バンクーバー五輪の女子フリーを観て…
得点詳細
選手の皆さんの健闘は素晴らしかったです。 キムヨナ選手は彼女にとってのこれ以上は無いというくらいの出来で、金メダルに相応しいものでした。 浅田選手はミスがありましたが、トリプルアクセルを2度決めたという点では意義のある演技でした。 ロシェット選手は、肉親の不幸があって精神的に辛い時期なのに、よくあそこまでまとめたと思います。 鈴木選手にもミスがありましたが、演技には素晴らしいものがありました(私もテレビの前で思わず拍手をしたくらいです)。 安藤選手は…ミスはありませんでしたが、どこかちょっと物足りない印象でしたでしょうか? 長洲選手はミス無しの演技で、個人的には銅メダルは長洲選手じゃないかと思うくらい良い演技でした。 フラット選手もジャンプのダウングレードはありましたが、パッと見た目はミス無しと思うくらいの演技だったと思います。 レピスト選手…今回ほど良かった演技は見たことがないように思います(全然関係ないですが、藤原紀香さんに似ているように思うのは私だけでしょうか?)。 …等々、とても充実した試合内容でした。 満足のいく演技が出来た方には、素直にオメデトウと言いたいです。 でも…。 と逆接の接続詞が続く…続かざるを得ないんですよね…。 皆さんの言いたいことは分かります。 きっとこう言いたいのですよね? 本当にそんなに差があるの? …と。 PCSについては、昨年度の世界選手権(この時もそれまでの点数の出方を覆すような点数の出方でした)に輪を掛けておかしい…といった印象でしょうか…。 ショートとフリーでPCSに大きな差があるのも気になりますし…(特にSSに関しては、プログラムが変わるだけでそれだけ伸びるということはあってはなら ないと思います。SSというのは、謂わば滑りの実力そのものを表すものだと考えていますので…。ただ、このショート →フリーでのPCSの上昇というのは、今シーズン他の選手でも目立つことがあったように思います。今回のPCSの上昇は、その傾向の一環なのかも知れませ ん)。 TESについては、キムヨナ選手のジャンプのGOEが高く評価され、それで高くなるというのもある程度理解できます(実際、質は高いと思いますので)が…過去の得点の出方の流れを幾らか逸脱した感はあります。 ………。 ………………。 あー。 今回の試合を賞賛したい気持ちと、主にPCSの不可解さ(キムヨナ選手だけでなく他の選手も含む)に対して色々書きたい気持ち…この2つの気持ちが衝突しあっていて、両立しない…(一方を立てると他方を凹ますことになる…という感じでしょうか)。 そんな気持ちです…。 それで、どうしようか迷ったのですが…。 今回は、点数に関してこれ以上の詳細な私見を書くのはパスさせて頂くことにしました…(書いたところで過去に書いたものと大差ないこともありますし…)。 …点数に関する記事を期待していた方には申し訳ないのですが…。 スミマセン…。 終わりに。 昨シーズンの世界選手権の感想を書いたエントリーでの一文を以下に引用したいと思います。 >以下引用<
そして、問題のPCSの出方がおかしかったこと。 おそらく、多くの方もそう感じたのではないでしょうか。 …でも…。 やっぱり選手は悪くないわけです。 彼らは一生懸命頑張っているだけなんです。 このルールでやっていかなくてはならないんです。 …なので、今回のことがあったからって、彼らを…ひいてはフィギュア競技を嫌わないであげて欲しい…変わらず応援してあげて欲しい…と思います。 ホントに…頼みますよ…ジャッジの方々…。 スポンサーサイト
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お疲れ様です
最後の文面を書かざるを得ない状況になった事、仕方ない気がします。
真央ちゃんがまだフィギュアを続けるなら応援したい気持ち と… これ以上汚い世界を見たくない気持ち… 何より試合にワクワクしなくなってしまった自分が悲しい。 もしかして選手もそうだった? 本気で「ベストを出せばイケル」と、優勝を狙ってる選手は一体何人いたのかな? 悔しがっている選手がたった一人しかいない試合って…本当にスポーツなのでしょうか?
[2010/02/27 00:56]
URL | 史子 #vu3fy0CQ
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真央ちゃん、あっこちゃ、美姫ちゃん、みんな入賞です~♪
こんばんは~。
あー・・・。 書かなくていいんじゃないですか?(笑) だって・・・。 思ってることだいたいみんな一緒だと思うんです。 そうですね・・。 順位に問題はない、点数が異常。 とか・・・。 やっぱり点数は出すぎじゃない? とか・・・ 加点はだしすぎじゃない? とか・・・ 今の女子選手たちが某選手とシニアとジュニアの差ほどあるのかな? とか・・・ あげればきりないですが、これら既出ですもんね・・・。 ・・・・・。 ・・・・・。 ・・・・・。 日本人選手3人とも入賞ですね。 しかも真央ちゃん、銀で、大ちゃん、銅です! 男子も女子もすごいです! みんな本当によくがんばりましたね。 見ていて本当に楽しかったです。 もちろん、その他の国を代表して出場した選手たちみんなもです。 あの・・・・。ひとつ聞いていいですが? 競技をしている選手としてたとえば、点数の出方にちょっとでも疑問ってもつことあるでしょうか? 一緒に滑っていて「え?その点数はなに?」って思うこと純粋にないですか? 採点の傾向とか不思議におもわないでしょうか? 私もスポーツしていたことありますが、こういった採点競技ではないのでわかりません。 選手はやっぱり出た結果を正面から受けとめ 次へのステップとして受け止めるだけですか? もちろん出場している選手に対する不満や嫉妬問う意味ではなく、ジャッジに対してもつ疑問としてです。 もうひとつ。 某選手の3-3は男子並みのスピード、高さと距離があると聞きます。今回GOEはプラス2がずらりと並びました。男子でもあまり見ない加点のつきかたでした。それほどまでに、選手やコーチ陣たちも納得するほど彼女のジャンプはスペシャルですか? 生でみたことあるのですが。。。良いとは思いますが、では男子に匹敵するってことになるとそうかなぁ・・・っていっつも思います。
[2010/02/27 01:22]
URL | ぼん #W1cL0Dl.
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腹をたててはいけませんか?
韓国だッたらキムヨナ選手のために怒るんだろうけど、、
日本人って浅田選手のために怒ってはいけないんでしょうか? 報道ステーションでは ロシェット選手の母親の魂がはいったような演技とか表現で ロシェット選手を褒め称えたけど どう考えてもグラっとしたり ミスの目立つ演技で 200点超えって 他の選手も可愛そうです。 短い期間に同じ選手が 難易度の高いジャンプもせず 毎回歴代世界記録を塗り替える 競技って? いつか競技として成り立たなくなるのでは?気味が悪いです。 それにしても、、それにしても もうひとつ気になるのは グラっとしたり コケル選手多すぎるというか。。。 コストナー選手が完璧に滑ったら綺麗でしょうね? みなキムヨナ選手くらい普通に滑れたらいいのに。 際立ってキムヨナ選手が上手に見えるのは事実だもの。。 何処かに愚痴のひとつも書かないと眠れないものですから すいません。 初コメ失礼します
ただのフィギュアファンですが、毎回興味深く読ませていただいております。
スミマセン…こんな言い方は適切ではないかもしれませんが… もうどうやっても誰であっても彼女の上にいくことはできないですよね? あの点数は永久に不滅なんですよね? ひとりを除いてまわりはみんな振り回されて、故障してしまうのではないか?それが心配です… 日本人選手はみんながんばりました! でも…今の状況が続くと、競技として成り立たない。 頑張っている選手が気の毒というか…言葉に詰まります。 私達ファンに何か出来ることはないでしょうか? ただ見守り応援するだけしかできないのでしょうか? 失礼とは思ったのですが、思い切ってコメントしてみました。
[2010/02/27 01:44]
URL | ことり #HdXTMQ3I
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こんばんわ。
一生懸命納得しようと思ってきましたが、 とうとう、切れそうです。 美姫ちゃんの元気のなさは、この異常さを 感じてしまったからかしら?どんなに頑張っても認めてもらえないのは空しいもの。 キム選手の点数が出た瞬間、白けてしまいました。真央ちゃんが健気で…。 スルツカヤ選手がトリノの時、「ジャッジはまた、私に金メダルをくれないかもしれない」と演技中に思ってしまったと言っていました。選手が不信感をもってしまったら 演技にひびきますよね。 今までもそうだったのだろうかと思うと オリンピックそのものが色あせてきました。 もちろん、選手は悪くありません。でもね もう競技会はいいかなあとちょっと嫌気が さしてます。正直なところ…。 選手は、もう、メダルなんて気にせずに、好きにやってくれ!という感じです。
[2010/02/27 02:20]
URL | ray #-
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おかしいと言わないメディアがおかしい
こんなに突然点がインフレするのがまともな競技といえるんでしょうか。
変だって、誰も言わないフィギュアスケート関係者やマスコミって変じゃないですか? もう旧採点に戻しましょうよ。だって、加点もPCSも主観でしょ? 主観点でこれだけ操作できる今のシステムより、責任の所在がハッキリしている旧採点のほうがマシだと思いますけど。
[2010/02/27 03:25]
URL | 美由紀 #0Rc.9U3Y
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管理人様
お気持ち分かります。私も今日のフリーは本当に感動して、選手皆に、見応えのある試合を見せてくれてありがとう!!と言いたい。それでいて、もううんざりで・・。だから極力点数のことは忘れることにしました。今日、選手達がどれほど素敵だったかを語るほうがずっと楽しい。 キムヨナの強さには感動したし、プログラムもシーズン初めよりずっとよくなっていて、「ああこの人も頑張ってるんだなあ」と当たり前のことをしみじみ感じちゃいました。 浅田さんは迫力あった!!力強くて、戦ってるのが伝わってきて。初めて彼女の演技で泣きそうになったぐらい。 ぼんさま 昨シーズンまで跳んでた3フリップー3トーループは飛距離も高さもあって、男子並かどうかは知りませんが、私大好きでした。今シーズン挑戦した3ルッツー3トーループはそれ程ではない気がします。
[2010/02/27 04:18]
URL | nezumi #T1mCHahg
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小塚嗣彦さんの目
はじめまして。いつも拝見させていただいています。
こちらは「何でも真央さんがいい」という妄信的な書き方を管理人様もコメント欄にもされていないので、真央さんが好きな私も冷静に考えることができ、一息つけます。 本日の中日新聞に小塚崇彦さんのお父様でコーチの小塚嗣彦が文章を寄せていらっしゃいます。 抜粋して紹介させていただきます。 (キムヨナ選手の演技は)GOEの加点が大きく、演技点も男子と比べて見劣りしない。審判の出しすぎではなく、4分間のどこをとってもマイナス要素がなかった。 また、 1つの物語を最初から最後まで完璧に演じきったキムヨナ選手と、途中で物語が途切れた浅田選手の違いが演技点に影響した。 そして、 成功したジャンプでも、できばえに差が出た。浅田選手はジャンプの着地が課題。次の動作にいく時に流れが途切れる。キムヨナ選手は滑らかでギクシャクしたところがない。本来のフィギュアスケートが目指す滑りだった。 こう、断言されています。 最初は読むのも辛かったですが、何度も読んで、今は少し納得しています。 私も、素人目で見て、浅田選手はジャンプ後に流れが止まることや動きがギクシャクすることは感じていまして、「真央さん、そこを矯正して!!」とずっと思っていたものですから・・・。 悔しいですが、浅田選手はもっと悔しいでしょう。 この悔しさを糧に、更に飛躍していただきたい。そう思った次第です。
[2010/02/27 08:52]
URL | 愛知県人 #-
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>nezumiさん
管理人様に対する質問を変わりにご返答いただきありがとうございました。 私がうかがっているのは、「男子並み」という評価は妥当か?だとしてGOEプラス2まででるジャンプなのか?を聞いていて、好き嫌いは別です。男女通じてプラス2は彼女だけなので、もはや「男子並み」ではなく「男子以上」です。 ですが、このお返事を見て、ジャッジも「私はこのジャンプ好きです」で点数付けることあるんだろうなぁ~て思いました。 ありがとうございました。
[2010/02/27 10:42]
URL | ぼん #W1cL0Dl.
