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2009-2010シーズンのGOE採点のガイドラインについて

ご無沙汰しております。

個人的事情によりブログの更新がほぼ出来ないような状態で…申し訳ありません。

恐らく今後もこの状態(or worse)が続くと思われます。

…ただ、ブログを廃止するつもりは今のところありませんので、余裕が出来たときにでもまた何か書きたいと思っています(コメント欄のチェックだけは時々するつもりです)。

こんなブログですが…今後も宜しければ時々チェックしてやって下さい…。

 

==========

 

以下、2009-2010シーズンにおけるGOE・レベルについてのガイドラインである「INTERNATIONAL SKATING UNION Communication No. 1557」について、適当に翻訳してみました(翻訳や解釈が間違っていたらゴメンナサイ)。

オリンピックシーズンでのガイドラインに当たり、変更も幾つかありますので、注目に値すると思われます。

2008-2009シーズンのガイドラインも併記していますので、比較してみましょう。

なお、全部を記載するのは手間の点で難しいので、シングルのジャンプ関係に限って見てみます。

 

==========

 

国際スケート連盟コミュニケーション第1557 号
シングルおよびペア・スケーティング
2009-2010シーズンにおけるGOEとレベル

 

(注意)グレーの記述は、INTERNATIONAL SKATING UNION Communication No.1494 およびNo.1505(つまり2008-2009シーズンにおけるGOE採点ガイドライン)の基準。つまり、グレーの文字を併記してある部分は、2009-2010シーズンにおいて変更のあった部分ということになる。

(注意)青字は個人的な注釈。

(注意)★マークは、新たに設置されたガイドライン。

(注意)シングルのジャンプに関する記述のみを抜粋。

 

 

Ⅰ.SPとFSにおけるエラーに対するGOE確定のガイドラインの更新

 

価値の無い要素はジャッジ団に伝えられる。価値の無い要素のGOE は、結果に影響しない。複数のエラーがある場合は、それぞれのエラーに対応する減点が加えられていく。

 

■ジャンプ要素■

 

<必ずマイナスの範囲で「最終のGOE」を出さなければならないエラー(※) 
(※)つまり、あるジャンプ要素について、以下の項目に一つでも該当するものがある場合は、幾ら他の面でプラスがあったとしても、「最終のGOE」はマイナスの値となる(決してゼロ以上の値にはならない)。例えば、プラス面の評価で+3を得た場合でも、以下の項目の一つにでも該当すれば、そのGOE減が-2であったとしても、「最終のGOE」はマイナスの値になってしまう(「+3」から「-2」を引いて「+1」…とはならない)。

 

(補足)「最終のGOE」を計算するためには、まず始めに要素のプラス面を考慮し、これがGOE評価の起点となる。次に、ジャッジはあり得るエラーのガイドラインに従ってGOEを減点し、その結果が要素の「最終のGOE」となる。

(補足)以下、「GOE-3」とあるものは、問答無用で「最終のGOE」が-3と確定する(つまり、上述の計算をするまでもなく-3が「最終のGOE」となる)。単に「-3」「-2」「-1」とあるものは、上述の計算に組み入れる。

(補足)以下のエラーが含まれるにもかかわらず、上述の計算の結果、GOEがゼロ以上になってしまった場合、恐らく「最終のGOE」は-1と確定する(個人的な推測です)

 

・SP:1回転かそれ以上の必須回転数未満
 → GOE-3
・SP:単独ジャンプについて必須回転数未満(ダウングレードではない)
・SP:ジャンプコンボについて1または両ジャンプが必須回転数未満(ダウングレードではない)
 → GOE-3

・SP:1つのジャンプのみからなるコンボ
 → GOE-3

・SP:(必須要素の「ステップからのジャンプ」について)ジャンプの前にステップ/動作が無い
 → -3

・転倒
 → -3
・単独ジャンプについて着氷での転倒
 → -3
・ジャンプコンボ(シークエンス)について第2ジャンプで転倒
 → -2

・踏み切りまたは着氷が両足
 → -2
・ジャンプコンボ(シークエンス)について両ジャンプとも踏み切りまたは着氷が両足
 → GOE-3
・単独ジャンプについて踏み切りまたは着氷が両足
・ジャンプコンボ(シークエンス)について1ジャンプの踏み切りまたは着氷が両足
 → -2

