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2009世界選手権について(女子シングル)

以下、試合のネタバレを含みますので、それを嫌う方は試合を見た上で読んで下さればと思います。

(エントリーを分けるのが面倒なので、今後同じエントリーに追記していく形で連日更新していきます) 

3/29:SP記事に追記
3/29:FS記事追加
3/31:一部訂正

 

 

 

 

 

 

 

(ネタバレ改行)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

==========

 

<2009世界選手権・女子SP>

 

以下に書くことは、あくまでも私見ですが…。

 

う~ん…これはどうなんでしょうね…。

とりあえず、男子の時と同じようにSS(スケーティングスキル)の順番に並べてみますと…

8.45 キム選手
7.75 浅田選手
7.60 安藤選手
7.60 コストナー選手
7.55 ロシェット選手
7.10 村主選手
7.10 レピスト選手

7点以上の選手をピックアップしてみました。

これがジャッジの格付けのようなもの…となるのでしょうか?

 

…まあ、キム選手のSSの点数はあり得ないですよね。

浅田選手より少し上くらいに抑えるべきでしょう。

0.70の差…これは無いですね…。

SSで8.45というと…これはスルツカヤ選手の8.43を抜いて歴代トップ…ということですか。

男子歴代最高がプルシェンコ選手の8.46ですから…これとほぼ同等ですね。

(3/31訂正)すみません…フィギュアスケート資料室さんによると、SSの歴代最高は、SPでは男子がプルシェンコ選手の8.65、女子がコーエン選手の8.45でした。…どこをどう見て間違えたんだろう?

…個人的にはスルツカヤ・プルシェンコ両選手のスケート技術について高くは評価していないのですが…それはまあ置いといて。

過去の試合の点数との比較についてはこのエントリーでも述べましたが、無意味です(○○ベストとかいうのも無意味)。

問題なのは「同じ試合内の点数なのにこれだけの差がある」ということです(試合の最終結果に直接影響しますので)。

四大陸では差が0.20だったのが、今大会では0.70…やはりあり得ないです(これは上記でいう「比較」とは意味が異なります)。

 

次に、安藤選手が浅田選手に肉薄するくらい点数が高いですが…これもあり得ないと思います。

個人的には、このメンバーの中では一番スケートの基礎力が不足している選手(安藤選手ファンの方…スミマセン)だと思えますので(ここでは理由を述べませんが)。

 

そして、村主選手…他の選手と比べると低すぎると思います。

一歩一歩のスケートの押しについては優れていると思えますし、(今大会の点数としては)7.50付近はあってもいいように思います。

 

…今大会の男子SPでも思いましたが、とてもSSが純粋なスケーティング技術を示しているとは思えません。

スケーティング技術が劣っていても他に優れた部分がある…というのなら、適宜他のパラメーターにそれを反映させればいいだけの話です。

スケーティング技術以外の要素をSSに加味している…とか、そんな馬鹿なことはあってはならない…そう思います。

 

………。

…と書いてきましたが。

別に選手は悪くないわけで…。

キム選手はトップに相応しい演技をしたと思いますし、急激に力を伸ばしてきたロシェット選手も繋ぎのステップワーク等切れ味が良く、その点では個人的にはキム選手に勝るとも思えますし、浅田選手は幾つかミスがあったようですが、仮にそれがうまくいっていたならキム選手とトップを争うに相応しい演技だったんじゃないかと思います。

…でも…。

幾ら選手が良い演技をしても、ジャッジが適切でないと見る方は白けてしまいますよね…。

選手が気の毒です…。

旧採点方法の時代には…少なくともここまで露骨なことは無かったと思うのですが…。

公正を目指したルール改正だったはずなのに、なんだか余計に不公正になってきたような…。

 

(3/29追記)

得点詳細が出ましたので、SPのPCSについてちょっと吟味してみます。

(注意)ただ、私はあまりこういった作業に慣れていないので、間違ったことを書いているかも知れませんし、また、それ程一つ一つの数値とにらめっこして厳密な判断をしているわけでもなく、割と適当な感想や推測を書いていますので、あまり当てにはしないで下さい。