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すみません!先ほど書き込んだ愛知県人です。
小塚嗣彦さんの敬称がありませんでした。 申し訳ないです。 それから、コーチではありませんね。 中京大のアドバイザーという肩書きだそうです。 失礼しました。 もう少しだけ、もし、管理人様にお時間があったら教えていただきたい。 浅田選手、ルッツの矯正は可能ですか?年齢的に難しいですか? それから、3-3を奪われて3Aを2回飛ばざるを得なくなりましたが、(私には、両手・両足をもがれても、それでも必死に飛んでいるような気さえしていました)今後3-3をプログラムに入れられるでしょうか? その前にジャンプコーチをちゃんとつけた方がいいと思うのは、余計なおせっかいでしょうか? 素人の戯言と読み流していただいても結構です。
[2010/02/27 10:47]
URL | 愛知県人 #-
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いやぁ、第二段階がおわりましたね。
選手の皆さん、お疲れ様でした。 私は、点数そのものは気にしてません。 歴代最高点だって早速次の世選、あるいは来シーズンで浅田選手がサクッと塗り替えちゃうでしょう。 根拠はありませんが、そんな気がしています。 PCSに関しては申&超(字合ってますかね?)ペアがGPSからフツーに9点代を出していましたし、さして驚いていません。 記録は破るためにあるもの。 それが出来るのは浅田真央しかいないとフリーを見て強く思いました。
[2010/02/27 12:17]
URL | ひとえまぶた #-
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こんにちは。はじめまして。
時々勉強のためにも、拝見させていただいております。 私はキム・ヨナ選手と感性が徹底的に合わないみたいで、正直彼女の演技は好みではないのですが(笑)、今回FPの出来栄えは管理人さんのおっしゃる『彼女にとってのこれ以上は無いというくらいの出来』に賛同です。見た目ノーミスですし、ひとつひとつのエレメンツを丁寧にこなし、とても柔らかく感じました。スカスカプログラムながら、欠点を感じさせませんでしたね。 FPの演技に関して言えば、金メダルも妥当かなと思います。しかし、どうしても『現ルールにおいては』という但し書きをつけ加えたくなってしまいます。 私は素人なので伺いたいのですが、管理人さまはフィギュアにおける技術面と芸術面の点数配分のバランスについてどう思われますか(既出だったらすみません)?それと高難度のプログラムを組んで多少の失敗があるより、無難なプログラムを組んで安定させ高得点、というのはどうなのでしょうか? スポーツ馬鹿的発想かもしれませんが、私は『多少の失敗があっても、それなりにこなしてこれば、高難度なプログラムを評価する』ほうがスポーツらしいし、見ている方も楽しい気がしてしまいます。 それに表現力って明確に点数化してあからさまに差をつけられるものではないですし、『曲の解釈』に関しては、選手の能力?振り付け次第でしょってどうしても思ってしまいます。 愛知県人さまの投稿してくださった小塚コーチのコメントを読むと、現在キム選手が評価されるのはそういうことなのかな、と思いますが、彼女はスピンやスパイラルのポジションは美しいとは言えないのに高く評価されますよね。あれで頭ひとつ抜けているみたいに言われているのをみると、フィギュアって結局何?って何だか訳がわからなくて、フィギュア観戦は疲れてしまいます。 初めての投稿なのに長々と申し訳ありません。批判のつもりではないのですが、この場にふさわしくなかったら削除してください。
[2010/02/27 14:03]
URL | 果凛 #Nw/vtTns
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はじめまして
管理人様、はじめまして。初めてコメントさせて頂きます。
今回どこを見てもジャッジ批判に点数批判、あげくはヨナ選手が悪者みたいなコメントばかりで、正直うんざりしています…。 ジャッジが付けた点数を主観だと言うなら、フィギュアを観ている全ての人の意見もまた、主観ではないのでしょうか? 採点競技である以上、100人中100人が納得いく採点など無いように思います。 何度ルールを改正しようと、永久にこのような批判や問題は起こってしまうのではないでしょうか。 私はヨナ選手の演技は素直に素晴らしかったと思いますし、ノーミスだった彼女は金メダルに相応しい演技をしたと思います。 点数批判をしている人逹は、一体何点差なら納得できるのか聞いてみたいです。 例え旧採点でも今回ノーミスだったヨナ選手の金メダルは変わらないように思いますが…。 男子の4回転論争もそうですが、難しい技に挑戦さえすればいいというわけでは無いのが、フィギュアスケートの難しいところですよね…。 とりあえず転倒による減点があまりにも大き過ぎるのが問題な気がします。 難しい技をやるのは勝手だけど転けたら点数無しですよ、と言ってるようなものですよね。 転倒すればディダクション1が既に付くのですから、GOEからの減点はせめて1点ぐらいにならないものかと思ってしまいます。 そうすればもっと選手も難しい技に挑戦しやすくなるのではないかと素人ながら思うのですが…。 浅田選手もヨナ選手もロシェット選手も素晴らしかった。 もちろんその他の選手もみんなです。 「○○選手より○○選手の方が良かったのに!!」みたいな意見が多く、私としては非常に残念です。 誰かを批判しなければ選手を称えられないのは悲しいことですね。 初めてなのに長々と失礼しました。
[2010/02/27 20:23]
URL | さおり #-
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管理人のみ閲覧できます
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[2010/02/28 10:31]
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150点と130点
管理人様、初めまして。
初めてコメントさせていただきます。 経験者の方のご意見と言う事で、いつも興味深く、拝見しております。 今回のオリンピック、私はキムヨナ選手も浅田選手も他の選手達も本当に素晴らしいと思いました。 キムヨナ選手の150点も、高いのでは?と思いますが、浅田選手の2ミスで130点も高いのでは?と思いました。 管理人様はPCSが不可解だと仰いましたが、パーフェクトのヨナが71.76で2ミスの浅田が67.04、これはそこまでの点差では無いと思うのですが…。浅田選手がミスがなければPCSはもう少しあがりましたよね? 2人の得点差はむしろTESだと思います。 そう考えると2トリプルがダウングレードとシングルになってしまったことを考えると、致し方ないかと思います。 私はそれよりも、ジョニー・ウィアー選手や安藤美姫選手のような、いわゆる国内2番手選手の点数が抑えられたように感じ(同一国複数台乗りを防ぐ為?)、それが気になりました。 でもフィギュアスケートが芸術面を持っている以上、ジャッジといえども主観が入ってしまうのは仕方ない事だし、長年のファンはそれを承知で応援していると思います。 世界最高得点、高すぎる、ありえない!って騒いでいるけど、それは今のルール上って事で、そんなに目くじら立てて批判することではないのでは?って思います。 マスコミの偏重報道のせいで、真央vsキム=日本vs韓国という形になってしまったのが問題なのかなと思います。 でもフィギュアスケートって、誰かを倒すとか、そういうものじゃないですよね。 「真央ちゃん、キムヨナを倒してください!」とかTVで言っているのをみて、本当に悲しくなりました。 フィギュアスケートこそ、「ナンバー1よりオンリー1」だと思います。 順位に関係なく、今までの努力を、様々な感情を、4分の演技にこめて氷上で美しく舞う選手達。 それだけで充分、感動を与えてくれたと思います。 長文、失礼いたしました。
[2010/02/28 12:48]
URL | ゆきの #JrSr3Scg
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>史子さん
