」はパワー(筋力)に大きく依存した「のび」であり、効率の良さ(少ないパワーで大きな推進力)からくる「のび」という感じはあまりしない…そのように思えます。

何故そのように思えるか…ですが、それを文章で伝えるのはかなり困難で、説明したとしても、理解を得るためにはスケートの経験がある程度必要になるでしょうから、詳しくは説明しません。

代わりに、上手なスケートができる選手の代表として佐藤有香選手のビデオを見ることをお勧めします(佐藤有香選手は「全てのコーチが自分の教え子にこのような選手に育って欲しいと願う選手」という話を聞くほど、優秀なスケートの持ち主です。おそらくスケートに関してはフィギュア史上ベストかもしれません)。

スケートにおいて佐藤選手にあって高橋選手にないもの…それが感じ取れるようでしたら、上述のことも理解してもらえると思います。

…余談ですが、上述の「パワー」については、4回転ジャンプが安定するに従って…すなわち4回転ジャンプを安定させるための筋力が付くに従って大きくなっていったような印象を受けます。

そして、そんな大きなパワーが身に付いたからこそ、楽に一歩で推進力が得られるようになり、バッククロスなんかで以前より少し神経が行き届いていない(楽にスピードが出るから少し手を抜いている)ような印象を受けるのかな…と思ったりします。

参考VTR:佐藤有香選手

…と書いてきましたが、こういった部分は(大事な部分でもありますが)本当に微妙な部分です。

PCSのスケーティングスキルの項目に直接の影響を与えるものでもないでしょう。

大事なのは、そういった問題もあれど、高橋選手のスケートにはスケーターとして共感できる部分が多くあるということです。

そんな共感できるスケートの持ち主ということでは、現役男子シングル選手の中では、高橋選手は小塚崇彦選手と共にトップに位置すると思っています。

 

 

(つづく)

 


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テーマ:フィギュアスケート - ジャンル:スポーツ

[2009/03/05 18:03] | 選手関連 | トラックバック(1) | コメント(11) | page top
「膝の柔らかさ」とは?

フィギュアスケートの放送中にて、解説者が「膝が柔らかい」といった表現を使う場面をしばしば見かけます。

おそらく、その意味については「分かったような分からないような…」といった印象を持たれる方が殆どではないでしょうか。

今回はこの言葉について理解を深めるため、何か書いてみたいと思います。

 

========== 

 

一般的に「柔らかい」というと柔軟性を指しますが、これとは意味が異なります。

では「柔らかい膝」とは具体的に何を指すものなのか、といいますと…。

説明が難しいですね…。

イメージ的には「膝のサスペンション(※)が柔らかいような状態」ということにでもなりますでしょうか?

(※)車などのタイヤの根本部分なんかについていたりするバネ状の部品のことで、衝撃を吸収する役割があります。

あるいは「スケートの、氷へのタッチが柔らかい状態」と言い換えることもできるかもしれません。

…抽象的ですみません…。

具体論の代わりに、膝が柔らかい場合のメリットを挙げてみて説明を補完したいと思います。

 

 

<膝が柔らかい場合のメリット>

●スケート(=スケーティングやステップ)の一歩一歩にのびが出る(一歩一歩の押しの効率がよくなり、一歩で得られる推進力が大きくなる)

●↑により、「スケートが上手い」と評されることが多くなる

●複雑なステップを踏んでも、バック時にトウが氷に引っかかりにくくなる

●ジャンプに高さが出る

●ジャンプのランディングを「ストン」という感じに、柔らかく降りることができるようになる(降りれた場合に、クリーンなランディングである率が上がる)

●ジャンプのランディング時に腰の粘りが出る(オーバーターンやステッピングアウトの率が減り、チェック(※)が安定する)

●ジャンプに流れが出やすくなる

●上記のジャンプの各メリットにより、コンビネーションのセカンドジャンプが跳びやすくなる

(※)チェックとは、ジャンプのランディング時にとる姿勢を想像してもらえれば理解しやすいと思いますが、右膝をしっかり曲げて右バックアウトに乗り、左足は体の後ろ側に引き、両腕を左右に広げるポーズをとっている状態のことをいいます。 …因みに、ジャンプのランディング時だけでなく、スピンやステップシークエンス後にも(必須ではありませんが)よく用いられます。 スケーター的には『決めポーズ』『何かの技が終わった証としてつけるモノ』のような存在で、普段の練習からたとえその技が失敗してもチェックだけはしっかりするようにとコーチに叩き込まれます(見ている者の印象が良くなるため)。 立つ鳥跡を濁さず…でしょうか?