キム選手

7.75 8.50 7.75 7.75 9.00 9.00 8.00 8.50 8.25 - - - 8.45 SS
7.75 8.00 7.50 7.50 8.00 8.00 7.50 7.75 7.50 - - - 7.75 TR
8.25 8.75 8.00 7.50 8.50 9.00 7.75 9.00 8.50 - - - 8.50 PE
8.00 8.00 7.75 7.75 8.25 8.25 7.75 8.50 8.00 - - - 8.05 CH
8.25 8.00 8.00 8.00 8.50 8.00 8.00 8.75 8.25 - - - 8.15 IN

浅田選手

7.25 7.50 7.75 7.25 7.75 8.50 7.50 8.00 8.00 - - - 7.75 SS
7.25 7.00 7.50 7.00 7.00 8.25 7.25 7.50 7.00 - - - 7.15 TR
7.25 7.25 7.50 7.00 7.75 8.25 7.50 7.75 7.75 - - - 7.60 PE
7.50 7.50 7.75 7.25 7.50 8.50 7.75 8.00 7.50 - - - 7.65 CH
7.50 7.50 7.75 7.25 7.75 8.00 7.50 7.75 7.25 - - - 7.55 IN

左の9列が各ジャッジの点数で、右端の点数が黒い数字の平均値となります。

赤数字はコンピューターによるランダム選出で排除された点数(つまり、今回は1番と3番ジャッジが排除されます)、青数字は最高値・最低値として排除された点数です。

要するに、黒い数字5つ分の平均が得点(実際には、SPではこれに0.8を、FSでは1.6を乗じた値が得点)となります。

 

PCSで9点…私が気づいていないだけの可能性もありますが、初めて見たかもしれません

(3/31訂正)やはり私が気づいていないだけでした。2003スケートカナダでプルシェンコ・コエーン両選手にも9点が幾つか出ていますね。他の試合でもあるかも知れません。

キム選手のSSでは7.75が最低点ですが、これが巧い具合に全て排除され、また、9.00なんて点数が2つもあるため、片方が算入されてしまっています。

 

…5番ジャッジが目立ちますね…。

6番ジャッジも高いですが、上位陣を見ると6番は他の選手にも高い数字を出しているので、問題ない…と一瞬思いましたが…。

このジャッジ、もう少し下の順位の選手を見ると、村主選手にSS6.50・PEやCHに6.00、フラット選手にSS5.75とかつけているんですよね…(キム選手と村主選手のSSの差が…2.50!)。

どれだけ差を出しているんだ…と。

出す選手には出す、そうでない選手には出さない…という感じでしょうか。

差が大きい…というのは問題ですね、やはり(上位ほど有利に、下位ほど不利になりますので)。

…5番ジャッジはキム選手だけ飛び抜けて高い感があります(安藤選手にSS8.00をつけているのも疑問です。浅田選手より高いって…。でも村主選手にはSS7.50と妥当なところをつけているという…)。

…2番もおかしいですか?(2番も浅田選手より安藤選手の方がSSは高いですね)

…あ、もしかして、ルッツとフリップのエッジの使い分けをきちんと出来る→スケーティング技術が高い…とか考えているのでしょうか?