マスコミなんかでは、3Aさえ決まれば勝てる…みたいな表現を見かけたような気がしますが…。 実際のところは、両者ともパーフェクトなら浅田選手はまず勝てない…というジャッジングの流れであったことは、フィギュアをある程度見てきた方なら五輪前の段階で容易に想像がつきましたよね…。 キムヨナ選手以外の選手サイドとしては、正直なところは「キムヨナ選手のミス待ち」「万が一にもジャッジが好意的に解釈してくれるかも」「パーフェクトでも勝てないかも知れないけど、勝ち負けは意識の外に追いやり、ともかく自分の演技に集中しよう」…という感じだったのかも知れません…。 >ぼんさん そう、日本選手は、シングルでは全員が8位以内入賞だったんですよね。 団体戦とかあれば、日本は強いのかも知れませんね(個人的には団体戦はどうかと思うのですが)。 …余談ですが、大学生の試合なんかでは、団体戦ではありませんが、個人の成績とは別に、各大学ごとの団体成績なんかで表彰されることもありますね。 …あ、そういえば、大学生の試合というのは、基本的に「タダ」で観ることが出来るんですよね。 しかも、リンクの手すりのところから間近で演技を観ることもでき(寒いですが)、中々面白いと思いますよ。 テレビのようにトップ選手だけを観るというわけにはいかず(むしろトップ選手を見かけることの方が希だと思います)、いろんなレベルの選手を観ることになると思うのですが、それがかえって「何が良くて何が悪いのか」というのを判断する能力を養うのにうってつけであるように思います。 以下、推測ですが…。 選手は点数に疑問を持つことはないのか…ということですが、それはあると思います。 ただ、基本的に選手は謙虚(点数が出ないのは自分の力が足りないため…みたいな)だと思いますので、正面切っては不満を余り口にしないのではないでしょうか? そして、結果に納得するかどうかはともかく、とにかく練習して上手になってジャッジを見返してやるしかない…そのように考えるのではないかと思います。 …仮にジャッジに文句を言いたいとしても、ジャッジの匿名性のために誰に文句を言っていいのか分からない…ということも、もしかしたらあるのかも知れません…。 トリプルトリプルのコンビネーションについてですが…。 第二ジャンプのトリプルについては、筋力面での男女差により、男子は力技で跳べることが多いのに対し、女子ではそれが難しい…というのは理解できると思います。 ということは、第二ジャンプのトリプルを女子が跳ぼうと思えば、第一ジャンプを綺麗に流れのある状態で跳ぶ(質の高い状態で跳ぶ)しか方法はなくなるということになりますよね。 というわけで、女子がトリプルトリプルを決めると、それは必然的に質の高いジャンプ(といっても、その質にも選手によってバラツキはあると思いますが)を跳んだことになる…と個人的には考えるところです。 他方、男子のトリプルトリプルは、力技で何とかなってしまう場合が多いことから、トリプルトリプルを決めたからといって、必ずしもそれが質の高いものとは言えない…ということにもなると考えますね。 点数が出たから男子並み…と即断するのは、ちょっと違うかなと思うところです。 同じ点数でも男女では意味が異なる(場合がある)…と、ひとまず考えるべきなのかも知れませんね。 「力技で無理矢理」は質的に好ましくなく、「物理的に効率良く技をこなす」というのが質的に好ましい…というのが基本的な原則だと思います。 因みに、キムヨナ選手のジャンプの優れているところは、個人的には「プレパレーションの癖の少なさ」「ムダの少ない物理的に効率的なジャンプ」「フリーレッグのほどき方が上手」「膝の柔らかさを活かした、ランディング時の腰の粘り・エッジのブレの少なさ(クリーンに降りられる)・流れの良さ(スピードがある中で跳び、そのスピードを余り殺さずに跳べる)」…といったところが他の選手に比べて優れていると思いますね(この辺りの詳細は、目次から『プレパレーションの質』『質の高いジャンプとは?』のエントリーを辿ってみて下さい)。 GOEについては、下の方のコメントで触れていますので、そちらもご覧下さいね。 >カナカナさん 今回のことが採点の公正性を見直す切っ掛けになれば良いのですけどね。 「ジャンプさえ決まれば勝っていたかも知れないのに…惜しかったね」というのと「どうせジャンプが決まっていても勝てなかったよ」というのでは全然違いますものね…。 >ことりさん はじめまして。 旧採点方法なら、浅田選手の演技がパーフェクトだったのなら、もしかするとキムヨナ選手よりも上につけたジャッジはいたのかも知れませんね…まったくの推測ですが。 今後のルール変更・ジャッジの傾向なんかによって、将来の採点がどうなるかは不明…ですね。 ファンの方にできる一番のことは、以前にも書いたのですが「実際にフィギュアをやってみること」だと思います。 1人1人の参加によって、本当の意味でのフィギュアへの一般理解度が高まり、そこから競技に対する公正性を追求するムーブメント(あのジャッジはおかしい・あのルールはおかしい…など)なんかが出てくる…となれば良いのですけどね(フィギュアをやっていればそういった不満にも説得力がより出てくると思います)。 また、日本のリンク環境はとても悪いわけで、1人1人がリンクに行けば、リンクが儲かり、リンクも増え、リンク環境が改善し、スケーターが増える…選手やコーチはハッピー…となり、日本のフィギュア文化の底上げが期待できます。 >rayさん アメリカ(でしたでしょうか?)での観客のフィギュア離れが起こっている…との話をどこかで見たような気がします。 …この点数の出方では仕方がないと思います。 …フィギュアスケートというのは、実際にやってみるととても面白いスポーツなんですけどね…。 私はその面白さを知っていますのでフィギュアを嫌いになることはないのですが…。 そんな私でも過去に(TVでの)試合観戦はしなくなる時期がありましたね。 本当の意味でスケートの上手な選手が勝てなくなった…というのがその理由でしたでしょうか。 最近は日本人選手で上手な選手が出てきて、その選手達が大会で活躍したりすることから、また観戦し出していますが…。 今回の出来事で、日本のフィギュア人気はやや冷めるのではないかと推測します…。 >美由紀さん 旧採点の方が良かったですよね…。 何とかなりませんでしょうか…。 >nezumiさん キムヨナ選手は良かったですよね。 過去の五輪で多くの金メダル大本命達が沈んでいった、そのジンクスをものともしないパフォーマンス。 点数にばかり目を奪われがちですが、個人的にはこの部分が凄いなと思いました。 >愛知県人さん はじめまして。 おお、地元の方でしょうか? そちらでは相当の盛り上がりだったのかもですね。 キムヨナ選手のGOEについては、「審判の出しすぎではない」というのもある程度理解はできます。 「国際スケート連盟コミュニケーション第1557号」によりますと、プラス面のGOE採点ガイドラインの改正点として、 ⑦開始から終了まで無駄な力が全く無い ⑧音楽構造に要素が合っている ※国際スケート連盟コミュニケーション第1557号 http://www.skatingjapan.jp/data/fs/pdfs/comm/comm1557j.pdf というものが今シーズンから追加されました(⑦については、これはあって然るべき規定だと思います。⑧については、PCSで評価すべき項目だと思えるのに、なぜTESに設けられたのか理解できない…という印象です)。 上の方でも書きましたが、キムヨナ選手のジャンプは「ムダの少ない物理的に効率的なジャンプ」というものであり、この⑦に該当すると思えます(場合によっては⑧も)。 なので、今シーズンからキムヨナ選手のGOEがより上がりやすくなったのは理解できます。 ただ、エントリー本文にも書きましたように、「過去の得点の出方の流れを幾らか逸脱した」ようなGOEの出方という印象はあります。 同じシーズン中ならルールには変わりはないはずで、同じルールなのにGOEの出方・傾向が異なるというのはどうかと思うところです。 次に、PCSについてですが…。 キムヨナ選手のPCSが出過ぎかどうかというのは、「何を基準とするか」でどちらとも解釈し得ると思います。 直前までの試合での点数の出方を基準とすると、今回のPCSは明らかに出すぎです(短期間でそれだけ上達した…というのも考えにくいですしね。なお、ジャンプ等でミスがなければPCSが高めに出る傾向はあるとは思いますが、TESとPCSは本来は個別に採点すべきものだと思いますので、その傾向が今回の高PCSを説明する合理的理由にはならないと考えます)。 他方、「いや、そもそもキムヨナ選手のこれまでの点数が低く抑えられていたんだよ。今回やっと本来あるべき点数がつけられた」と考えれば、直前までの試合での点数の出方を誤りとするわけですから、直前までの試合での点数の出方を無視するような点数が出ても矛盾はない…と考えることもできます。 この後者の考え方を採れば、「審判の出しすぎではない」という考えも理解できないでもないです。 ただ、そうすると「じゃあ、今回の点数が真実を反映したものであるならば、過去の試合での点数は真実を反映したものではなかったということなのか?」ということになり、今回の点数を肯定するにせよ否定するにせよ、どちらにしても一連のジャッジングの何れかが不適切だったということになります。 …この後者の考え方で一番スッキリしないのは、「点数が真実を反映したものとなるのは大賛成だけど、それならば他の選手で真実を反映した点数が出ていないと思えるものが多いのは何故か?」という部分です。 例えば、鈴木選手の踊りは一般の方にもとても分かり易いほど明らかに上手だと思いますが、それが点数に反映されていないのは何故か? 例えば、小塚選手の滑りの技術は解説者もことあるごとに賞賛するのに、それが点数に反映されていないのは何故か? 例えば、(実績はあるが)滑りが余り上手ではない選手にSS(スケーティングスキル)の点数が高く出るのは何故か? …等々、公正性を主張するのは、やはり疑問に思わざるを得ないと思えます。 「本来のフィギュアスケートが目指す滑りだった」というのは、まさしくその通りだと思います。 滑りができて、質の高いジャンプが跳べて、踊りもできる…そういうものが理想でしょうね。 キムヨナ選手の滑りがその究極だとは思いませんが、今回の大会の中ではキムヨナ選手がその点では一番だったと思います。 矯正…ということですが、ジャンプ以外の部分は可能だと思いますが、ジャンプに関してはちょっと難しいと思います(ジャンプの技術は高校生まででほぼ固まる…という話も聞きますしね)。 一例ですが、ルッツの矯正…というのが浅田選手の場合話題になりましたが、これは跳び方の根本に関する部分を変更するということに等しく、そういったものに関して一度身に付いてしまったものを矯正するというのは並大抵のことではなく、それができたとすれば奇跡だと思うほど難しいものだと思います。 …ただ、そういったテクニックの矯正は難しいと思うのですが、もしかするとパワーを身につけることによってジャンプの質を改善することはできるかも知れないな…とは思ったりもします。 あと、ジャンプのプレパレーション(入り方)については、浅田選手には結構癖があり、この部分は改善できるかも知れないとも思いますね。 トリプルトリプルのコンビネーションですが、第二ジャンプでのトリプルループというのは、浅田選手や安藤選手がやっているので第二ジャンプのトリプルトウループよりちょっと難しいくらいかな?