 

 

…細かい部分は他にもあるでしょうが、取り敢えずはこのような感じに挙げてみました。

膝が硬い場合は、上記メリットの裏返しがそのままデメリットとなります。

(なお、これらのメリット・デメリットは、必ずそうなるというわけではなく(例えば、膝が柔らかいからといって、必ずしもジャンプが高くなるわけではない)、あくまでも一般論として考えて下さい)

 

このように見てみると、膝の柔らかさというのは、とても重要な要素に見えます。

 実際その通りなのですが…やっかいなのが「膝の柔らかさは本人の才能に大きく依存する」ということです。

練習したからといって必ずしも膝が柔らかくなるわけではありませんし、膝が硬いのを矯正するといったことも殆ど不可能なのが現実です(できたとしても、下記の評価値でいうところの±1程度でしょう)。

では、膝が硬い選手は絶望するしかないのかというと、そうではありません。

膝の硬さを弱点として抱えつつ、押しの効率が悪いというのならより強いパワーでカバーしてスピードを出すというのも一手ですし(個人的にはそういったスケートを上手とは思えないのですが)、「体力」「演技の個性」といった膝の性質とは関係のない部分で勝負するというのもアリでしょう。

その他の部分についても、ある程度は練習量や本人のセンスでカバーできると思います。

なお、柔らかければ柔らかいほどよいのかというと、そうではないと個人的には考えています。

…私見ですが、あまりに硬すぎるというのは別として、硬い方に近い選手の方がステップ等の歯切れが良くなることが多いように思えます(但し、基礎をしっかりすればの話です。そうでなければ、膝の硬さも加わって、ステップ等は全体的にバタバタした印象になってしまいます)。

逆に柔らかい場合については、その柔らかさも度を超すとステップ等の歯切れの悪さに繋がり、全体的にまったりした印象の演技になってしまうことがある…と、これも個人的な考えですが、そう思っています。

 

 

 

…さて、これで一通り、膝の柔らかさについての特徴を押さえたように思えます。

 でも、ある程度のスケート経験が無いとそれを見分けるのは難しいかもしれません。

 そこで…あくまでも参考ですが、以下、適当な選手について、私の主観で膝の柔らかさを11段階評価(0~10)してみたいと思います。

 

(10~9)織田信成選手
(9)   荒川静香選手
(8)   小塚崇彦選手・トッドエルドリッジ選手
(8~7) 佐藤有香選手・横谷花絵選手
(7)   浅田真央選手・ミシェールクワン選手
(7~6) キムヨナ選手・中野友加里選手・陳露選手
(6)   村主章枝選手・伊藤みどり選手・エルビスストイコ選手・
      本田武史選手(晩年は+1程度)
(5)   鈴木明子選手
(4~3) 高橋大輔選手・安藤美姫選手
(1~0) 竹内洋輔選手・マリアブティルスカヤ選手

 

…微妙な部分もありますが、こんな感じでしょうか…?

誤差±0.5くらいはあるかもしれません。

真ん中の5が普通(硬くもなく柔らかくもない…といった表現が当てはまる選手)となり、そこを基準に上ほど柔らかく、下ほど硬い…となります。

因みに、上ほど優秀な選手で下ほど…とか、そういったことではありませんのでご注意を(同列内での左右の順も関係ありません)。

あくまで膝の柔らかさのみに着目したものですので…。

 

個人的には、8~6程度が理想かなと思います。 

6近辺は「膝の柔らかさを活かした瞬発力系選手」、8近辺は「膝の柔らかさを活かした物理的高効率系選手」…といった印象でしょうか(上に挙げた個々の選手に必ず当てはまる印象というわけではありません)。

 

<追伸>

「柔らかい」「硬い」…と漢字を使いはしましたが、「軟らかい」「固い」「堅い」といった漢字もあるわけで、どれが適切なのかは今ひとつ分かりません(要するに、適当に選びました)。

 


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