・着氷でのステップ・アウト
 → -2
・単独ジャンプの着氷がステップ・アウト
・ジャンプコンボ(シークエンス)について第2ジャンプの着氷がステップ・アウト
 → -2

・両手がタッチダウン
 → -2

・ジャンプコンボでジャンプ間に2つのスリー・ターン
 → -2
・ジャンプコンボでジャンプ間に2つのスリー・ターン(体重移動を伴わないタッチダウンは可)
 → -2

・フリップ・ルッツについて「e」判定(※)の不正エッジ
 → -2 ~ -3
・単独ジャンプについて不正エッジでの踏み切り(長さによる)
・ジャンプコンボ(シークエンス)で不正エッジでの踏み切り(1または両ジャンプ)
 → -1 ~ -3
(※)フリップ・ルッツの踏み切りエッジの誤りの程度がひどい場合が「e」判定。その程度が比較的軽い場合は「!」判定(アテンション)となる。

(以下、無くなった項目)

・単独ジャンプについてダウングレード
 → -1 ~ -3

・ジャンプコンボ(シークエンス)について両ジャンプともダウングレード
 → -3

・ジャンプコンボ(シークエンス)について1ジャンプがダウングレード
 → -1 ~ -2
 

 

<減点の結果「最終のGOE」がゼロ以上になってもよいエラー(※)
(※)つまり、例えばあるジャンプ要素について、以下のある項目に該当して-1の評価を受けたとしても、プラス面の評価で+2を得たのであれば、それらを併せて「最終のGOE」は+1となる…つまりゼロ以上になっても構わない。上の項目との違いに注意(上の項目に該当する場合は、このようにプラスになることはない)。

 

・★スピード・高さ・距離・空中姿勢が拙い
 → -1 ~ -2

・回転不足
 → -1 ~ -3
・単独ジャンプについて1/4回転までの回転不足(ダウングレードではない)
・ジャンプコンボ(シークエンス)について1または両ジャンプが1/4回転までの回転不足(ダウングレードではない)
 → -1 ~ -2

・★SP:必須要素の「ステップ/動作からのジャンプ」間で中断(break)
 → -1 ~ -2

・SP:(必須要素の「ステップからのジャンプ」について)ジャンプ前のステップ/動作が1つだけ
 → -1 ~ -2
 → -2

・下手な踏み切り
 → -1 ~ -2
・単独ジャンプについて下手な踏み切り
 → -1 ~ -2

・ジャンプコンボ(シークエンス)でジャンプ間の流れ(フロー)・リズム(リズムについてはコンボのみ?)が無くなる
 → -1 ~ -2
・ジャンプコンボ(シークエンス)でジャンプ間の流れ(フロー)が無くなる
 → -1

・ジャンプコンボについてジャンプ間でリズムが無い
 → -2

・拙い着氷(悪いポジション・不正エッジ・氷の引っ掻きなど)
 → -1 ~ -2
・拙い着氷(トウ・不正エッジなど)
 → -1

・プレパレーション(構え)が長い
 → -1 ~ -2
 → -1

・片手またはフリー・フットがタッチダウン
 → -1

・★フリップ・ルッツについて「!」判定の不明確なエッジ(※)
 → -1 ~ -2

(※)「!」(アテンション)については、「ISU First Aid for Technical Controllers and Technical Specialists」(2008-2009シーズン版:日本語版)によりますと、”この場合,GOEはそれぞれのジャッジの判断により決定される”とあります。つまり、2008-2009シーズンにおいては、「!」についてGOEをどうしようとジャッジの勝手だった…ということになりますね(とはいえ、流石に「!」についてプラス評価はしないでしょう。ただ、「!」があったとしても、他の面でプラス評価が大きければ「最終のGOE」がプラスになることは十分あり得たと思えます)。そしてこれが2009-2010シーズンでは上記のように減点の範囲が明確となったわけです。

 

 

Ⅱ.シングルおよびペア要素のプラス面に対するGOE採点ガイドラインについての更新

 