…と思われるかも知れませんが、実際の難度としては相当上になると思われます。 これを安定させるには…力技に頼る(パワーを身につける)のが手っ取り早いのかも知れないですね。 あるいは、(第二ジャンプの)トリプルトウループを確実にできるようにする…というのも一手ですね。 キムヨナ選手のように、第一ジャンプに入るスピードを上げて、着氷後の流れをより出し、第二ジャンプをスピードのある状態で跳べるようにする…というのも有効だと思います(ただその分跳ぶタイミングが難しくなるというデメリットもあると思うのですが)。 因みに、スケーターというのは、基本的に全速力でジャンプに入るということは余りないんですよね。 選手ごとの「丁度いいスピード」にスピードを落として、それでジャンプを跳んでいることが多いと思います。 >ひとえまぶたさん ニュースで、ジャンプのダウングレードについて中間点のようなものを設ける動きがある…みたいなものを見かけました。 これが本当なら、浅田選手にとってこの変更はもしかしたら有利に働くかも知れませんね。 >果凛さん 「とても柔らかく感じました」というのはよく分かります。 滑りによどみがない…というのもありますが、踊りにおける身体の各部位の動かし方・流れがなめらかだと思います。 …ただ、これは個人的な意見ですが、逆に言うと、滑りによどみがないというの置いておきまして、踊りについては「メリハリ感が薄い」(動きの激しい部分と緩やかな部分の差がそれ程無い)ということでもあるように思うところで、この辺りはやはり鈴木選手なんか方の方が優れているように思います。 技術面と芸術面の点数配分のバランスについてどう思うか…つまり、「技術面 vs 芸術面」ということですよね…。 何とも答えにくい質問なのですが…個人的にはそういった二極対立構造で論ずるものではないと考えます。 質問の回答として適切かどうかは疑問ですが、以下のエントリーのコメント欄で技術・質・表現・芸術なんかについて触れていますので、興味があればご一読下さればと思います。 http://pandamaster.blog114.fc2.com/blog-entry-45.html (10/28の私のコメント近辺) http://pandamaster.blog114.fc2.com/blog-entry-51.html (2/06と2/09の私のコメント近辺) キムヨナ選手のフリーについては、3Lz+3Tや2A+3Tが入っていることから、無難なプログラムとは私は思いませんが、それは置いておきまして。 『多少の失敗があっても、それなりにこなしてこれば、高難度なプログラムを評価する』ほうがスポーツらしい…そういう気持ちもよく分かります。 ただ、高難度の技が多少の失敗があっても高く評価されるのであれば、「不完全な技を繰り返しても勝てる」みたいな状況になってしまう可能性がありますし、また、フィギュア全体での技の質の低下を招きかねません。 …個人的には、「難度は低くても質の高い技」が「難度は高いが質の低い技」に勝ることもあっていいと考えています(なお、「難度は低くても質の高い技」も実際それをやるとなると難しいので、難度は高いと表現することもできると思います)。 ジャンプではなくスピンでちょっと考えてみましょう。 http://pandamaster.blog114.fc2.com/blog-entry-12.html このエントリーからルシンダ・ルー選手の動画(特に1999世界選手権の2つ)を見て頂きたいのですが、レイバックスピンやバックスクラッチスピン(ジャンプの回転姿勢で回る高速スピン)といった単独スピン自体の難度は大したことはありません。 ですが、これだけの質を見せつけられては、「高く評価すべき」と思わずにはいられない…そういった印象になると思います。 幾らレベル4(難度の高い)のスピンで質がそこそこのものであっても、印象としてはルシンダ・ルー選手の単独スピンにさえ及ばない…「難度は低くても質の高い技」でも評価すべき…という印象にならざるを得ないと思うところです。 …と書いてはきましたが、質と難度…どちらを優先させるべきか…というのは、現在のような絶対評価を前提とする限りは、整合性のとれたシステムを作るのは不可能ではないかと思っています。 敢えて明確な採点基準を定めない…謂わば旧採点システムのような採点方法で、演技全体のトータルの印象で優劣を判断する…そういった方法の方が(現在のように一つの基準・価値観だけに縛られず)多様な価値観に対応できて良いのではないかと思います。 >さおりさん はじめまして。 ぅ…耳が痛いです…ゴメンナサイ…。 キムヨナ選手を悪者にするのは私も論外だと思います。 そういった意見が見られるのは、理屈ではなく感傷なんでしょうね…。 主観…という話なのですが、確かにそういった部分もあるとは思うのですが、決して「好みの問題で誰にどんな点数をつけてもいい」というものではないと思うんですよね。 踊りの手の動かし方にしても、やはり「上手な動かし方」というのはありますし、一応基準のようなものはやはりあるとは思います(明文化はされていないと思いますが)。 順位的にはキムヨナ選手が勝るという意見の方は多いと思います。 ただ、キムヨナ選手だけに限りませんが、点数に不可解な部分が散見されるのはやはり事実だと思え、そこが折角の試合内容に水を差してスッキリしない…なので順位は納得しても不満に思われる方が多いのではないでしょうか。 >2つ↑の方 了解です。 余り気にされなくてもOKですよ~。 結局問題なのは「ジャッジのスケートを見る目」ということだと個人的には思います。 >ゆきのさん はじめまして。 浅田選手の今回のフリーのTESは64.68、四大陸では68.58。 四大陸の時は3A+2Tの2Tでダウングレード・3F+2Loを3F単独にしてしまったこと・ストレートラインがレベル2…といった点でマイナスがありますが、これらのマイナスがなければ、恐らくおおよそ73点付近は出ていたものだと思われます。 五輪フリーでは、3F<+2Lo+2Loで約5点のマイナス、1Tでも約5点のマイナス…ということで、パーフェクトだったときはおおよそ74点台が出たものだと推測されます。 …ですので、浅田選手のTESについては、四大陸と比べて特別多く出たという感はない印象ですね。 問題はPCSですよね…。 フランス杯では60.96、ロシア杯では57.52、四大陸では58.16…という流れがあって、それで今回の67.04という点数ですから…(参考:全日本67.60)。 キムヨナ選手のPCSの変動(フランス杯66.40・アメリカ杯61.52・五輪71.76)も変ですが、浅田選手のPCSも変ですよね…。 ジャンプの出来でPCSが上下する…これは確かにそういう傾向はあると思うのですが、一応本来はあってはならない傾向で、TESとPCSは個別に採点すべき(原則としてジャンプの成否にPCSが左右されるべきではない)だとは思います。 …あっ、点数について書いてしまった…。 …皆さんが不満に思っているのは、世界最高得点云々というよりは、『今までと点数の出方が違う』→『公正じゃない』といった想いがあるからではないでしょうか。 そこに仰るとおりの「真央vsキム=日本vs韓国」というマスコミの煽りが加わり、不満が加速した…みたいな…。
[2010/02/28 18:23]
URL | 管理人 #znV3k9no
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SPで5点差もつけたこと、FSでノーミスだからと
安藤選手までの流れを無視したようにインフレして 浅田選手が155点出さないと勝てない流れを作ったことに不満はありますが キム選手が素晴らしい演技をし、今回金メダルということには納得できます。 しかし、「今回の228点という記録を浅田選手に塗り替えて欲しい」とは思えない自分がいます・・・ 190点台で優勝、3Aや3-3を2回入れて200点に届くか? 中堅どころの選手が、高度なジャンプを成功させてミスありのチャンピオンに勝つ! あの頃に戻ってほしい気持ちです(汗) もう異常加点と暴走するPCSは嫌。 一緒に五輪を見ていた友人に「満点って何点なの?」と聞かれました。 1か月でワールドがありますが、五輪の採点を引きずったスコアが出るのでしょうかねぇ・・・
[2010/03/01 03:14]
URL | sato #-
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[2010/03/01 13:22]
| #
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はじめまして
今の採点は不公平な感じがして試合を見終えるたびにいやな気持ちになります。フィギュアスケートを楽しんで見たいだけなんですけど。採点競技に特に演技力の評価にだれが見ても絶対間違いない評価はないとおもいます。好みが人によってちがいますから。スポーツとして競うなら技術的な面の比重を大きくして加点減点演技構成点のような主観が反映されるところは極力点の配分を少なくしてほしいです。採点競技で思うのは過去の実績がなぜ考慮されるのかということです。ぜひ、その日の出来で勝負が決まるようにならないかなあ。長々と失礼しました。
はじめまして。私は昔からフィギュアは綺麗だなーとボーっと見てるだけの人間で、あまりルールとか採点方式をよく知らなかったのですが、こちらのブログでは色々勉強させていただいております。ありがとうございます。