そう考えれば浅田選手より安藤選手を高く評価したのも分からないではないです(それでもいろいろ疑問は残りますが)。

…が、個人的にはそれをSSに反映させるのではなく、TESの方で反映させて欲しいところです(スケートの技術とプレパレーションの技術は必ずしも正比例しないと思えるため)。

 

…よく考えると、最高値・最低値を排除するのって、あまり効果的ではないような気がします。

だって…例えば最高値の方で説明しますと、あるジャッジが全選手について全般的に高い点数を出した…でも各選手の点差に関しては妥当な範囲に収まっている…全般的に点が高いという以外は不自然なところはない…というジャッジがいたとします。

でも、このジャッジの点数はことごとく最高値に該当して排除されるので、幾ら評価が適切だったとしても、実質意味のないジャッジになってしまいます。

評価が適切なジャッジ(まあ、全般的に高い(あるいは低い)点数を出した時点で適切とは言い難いかもしれませんが)まで排除されるのが問題ですよね。

それよりも、「他のジャッジが各選手につけている点差(例えばA・B選手の点差の平均が0.20)に比べ、つけている点差が大きい(例えばA・B選手につけている点差が1.00)」というジャッジを排除する…そんな仕組みを考えて欲しいところです。

 

因みに、FSではSPの倍PCSが得られますので、上で問題にした「差」が更に広がる…という…。

 

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<2009世界選手権・女子FS>

 

いや~終わっちゃいましたね~。

浅田選手がまさかのメダル圏外ですか。

それほど悪くはなかったと思うのですが(といっても3Aの失敗で1.00…ディダクションを含むと0点…しか点が出なかったのは痛かったですが)、他の選手が頑張りましたよね。

特に安藤選手は会心の出来だったのではないでしょうか。

 

個人的には、順位としてはそれほどの不満はありません。

TESについても、こんなものじゃないかと(因みに、ジャンプの質に関してはTESのGOEで判定します。PCSとは関係ありませんので…一応念のため)。

 

ただ、やはり不可解なのはPCS…ですよね。

キムヨナ選手については、9点が散見されるという…(なお、キムヨナ選手ほどではありませんが、他の選手にも幾つか9点があります)。

前代未聞…じゃないでしょうかね…。

出し惜しみなし…みたいな。

今まで接戦…というイメージだった浅田選手との差を一気に引き離した…みたいな。

そして安藤選手のPCSまで浅田選手を上回る…という。

…確かに全般的に各選手、点数がいつもより高めに出ているように思えるのですが…。

 

キムヨナ選手のPCSが、過去の流れを完全に無視した内容になっている(今まで大体60点付近だったのが68点台)のはどういうことでしょうかね?

シニアデビューしたてで点が低く、名前が売れるにつれて点が急に高まってきた…というパターンはよくあるような気がするんです(本来あってはならないことですが)。

でも、彼女の場合、既に十分名前は売れていますし、評価も安定していたはずなんです。

そこにきて、この出血大サービスのようなPCSの点数…。

今大会の演技内容が、それに見合う分(PCSがそれだけ伸びる分)特別に良かったという印象もありません。

 

…何かが大きく変わった…のかも知れません。

 

…こいうのって「パラダイムシフト」って言うんでしょうか?

 

==========

 

<終わりに>

 

今大会、まず印象に残ったのが、やはり織田信成選手のジャンプの制限違反のミス…でしょうか。

シニア時代だけで、今回のものを含むとおそらく4度目、ジュニア時代も何度かやっているっぽいので、それも併せると…洒落にならないです。

何故直さないのでしょうか…不思議でなりません…。

…というか、数年間放置し続けている…その事実が信じられません…。

 

そして、問題のPCSの出方がおかしかったこと。

おそらく、多くの方もそう感じたのではないでしょうか。

…でも…。

やっぱり選手は悪くないわけです。

彼らは一生懸命頑張っているだけなんです。

このルールでやっていかなくてはならないんです。

…なので、今回のことがあったからって、彼らを…ひいてはフィギュア競技を嫌わないであげて欲しい…変わらず応援してあげて欲しい…と思います。

 

ホントに…頼みますよ…ジャッジの方々…。

只でさえ、例の問題発言(本当に問題なのかは分かりませんが、多くの方は問題と受け取る内容だったような気もします)があったばかりなのに…。

 


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テーマ:フィギュアスケート - ジャンル:スポーツ

[2009/03/28 23:02] | 試合感想 | トラックバック(0) | コメント(21) | page top
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