これらのガイドラインは、マイナスGOE採点表と一緒に用いられるためのものである。プラス面およびマイナス面の両評価により、実施された要素の最終的なGOEを決定する。

最終のGOEを計算するためには、まず始めに要素のプラス面を考慮し、これがGOE評価の起点となる。次に、ジャッジはあり得るエラーのガイドラインに従ってGOEを減点し、その結果が要素の最終GOEとなる。

起点となる(プラス面の)GOEを確立するために、ジャッジは各要素に対して次の項目を考慮しなければならない。GOEの等級に対する項目の数はジャッジの裁量によるが、一般的には以下を推奨する(注:つまり、例えば以下の①~⑧のうち、4項目を満たせばGOEは+2とする…但し必ずそうしなければならないわけではなく、要求される項目数に関してはジャッジの裁量によるものとする…が、基本的には以下の項目数を推奨する…ということです)

GOE+1:2項目
GOE+1:1または2項目
GOE+2:4項目
GOE+2:3または4項目
GOE+3:6項目かそれ以上
GOE+3:5または6項目

■ジャンプ要素についての項目■

①予想外の/独創的な/難しい入り
②明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作からただちに跳ぶジャンプ
③空中での姿勢変形/ディレイド回転のジャンプ
④良い(good)高さand距離
④素晴らしい(great)高さand/or距離
⑤(四肢を)よく(good)伸ばした着氷姿勢/独創的な出方
⑤(四肢を)優れて(superior)伸ばした着氷姿勢/独創的な出方
⑥ジャンプコンビネーション/シークエンスを含む、入り(entry)と出(exit)の流れが良い(good)
⑥入り(in)と出(out)の流れ(および、ジャンプ・コンビネーション/シークェンスではジャンプ間の流れ)が優れて(superior)いる
⑦★effortless throughout(注:恐らく、ジャンプ動作全般についての物理的な自然さ・効率の良さや、余裕のあるジャンプなんかを指しているものと思われます)
⑧★要素が音楽の構成とマッチしていること

 

 

Ⅳ.注意と明確化

 

1.ジャンプ要素

1.1. ”<”サイン(ダウングレードのマーク)はジャッジ(注:テクニカルジャッジ以外のジャッジだと思われます)に開示されない。ジャッジは見て感じたままGOE評価をすることになる(スローモーションは使わない)。

1.2. GOEの決定に当たっては、「下手な踏み切り」には、「踏み切り時の誤魔化し行為」や「トウジャンプについて、トウをつく時にその足のブレード全体(full)(※)が氷面に接するようにしている…といった行為(注:恐らくトウループの左足の使い方に関する注意だと思われます)」を含めること。

(※)この部分「full」という表現が昨シーズンから変わったようなんですが、元となる表現が何であったのかは分かりませんでした。

 

==========

 

…以上です。

大きく変わったのは、ジャンプのダウングレードについてのGOEの扱いでしょうか。

つまり、

・テクニカルジャッジ(ジャンプの回転数や各種レベル等を判定する技術専門ジャッジで、GOEやPCSの判定はしないジャッジ)から他の一般ジャッジへ、そのジャンプがダウングレードされたかどうかは知らされない(かつ、一般ジャッジはスローによる確認も不可)。なので、実際はダウングレードされたジャンプであっても、見た目の印象が回転不足ではなさそうなら、一般ジャッジは回転不足のないジャンプとしてGOEを判定できる。

・ダウングレードの判定自体は依然健在(テクニカルジャッジはスローを用いる?)。なので、ダウングレードがあった場合、GOEを判定する一般ジャッジが回転不足(ダウングレード)と認識しなかったとしても、基礎点はダウングレード後のものとなる。

…ということになると思われます。

基礎点を減ずることによる「回転の厳密さに対する評価の確保」、GOEの判定をより大きくジャッジに委ねることによる「見た目の印象の尊重」…今回の変更は、それぞれの妥協の産物…ということになりますでしょうか。