何年か前からジャンプ論争だとか、採点についての不満を結構聞いたり見たりする事が多く不思議な気持ちでいました。今回もまたそういう雰囲気があると思います。 素朴な疑問として、見ている私達がそこまで採点を気にする意味ってあるのでしょうか? 審査員はもちろんフィギュアのド素人ではないし、実際経験されて、一流レベルまで到達された人達ですよね。彼らの目線と私達の目線は当然異なっているだろうし、実体験として技を完成させる難しさを知っているからこその採点というのもあると思います。プルシェンコ選手は難易度の高いジャンプを飛んだ人間は評価されるべき、という発言をしていました。そういう意見がいずれジャッジに影響してくる時だってあるだろうし、そうではなく一つ一つの技を丁寧にキチっと行う事で点数が積みあがっていく、今のような時だってあると思います。採点はそうやって変化していくものだと思うので、ジャンプを飛ぶ飛ばないによる加点具合とか、差がありすぎて不公平、スッキリしない、となるのもあるかと思いますが、楽しんでほしい、楽しみたいと言って選手達が踊っている横で、点数にばかりに着目してしまうのは正直フィギュアを見る側としては本末転倒な気がしてしまいます。 初めて投稿するのに長文で申し訳ありません。
[2010/03/01 23:44]
URL | くろねこ #4eg7mJls
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管理人様。お忙しいでしょうに、丁寧な解説ありがとうございました。ちょっとニュアンスが違って解釈されてしまったかなという点はありましたが・・・(いや、違ってない?)。
例えば「技術面 vs 芸術面」の二極対立構造というよりは、両者の落としどころ、というかいい感じの融和点というか、経験された方ならではの感覚ではどうなのかな、とか。素人には判断基準がさっぱりなもので。 あと『多少の失敗があっても、それなりにこなしてこれば、高難度なプログラムを評価する』と「不完全な技を繰り返しても勝てる」とは自分の中ではつながりません。さすがに『繰り返しちゃ』NG(笑)。 「難度は低くても質の高い技」が「難度は高いが質の低い技」に勝ることもあっていい、というご意見には賛成です。ただし、それがプログラム中に散りばめられていたら疑問です。 結局・・・ファンにもいろんな好みがあるので、適当な落としどころなんてみつからないのかも知れません。管理人さまもおっしゃるように、個人的には不公平に思えた旧採点方式のほうがマシに思える気がしないでも・・・。いずれにしても今回みたいな疑問・疑惑・不公平etcみたいなマイナスの感情が見ているファンに噴出するような状況は、何とか改善できないものかと。短期間でルールや採点傾向がころころ変わるというのも(その必要性がよくわからない)、どうしたって、疑惑を招いてしまいますね。 何でこういう採点をしたか、解説をつけよって言いたくなるような、素人のファンがついてゆけないスポーツってどこを目指しているのか、お偉いさんたちに訊いてみたい気がします。 最後に、ルシンダさんの動画再見させていただきました。トータルパッケージでなくても、突き抜けて才能を発揮する部分がある。それもまた十分に美しく、きらめいている、それだってやはり『凄い才能』と『努力』のなせる技ですね。彼女なんで日本語話せるんですかね(笑)。 面倒な質問してしまったのに、本当にありがとうございました。嬉しかったです。
[2010/03/02 00:02]
URL | 果凛 #Nw/vtTns
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いくつか納得の出来ない事があります。1つは女子のセカンドトリプルは力に頼っては出来ないものだから成功させた時点で高い加点があるべきというのならば、過去に5人しか成功させていないトリプルアクセルにはなぜ加点が付かないのでしょうか。効率も力もタイミングも全てそろっていなければ女子で3Aは跳べない気がします。
ヨナ選手のジャンプはGOEのガイドラインの4つ以上に当てはまっていますので、加点は納得ですが・・・それ以外の要素は妥当でしょうか?スピンはやや軸がずれる時がありポジションもそこまで美しいとは思えず、回転が速いだけにも見えます。それならば回転も軸もポジションも両立させている長洲選手やシズニー選手には爆発的な加点が毎回つくべきだと思います。ショートでは長洲選手とヨナ選手のレイバックに0.3しか差が付いてないです。スパイラルもポジションは長洲選手、浅田選手には程遠く及びませんし、スピードはあるとは思いますが、ジャンプの時ほど際立ってスピードがあるように見えません。なぜ毎回加点2以上が確実に付くのでしょうか。フリーのプロトコルを開くと0を付けているのが2人しかいません。(これは最初の3Lz+3Tと3Sで1人いましたが、おそらく3Tの着氷が若干怪しかったのとサルコウもトゥジャンプに比べるとそこまでずば抜けた印象は無いので不自然ではないかなとおもいます。) 対して浅田選手はスパイラルに0、他の要素も2以上は一つもつけないないジャッジがいます。 ヨナのジャンプ以外の見事な加点ラッシュと浅田選手や他の選手には怪しげなジャッジが紛れている事を考えると「公正」とは言い難いものがあると思います。(ちなみに、ロシェットのスパイラルにも0を付けているジャッジもいて逆にPCSで3つも9点台を出しているジャッジもいます。更にいえば鈴木選手のステップに1を付けてるジャッジが3人、マカロワ選手のPCSに1人だけ8点台を付けているジャッジがいるなど、あげればきりがないです。) 浅田選手、ロシェットのPCSについてはヨナやに帳尻を合わせたように思います。実際に他に出場している選手やその日のジャンプの出来、会場の盛り上がりなどでコロコロ変動しており、旧採点のセカンドマークのような存在なのではないでしょうか。絶対評価の変動しにくいものとは、もはや言えなくなってしまっていると思います。 あと個人的にはフィギュアである以上は「滑り」が重要なのは解ります。ただフィギュアスケートとしてオリンピック競技になった以上は、「踊り」「美しさ」「ジャンプ」なども評価されるべき項目かなという気がします。確かにライサチェック選手はスケートが上手いとは思いませんが、去年のファイナルの時にフリーとエキジを生で見に行きました。その時に普段あまりスケートを見ない母が別格に美しいと言っていました。やはり188センチの滑りはそれだけで圧巻ですし、実際高橋選手よりも目立っていたように思いました。存在感を示す上手さというのもスケーターとして大事で、小塚選手にはそれが若干たりないのかなと思います。(バトル選手やアボット選手はスケートも上手く表現も上手だと感じました。) プロのスケーターでも滑りを褒める佐藤さん、完成度を求める荒川さん、ジャンプを求める伊藤さん、イマイチ真意が解らない佐野さん、など意見がバラバラで結局は主観で評価する旧採点のやり方に戻すしかないのではないかと思ってしまいました。
[2010/03/02 14:54]
URL | シン #-
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もうひとつ
先ほどは感情論で書いてしまいましたが、冷静に見てもやはりおかしいです。
・GOEは最初にプラスの評価をつけ、その後マイナス面を減点していく。 ・以下の項目のうちGOE+1は2つ・GOE+2は4つ・GOE+3は6つの当てはまる項目があった場合につける。 <ジャンプ要素> 1)予期せぬ入り方、創造的な入り方、難しい入り方でジャンプに入る。 2)ジャンプの直前まではっきりしたステップ/ムーブメントを行っている。 3)回転中に変形ポジションを取っている。跳びあがってから回転を始めている。 4)高さ・飛距離が良い。 5)ランディング時に手足がよく伸びている。独創的な出方をしている。 6)コンビネーションやシークエンスも含めて、ジャンプに入ってから出るまでの一連の流れが良い。 7)ジャンプをたやすく自然に行っている。 8)音楽の構成とジャンプがよく合っている。 <スピン> 1)回転速度が速い。または回転中に加速する。 2)回転軸を素早く取っている。 3)すべてのポジションをバランスよく回転している。 4)規定された回転数より明らかに多く回っている。 5)ポジションが良い(フライングスピンの空中での姿勢や高さも含む)。 6)創造力と独創性がある。 7)スピンの入りから出まですべての動作がよくコントロールされている。 8)音楽の構成とスピンがよく合っている。 <ステップシークエンス> 1)エネルギーが十分で焦点の定まった演技 2)スピードがある。シークエンスの最中に加速している。 3)明瞭で精度の良いステップを踏んでいる。 4)(入りから出までのすべてのターンで)深くクリーンなエッジを使っている。 5)全身をよくコントロールして正確なステップを踏んでいる。 6)創造力と独創性がある。 7)たやすく自然にステップを踏んでいる。 8)音楽の構成とステップがよく合っている。 <スパイラルシークエンス> 1)流れがよく、エネルギーが十分で焦点の定まった演技。 2)シークエンス中のスピードが十分。 3)身体の線が美しく、手足がよく伸びている。 4)ポジションがすぐに取れる。 5)優れた柔軟性。 6)創造力と独創性がある。 7)自然にたやすくポジションを取ったり変化させている。 8)音楽の構成とスパイラルがよく合っている。 こう見るといかに曖昧かが解りますし、小塚選手のステップやスピンにどこに減点要素があるかわかりません。少なくともスピンは最高の加点が続いてもおかしくないように思います。 あとジャンプ要件ですが、明らかに2Aを皮切りに難度の低いジャンプの方が要件をみたしやすいですよね。出入りに工夫ができますし、タノを出来る選手もいます。これで2Aが3Loを上回ったり、2A+3Tが3A+2Tを上回るのは明らかにGOEの配点ミスか基礎点のバランスの崩壊だと思います。基礎点の差が全てのジャンプ毎に差が少なすぎるように思います。こう見ると2Aを多く入れている選手が高いTESを獲得しやすいのは理解は出来ますが、どうにも納得できません。 あとスピン、スパイラルはトップ選手のほとんどが簡単に+3項目を満たしているように思うのですが、なぜ加点にここまでバラつきがあるのでしょう。そこまでマイナスされる要素が各選手にあるとは思えませんし、6項目から8項目に増えて曖昧さが増しただけのように見えます。しかもISUは中間点なる更に曖昧でややこしいものを作ろうとしているし、やはりPCS以上にGOEは曖昧でバランスを崩している原因と思えてなりません。