恐らく、これで従来から批判の多かった「ダウングレードによる二重減点」について、「ダウングレードがあった場合、見た目の印象がどうであったとしても、問答無用で基礎点減&GOE減」としか選択肢がなかったのが、「ダウングレードがあったとしても、見た目の印象が良ければ、基礎点減&GOE据え置きor増」という選択肢も選べるようになった…と、事実上の緩和策が採られたことになるんじゃないかと思います(もちろん、見た目の印象が悪ければ、やはりGOE減となります)。

なので、例えばフリーで3Aのダウングレードがあったとして、これが2Aの基礎点で、最終のGOEが+1…といった評価もあり得るということになるようです(従来は最終のGOEは必ずマイナス範囲となった)。

回転数の多いジャンプに若干チャレンジしやすくなった…ということでしょうね。

 

次に目立つのは、フリップ・ルッツの踏み切りエッジの不正がらみについてでしょうか。

「e」判定なら、従来なら-1~-3だったのが、-2~-3と厳しくなっています。

「!」判定の場合は…私はよく知らないのですが、こちらも厳しくなったのでしょうか? …これまではGOEの減点はジャッジの裁量によるものだったのが、今回の改正で減点が義務化され、減点の範囲が明確化されました。

両ジャンプの踏み切りを明確に区別できない選手にとっては、より厳しい状況になったようです。

 

その他には、転倒で若干厳しくなり、空中姿勢が拙いと減点されることが明確となり、ジャンプコンボの流れについて若干厳しくなり、着氷時のチェック姿勢・氷の引っ掻きなどもチェックされるようになり(かつ減点範囲が拡大)、長いプレパレーションについて若干厳しくなり…等々といったところでしょうか。

 

他方、プラス面でのGOEの基準を見てみると…。

④の「高さand距離」について「or」が無くなっている…つまり、高さか距離、どちらかが優れているだけでは評価されない…どちらも優れていなければ評価されない…ということになります(但し、その優れている程度については「great」→「good」となっています。これは恐らく「程度の緩和」ということになると思うのですが、これは⑤⑥についても同様ですね)。

⑦effortless throughout…これは本質的な質についての評価でしょうか。

そして、⑧要素が音楽の構成とマッチしていること…これはPCSについての項目だと思われるのに、何故かTESのGOEに割り込んできた感のする項目…(私の解釈が間違っているのでしょうか?)。

 

 

…以上、大雑把に見てきました。

私はジャッジングの実務に精通しているわけではなく、殆どを推測で書いているので、余り当てにはしないで欲しいのですが…。

やはり大きいのは、ダウングレードがらみの「見た目の印象と実際の点数の著しい乖離」への対策がある程度採られたことでしょう。

あとは…これをどれだけ適正に運用できるか…ですね…。

 

(追記)

余談ですが、2009世界選手権・女子フリーのサラマイアー選手、フリップで「e」判定を貰っているのですが、なぜか1番ジャッジのGOEがゼロなんですよね…。

ここにおいても「e」ならば最終のGOEはマイナスの範囲内の評価でないといけないと思うのですが…どうしてゼロなんて値が出ているんでしょうかね?

 

(追記)

公式な日本語版が出ましたね。

国際スケート連盟コミュニケーション第1557 号

おおよそ日本語訳は合っていたようです。

…が、一点だけ気になるところが。

最後の「Ⅳ.諸注意および明確化」の1.の1.2に“下手な踏み切り”という部分がありますが、ここは冒頭の「最終的なGOE の+-は制約されないエラー」の”拙劣な踏み切り”と表現を合わせるべき部分だと思えます(もしくは“下手な踏み切り”で両方の表現を統一すべき)。

エラーの種類としての”拙劣な踏み切り”(GOE減点幅 -1 to -2)に「トゥ・ジャンプにおける踏み切り時のごまかしやブレードを完全に氷に置くこと」を含みたいとする趣旨だと思えますので、この部分を“下手な踏み切り”と別の表現にしてしまうと意味が通らなくなってしまうためです。

英語版だと「Poor(poor) take-off」と表現が統一されていますので、やはりこれは公式日本語版の翻訳ミスなのかなと思うところです。

 

 


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[2009/04/18 22:15] | ルール関連 | トラックバック(0) | コメント(18) | page top
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