[2010/03/02 16:03]
URL | シン #-
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[2010/03/02 22:36]
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[2010/03/03 01:29]
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[2010/03/03 17:39]
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>satoさん
そうですよね。 200点を超えること自体がかなり偉業な印象でしたのに、今回それをあっさり…ですものね…。 上の方にも書きましたが、GOEについては、今シーズンからの改正で「開始から終了まで無駄な力が全く無い」「音楽構造に要素が合っている」という採点基準が設けられ、それで質の良いジャンプには加点がつきやすくなった…ということもあるとは思うのですけど。 PCSのインフレはどうやっても説明がつきませんよね…。 ジャッジの質を疑うべき…なのでしょうか? >しろちゃんさん はじめまして。 今の絶対評価のシステムでは、点差がそのまま実力差という評価になりますので、「勝ち負けは納得するけど、そんなに実力差があるとされるのは納得がいかない」みたいな不満が出やすいんですよね。 もちろん、適切なジャッジングがなされれば、このシステムであってもそういった不満も少ないのでしょうが、現状適切にジャッジングがなされているとは考えにくいですよね…。 …やはり旧採点システムの方が良いと思うんですよね。 こちらでは点数には余り意味が無く、ジャッジは技術面と表現面でそれぞれ選手の順位をつければ良いだけなんですね。 凄く単純です。 純粋にフィギュアを楽しむのに優れたシステムはどちらかといわれれば、やはり旧採点システムの方が優れているように思うところです。 >くろねこさん はじめまして。 純粋にフィギュアを楽しみたいという声はよく聞きますよね。 ただ、それが出来なくなった…という声を新採点システム導入以降によく聞くように思います。 絶対評価(現採点システム)と相対評価(旧採点システム)の差…なのかも知れませんね…。 「見ている私達がそこまで採点を気にする意味ってあるのでしょうか?」とのことですが…。 仰りたい気持ちも分かるのですが、競技である以上、やはりジャッジの評価・選手の成績が気になるのは止むを得ないと思います。 これを気にせず競技観戦するというのは…ちょっと難しいかも知れないですね。 ジャッジについては、うろ覚えですが、テクニカルパネル(技の種類・レベルを判定するジャッジ)についてはフィギュア経験者が担当するということみたいですが(テクニカルパネルの全員がそうかは知りません)、GOEやPCSを判定するジャッジについては、フィギュアの経験者である必要は無いらしいです。 現在問題になっているのは、正にその後者…GOEやPCSについてであるわけで…。 プルシェンコ選手は、確か浅田選手の3Aについて「史上初の快挙となる高難度ジャンプを決めたんだから、評価点はもっと上げるべきじゃないか」といった内容の発言をしていたように思います。 ここで言う「評価点」は、確か「GOE」を指していたと思うのですが、もしそうなら…ちょっと筋が通りませんよね。 GOEというのは「質」についての評価なのですから、史上初かどうか・高難度かどうかといった部分は一切考慮の必要が無く、「ただジャンプを決めただけ」であればGOEは「±0」となる…そういった性質のものであるはずです。 そして、上の方でリンクしている「国際スケート連盟コミュニケーション第1557号」にある基準(高さ・距離・流れ…など)に照らし、GOEを判定する…ということになります。 そのことをプルシェンコ選手が知らないはずはないと思うのですが…。 マスコミの翻訳ミス(或いは意図的?)…でしょうか? これが「基礎点を上げるべき」というのならまだ筋は通るのですけど…(私も女子の3Aは基礎点が少し低いように思いますので)。 …正直なところ、私にも「ルールはどうあるべきか」というのはよく分かりません(幾つかの細かい部分については「こうあるべき」という意見は持っていますが)。 現システムに幾らか改正の余地があるのだとしても、採点基準を明確にし、絶対評価を採用する以上、改正によっては根本的な問題の解決にはならないのではないかと思っています。 旧採点システムの頃は、私自身、もっと純粋にフィギュアを楽しめていたように思い、旧採点システムに戻らないかな…と夢見ているのですが…。 >果凛さん スミマセン…齟齬があったようで…。 ええと…つまり、技術面と表現面の点数配分が、例えば10:10よりも12:8くらいの方が妥当なのか…どの辺りのバランスが妥当なのか…といったことを質問して下さったわけですよね…(今回も間違っていたらゴメンナサイ…)。 う~ん…これは私にもよく分からないですね…。 一応、旧採点システムでは、同じ点数ならプレゼンテーション(アーティスティック・インプレッション)の点数が高い方が勝ち…というルールがあり、プレゼンテーションがやや重視されていた…ということではありましたけれど…。 どちらを特別に重視する…というのではなく、選手の個性が発揮できる方向で勝負できるような、そんなシステムであって欲しいですね。 そういう意味では、旧採点システムの方がずっと好ましいと思うところです。 「不完全な技を繰り返しても勝てる」というのは、ちょっと説明が足らなかったようです。 要は、次のようなケースを想定していたわけなんです。 『難度重視の流れになり、4回転の基礎点が結構上げられたとして、例えば4回転のステップアウトを2回も3回も繰り返した選手が、各4回転の点数としてそれぞれ10点近くの点数をもらっていて、それで勝ててしまう…という状況』 「それがプログラム中に散りばめられていたら疑問です」…これは例えば、幾ら質が良くても、ダブルジャンプ中心の演技がトリプルジャンプ中心の演技に勝るというのは疑問…ということですよね。 これは私もそう思います。 ジャンプの場合はまだしも、この辺りはハッキリした線引きが難しいですね…。 敢えてハッキリさせない旧採点システムの方がやはり良いと思うのですが…。 現在のシステムは、一般の方に理解されにくい点も問題ですよね。 関係者でさえ、本音では理解に苦しむ場面が多いのではないかと思うところです。 …もう本当に旧採点システムに戻って欲しいと思わずにはいられないです(もう何回書いていることやら…)。 あ、ルシンダ・ルー選手ですが、昔日本に住んでいたことがあったらしいですね。 佐藤信夫先生に習っていたらしいです。 >シンさん 女子のトリプルトリプルについては、正確には「女子は男子に比べて力で劣るので、質の高いジャンプでまとめないと、成功させるのが難しい」ので、成功させるだけでGOEが高くなる(場合が多い)…という考えであるということになりますでしょうか? 浅田選手の3Aについてですが…。 …私が言う「物理的に効率的なジャンプ」というのは、基本的には「推進力を余り殺すことなく(=犠牲にする推進力を最小限に留め)、効率良く高さを出すジャンプ」ということであると考えて下さい。 浅田選手の3Aの場合、この「推進力を余り殺すことなく」という部分で見劣りするということになると思えます。 不足するパワーを補うために、推進力を多めに犠牲にし(活用し)、それで高さを出している…そういった性質であるように見えます(ただ、力技で無理矢理…という印象は余り無いですね)。 …これは旧採点時代から今でも続いている価値観だと個人的には思うのですが、質の高いジャンプというのは、例のGOE採点基準の8項目が設けられているのにも関わらず、最も重視されるポイントは… ・高さ ・距離 ・着氷のクリーンさ ・着氷後の流れ …こういった部分だと思えます(及び、「物理的な自然さ・余裕さ」といったもの加えても良いかも知れません)。 これらが優れていればジャンプのGOEは上がりやすい…というのが個人的な印象です。 また、これらを満たさない限り、その他の部分に関して幾ら多くを満たそうとも、それ程GOEが伸びる印象とならない…とも思います。 ジャッジが実際どのような基準でプラス面のGOEを評価しているのか…8項目一つ一つを等しい価値として評価しているのか…そういった部分は私には全く分かりませんが、結果として上に記したような部分が重視されているように思えるところです。 …一応、私なりの「質の高いジャンプ」についての考え方は、左の目次のところに「質の高いジャンプとは?」というエントリーが2つあり、そちらに詳しく書いていますので、興味があれば参照下さい。 ジャンプに関して私が分かるのはこれくらいでしょうか? その他の部分では、GOEはよく分からないところが多いように思いますね。 …というか、そもそもPCSであれだけ変な点数を出すジャッジと同じジャッジがGOEを判定しているので、余り信用がおけないというか何というか…(PCSは変でもGOEは適切に出せる…とは考えにくいですよね。ただ、PCSよりはGOEの方がまだ違和感が少ないという印象はあります)。 なお、ご存知かとは思いますが、一応念のため書いておきたいのですが…。 GOEについては、例えば+1をもらったからといって、必ずしも点数が+1.00となるものではない…という部分は誤解しやすいところだと思いますので、今一度ご確認下さいね。 ※各ジャッジの評価→点数の対応表(フィギュアスケート資料室様) ジャンプ http://www.geocities.jp/judging_system/single/jump1.html スピン・ステップ http://www.geocities.jp/judging_system/single/spinstep.html 「滑り」の重要性については、一応「全ての技術(ジャンプや踊りも含む)は「滑り」という土台の上に成り立つものである」という考え方があるように思え、故に重視すべきものであると思うところです。 「踊り」については、フィギュアでは「滑りを前提とした踊り(滑りの性質を活かした踊り)」であるべきというのが私の考えで、ライサチェク選手の踊りはこれには余り該当しないという印象です(佐藤有香選手なんかがこの点で凄く優れていると思えます)。 また、腕の動かし方だけをとってみても、色々と美しく魅せるためのコツ(技術)というものがあり、ライサチェク選手の踊りにはその技術が余り使えているようには見えない…。 主観評価だから高くPCSをつけてもいい…というのではなく、そういった踊りの技術が未熟だからPCSは抑えるべき…というのが正直なところです。 ええと…色々とスミマセン…。 基礎点やGOEの配点については、私も色々と改善の余地はあると思います。 ただ、この部分については、絶対評価というシステムを使っている以上は、根本的な改善は無いのではと考えています。 やはり旧採点システムの方が…。 >3つ↑の方 はじめまして。 情報ありがとうございます。 一般の方の方が点数分析は熱心なのかも知れませんね。 >2つ↑の方 格付け…というのは、本当はあってはならないはずですよね…。 でも、それを疑われても仕方がないような点数の出方のように思うところで…。 …ジャッジの頭の中から選手に関する情報だけ毎回消去できればいいのですけどね…。 >1つ↑の方 ジャンプにおいては「回転の速さ」というのは質の面で余り考慮されないように思いますね(スピンではもの凄く重要ですが)。 浅田選手の3Aにつきましては、上の方のコメントでおおよその私見を書きましたので、そちらを参照下さい。 プレパレーションに関しては、実際のジャッジングでは余り重視されていないようにも思います(一応、例の評価基準の「入り云々」と書いてあるところに該当する可能性はあると思います)が、個人的には重視したい部分ですね。 プレパレーションに問題があると、マイナス面でのGOE評価項目である「長い構え」「ステップから直ちにジャンプしない(ショートのみ)」「拙劣な踏み切り」といった部分に該当する可能性もありますしね(更に、プラス面の「開始から終了まで無駄な力が全く無い」に該当しにくくなる…ということもあるかも知れません)。 浅田選手のプレパレーションについては、「改善の余地はあると思うけど、変に弄るとジャンプが跳べなくなる可能性があるので、弄らない方が良いかも」と私も何度か書いていたりします。 中々難しいですよね…。 荒川選手のジャンプは全体的に質の高いものだと思うのですが、今のルール上一点だけ好ましくない部分がありますよね。 「フリップのロングエッジ」…この点だけが今では拙いのかも知れません。 日本人選手にはジャンプに癖のある選手が多い…というのは、確かにあるかも知れません。 昔はそうでもなかったと思うのですが、最近の選手では多いかも知れません。 …やはりコンパルソリー(←実は凄く大事な基礎練習)が軽視されるようになってきたためでしょうか…(バッジテストでも最近コンパルソリーが無くなったと聞きますし…)。 ただ、日本人だけに特に多いかというとそういう印象でもなく、海外の選手でも同様に多いと個人的には思うところです。
[2010/03/03 21:57]
URL | 管理人 #znV3k9no
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要素の繋ぎ
管理人様、初めましてでしょうか。
浅田選手とキムヨナ選手の演技を見て思ったのですが・・・ 浅田選手はエレメンツとエレメンツの間に必ずなにかしら振り付けや細かなステップと思われるものが入っていて、 でもジャンププレパレーションに入る直前に少し止まってしまう。 逆にキムヨナ選手はエレメンツとエレメンツ感はスピードを出して「漕いでいる(ただ滑っている?)部分が多くジャンプの入りと着氷後に少しだけステップのようなものを踏んでいるだけ、のように見えます。 浅田選手の方が要素の繋ぎが多いように思うのですが スコアを見てみると得点の高いのはヨナ選手の方です。 イーグルから2Aを跳んだりすると「繋ぎを工夫しているので加点が見込まれる」という解説をときどき耳にするのですが 要素の繋ぎってそもそもどこからどこまでを見てジャッジは「繋ぎがよい」と判断しているんでしょう? エレメンツの入りや出だけなのか、1つのエレメンツから次のエレメンツまでの動き全体を見ているのか、観ている側はさっぱり解らないのですが
[2010/03/03 23:17]
URL | megumi #djnh.SQU
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ありがとうございます
いろいろと答えてくださり、ありがとうございます。改めて、ジャンプの質や膝の柔らかさなどを読ませて頂きました。スケートが上手な選手が評価されないのは本当に悲しいですよね。小塚選手と鈴木選手の評価の低さが一番腹が立ちました。
小塚選手の振り付けは個人的に大好きです。特にフリーの中盤でみられるイーグルやその後のつま先を軸にしてクルっと回るしぐさが、佐藤有香さんのスパルタクスにも似たような振り付けがあったので嬉しかったです。 新採点になって技術が上がったと世間には思われがちなのですが、佐藤有香さんや伊藤みどりさんの演技をみるとあれ?下がってる?と思わざるを得ないんですよね。ヨナ選手の優勝にも大いに納得ですが、まるで彼女が過去のすべてのトップスケーターより優れているといような雰囲気の報道には疑問です。同じタイプだったらクワン選手の方が滑りや感情表現は上手かったかなと。ジャンプが異様なまでに低い選手でしたが、流れはあったと思います。スルツカヤ選手とコーエン選手はスケートというよりはそれぞれ独自の抜群の身体能力(+バレエ)で活躍していたように思いました。 特に佐藤有香さんの緩急の付け方は終盤のステップの加速が効いて更に素晴らしいものになっていますよね。全体の流れを保ちつつ緩急がありしっかりと盛り上がるところで盛り上がる。最近のヨナ選手や浅田選手を見るとそれをやってはいるけれどもインパクトとしては少ないという印象です。これはもう採点システムの影響かもしれないですね。鈴木さんも素晴らしいですが、旧採点だったら比較にならないくらい更に素晴らしい演技をしてくれるような気がしてます。(一方で全米のコーエン選手は雰囲気づくりやメリハリの付け方は抜群に上手いなと感じました。鈴木選手といい旧採点を経験しているからこそ成せる技なんでしょうかね。) 何にしても新採点以降でドルムントの荒川さんの時やアメリカでの世界選手権のシェン、ツァオの優勝した時、94年の佐藤有香さんの時や89年(だったかな?)の伊藤みどりさんの世界選手権優勝の演技のように本物のスタンディングオーベーションを「一度も」見たことない気がします。ほかにもクワン、ヤグディン、本田選手、太田選手と(昔の)村主選手と素晴らしい演技が今でも頭に浮かびます。選手の頑張りに対しての感動とかは今でもあるんですけどね。伊藤みどりさんや佐藤有香さんの時はまだ子供で3年前くらいにyoutubeで見て、それでも感動の嵐におそわれましたので、青春時代の選手だから贔屓目とかそういうのではなく本物の素晴らしさだと思います。 これはやはり選手のせいだけではなくて、システムにより演技がグダグダや平坦になりやすいという特徴なのかもしれませんね。
[2010/03/04 00:21]
URL | シン #-
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[2010/03/04 13:07]
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[2010/03/04 20:20]
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願いがかなうなら?
みなさん、お勉強してますね~。
>関係者でさえ、本音では理解に苦しむ場面が多いのではないかと思うところです。 五輪の解説で八木沼さんが「・・・ジャッジはどうとりますか、というところですよねえ」って。点が出てみて、後付けで解説するしかないんですよねえ。 >…もう本当に旧採点システムに戻って欲しいと思わずにはいられないです(もう何回書いていることやら…)。 分かりやすかったですよね。国旗マークの下に5.7 ・5.8 ・5.7・・・「やっぱりJapanのジャッジは日本に5.8付けた」とか。逆に「あんまり出来悪いから自国ジャッジからの点も低いぞ」なんて。たまにライバル選手の国のジャッジからも高得点だと、すごく嬉しかったり。 もちろん、日本の選手ばかり応援していたのではないですよ。 素人にもある程度分かり、結果にもおおよそ納得できたんですよね。順位点、てものにたまに「逆だろ~!」って思うことはありましたが・・・ フィギュアって、相手と向かい合って倒す競技ではない。 採点には主観が入り、出場選手の相対により評価される。 やっぱりそんな競技なんですね。 わかってるんです。素直に楽しもうと努めているこのごろです。でもねえ・・・ そんな時にはここに書かせてもらって、皆さんのコメントやパンダさんの解説を読んで、人間的に一段と成長するのです!
[2010/03/06 14:49]
URL | satogon #nH0dgipQ
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旧採点に戻してほしい!
管理人様はじめまして。
最近のフィギュアスケートにはもやもやっとした気持ちがありまして、コメントさせて下さい(_ _) やはり私は、この新採点方式が好きになれません。 一番の理由は「選手の個性が見えにくい」こと。 レベル用件を満たすための似たようなスピン、スパイラル。大体予想の付くジャンプ構成。 (その中でも選手はそれぞれの個性を出そうとしていますが) 新採点…台本の朗読 旧採点…筋書きの無いドラマ という様な印象です。 いえ、、、導入時は、多少の不安もありつつ期待もしてたんです。ジャンプ以外の全ての要素がきちんと評価される、滑りそのものの見直し(ジャンプ飛べればOKみたいな風潮があったので)、採点の曖昧性の緩和、etc… ところが蓋を開けてみれば、、、、不合理ここに極まれり。 見え方は違えどジャンプ重視は変わらず、(加点のせいでよけいに一般人に理解しにくい) 採点は更に不透明になり、(匿名性って…) 選手の個性は失われ、(いわゆる良い子ちゃんしかいない) 観客は離れていく。(当然の帰結かと) ファンの行き場の無い怒りは選手や審判に向かい、まるでスポーツ戦争のよう。 今のままでは「フィギュアスケートのファンです」と公言するのは躊躇います…。 管理人様と同じく、もう旧採点に戻してほしいです。
[2010/03/06 17:46]
URL | TOTORO #-
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>megumiさん
…ええと…。 …はじめ…まして…? TR(トランジション・要素の繋ぎ)についての質問ですよね。 …私も実のところよく分かりません。(えっ?) 一応、TRについては個人的に以下のような認識(あっているかどうかは不明)はあるのですが… ・バッククロスやフォアクロスはなるべく使わずに加速するのが望ましい →クロスを使うと比較的簡単に加速できます。これを使わずに加速するとなると、各種ステップを使う中で加速するということになるのですが、それはとても難しいことなんですね。ステップ中のバランスが不安定な中、一歩一歩にしっかり乗って、しっかり押せる必要があります。大体「クロスは3回までにとどめ、他のステップに繋げていく」というのがよく見かけるパターンであるように思うところです。…余談ですが、佐藤有香さんは『ステップシークエンス中に加速していける』という点が偉大だったように思え、周りからもそういう声をよく聞くように思います。 ・恐らく「ジャンプやスピンへの入り方・出方の工夫・質」なんかも評価されるポイントかも →「スピンの出方の工夫・質」とかはとても地味なんですが、滑りの上手下手の出るところだと思え、個人的には小塚選手のものがバリエーション豊かで凝っていて好きですね(動きの流れが止まることなく、スッと次の動作に繋がっているところが良いと思います)。そういえば、佐藤有香さんもこの点で優れていた印象があります。 ・その他、「多様さ」「難しさ」「複雑さ」「質」等が考慮される …そんな感じでしたでしょうか?(他にも何かあったような…) ただ、個人的には、あまりこの「繋ぎ」の部分に詰め込みすぎると、なんというか…ただ忙しいだけ…みたいな印象になってしまうように思い、部分的にクロスをじっくり見せるような構成(クロスは3回まで…とか、そういったことは気にせず)とか、イーグルやイナバウアーでアクセントをつける構成とか…緩急の付け方というのでしょうかね?…そういった構成でも評価されるようになって欲しいところです。 …といった話は置いておきまして。 実際のところTRが適切に評価されているかどうかは疑問に思うことが多いです。 他のPCS項目よりやや下げた点数を何も考えずにつけているだけ…みたいな印象を抱くこともあります。 TR以外の項目にしたって、適切に評価されていないように思えることが多いですし…。 …今回、プルシェンコ選手のTRが下げられた(SPでは6.80。因みに欧州選手権では7.55)ということで少し話題になりましたが、これもウラで何か変な事情があったようで(メールがどうとか…)、それが真実なら、そんな事情でころころ変わる点数にどうして信憑性があると言えるのか…と私は思うのですが…どうでしょうかね? >シンさん 滑りに関しては「昔の方が上手な選手が多かった」という声はよく聞きますね。 伊藤みどり選手はジャンプばかりが注目されがちですが、それ以外の技術も良かったと個人的には思います。 …やっぱりコンパルソリーが原因ですかね…? 昔のように必死にやる必要まではないと思いますが、3時間練習するならせめて30分くらいはコンパルソリーを練習したいところですね…。 >4つ↑の方 情報ありがとうございます。 中々面白いですよね。 スケートを見る目が不十分なためか、一部誤解してらっしゃるところもあるようには思いますが、的を射た部分も見受けられるように思います。 >3つ↑の方 フィギュア離れ…何とかなりませんかね…。 リンク環境が益々悪化したら嫌ですし…。 実際にフィギュアをやる分には、とても面白いスポーツなんですけどね…。 >satogonさん 国旗のマーク…他の競技でも大体ありますよね…。 どうしてこうなっちゃったんでしょうかね…? >TOTOROさん はじめまして。 「選手の個性が見えにくい」というのはその通りだと思います。 フリーとは名ばかり…ですよね…。 旧採点時代が懐かしいです…。 新採点システムも、上手く機能すれば、それなりには合理的な結果は出てくるはずだとは思うんです。 ただ、その実現のためには、適切な点数を見極められる「スケートを見る目」をジャッジ全員が備えていることが必要だと思います。 …理想主義的であり過ぎた…ということでしょうか。 …なんで旧採点システムをばっさり切り捨て、ゼロから新採点システムを立ち上げたんでしょうかね? 旧採点システムに幾らか改善を加える…ということもできたとは思うのですが…。
[2010/03/07 21:40]
URL | 管理人 #znV3k9no
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>なんで旧採点システムを
>ばっさり切り捨て、 NHKの報道によりますと、旧採点システムには明確な基準がなかったので、客観的な基準を設けない限り、フィギュアをオリンピック種目として認めないとIOCからISUは言われたそうなんです。 確かにGoEも、レベル認定も明確な基準が細かく定められていますよね。 ところがそれにもとづいて点を出してるジャッジが適切にやっていると思えない。ただ、「思えない」とはいっても、検証は困難(あまりにデタラメすぎて?)。 ファンは皆自分の好みや主観で「自分が納得できない点についてだけ」ジャッジを批判・・・結果、カオス状態に。 批判されるとなんだか中途半端にルールを改正。またまたカオスに・・・ ひどいもんですね。ほんと、旧採点に戻してほしいです。
[2010/03/08 12:19]
URL | 美由紀 #0Rc.9U3Y
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スピンの出方
いつも丁寧な解説のお返事、有難うございます。
今回どなたかへの返信コメントにあった『スピンの出方』ですが… アメリカのレイチェル・フラット選手のドーナツスピンの出方でよくやっている、軸足がズレた様に見せる出方…あれはわざとだと思いますが、最後に軸足がズレた様にしか見えず、そのスピンのイメージも悪い印象になってしまいます(私には)。 スピンの回転スピードを生かして、次に繋げられるメリット(演技が途切れない)があるのかな?とも考えましたが、やはり見栄えは良くなくて。 ずっと気になって仕方なかったのですが、あれの評価はどうなんでしょうか???
[2010/03/08 20:22]
URL | 史子 #vu3fy0CQ
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いっそ技術点だけで評価すればいいのに。構成点なんて・・・好みじゃん。エンターテイメント性を求めるんだったら、アイスショーもあるんだからそっちで楽しめばいいじゃん。競技においては技の技術だけで判断しようよ。それじゃダメなの?
フィギュアはナンバー1じゃなくてオンリー1なんて言っている人がいたけど、ナンバー1を決めない競技なんてどこにあるんだよ・・・
[2010/03/10 04:10]
URL | ジゴロー #-
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こんにちは
以前は、丁寧なレスをありがとうございました。
今回のジャッジへの不満爆発騒ぎに、少しフィギュアスケートから離れていました。なんだか色々考えるのに疲れてしまって… けれど、改めて思うのはやっぱり私はフィギュアスケートが好きなんだと言うことです。スポーツ観戦に全く興味の無かった私が、唯一幼い頃から観るのが大好きだったスポーツがフィギュアスケートでした。理由は分かりません、本能的に惹かれたのだと思います。 細かいルールなんて知らないし、回転不足と言われても分からない。踏み切りの位置…?ポジション…?わからない! 私は、「この人のジャンプは綺麗だなぁ」とか、「この人は滑ってる時にギクシャク感が全くなくて滑らかで、気持ちいいなぁ」そんな『感覚』で観戦していました。でも、それでいいかな、と今は思います。難しい事は解らないけれど、やっぱり綺麗なものは綺麗ですし、動きが固ければそれも感じます。演技でも作った笑顔と心からの笑顔の違いにはやっぱり気付きます。 得点に色々と不満も出たけれど、選手は皆素晴らしかった。高橋選手の演技には自然と涙が出たし、浅田選手の気迫の表情には鳥肌が立った。鈴木選手のステップには思わず拍手してしまったし、靴ひもが解けた後に全く表情がなくなりながらも滑り終えた織田選手には頑張れ!頑張れ!と声が出た。 フィギュアスケートを好きで良かった、そう思います。素晴らしい演技をした選手に正当な評価が与えられないのは、やはり悔しいと思うこともあるけれど、これからも選手達を応援していこうと思います。 長々と申し訳ありませんでした。サイト運営、頑張って下さい。
[2010/03/11 19:38]
URL | さや #-
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[2010/03/15 18:53]
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>美由紀さん
情報ありがとうございます。 なるほど、IOCからの要請が原因でしたか…。 IOCとしては当然の要請…ということなのでしょうね。 その頃は「採点基準の明確化の弊害」なんて理解できるはずもありませんでしたでしょうし…。 批判云々については…。 私も(経験が前提にあるとはいえ)結局は主観を基準に点数の不適切さを指摘しているに過ぎませんので、耳が痛いです…。 >史子さん レイチェル・フラット選手のドーナツスピン…恐らく右キャメル時に背中側からブレードをつかみにいくポジション…のことですよね?(間違っていたらゴメンナサイ…) 確かに、あのスピンの出方は余り良いものではないと思います。 恐らく癖じゃないでしょうかね? 先生によっては、きちっとそういった部分は指摘して直させるとは思うのですが、彼女の先生はそうではないのかも知れないですね(ジャンプのプレパレーションの癖も直せていませんし…)。 実際ジャッジがどう評価するかは分かりませんが、個人的には「スピンの出方」という点で評価を得られるものではないのでは…と思います。 >ジゴローさん 技術だけ…となると、今の「音楽に合わせて滑る」という競技形式自体が無意味になってしまいますので、現実的ではないでしょうね…。 PCSについては、主観がある程度絡むのは仕方がないのですが、好みでどのような点数が出ても構わない…といった性質のものではなく、一応の優劣の基準のようなものはあるはず(腕の美しく見せる動かし方…など)…と個人的には考えています(ただ実際問題、上手くは機能していないようですが…)。 あと…。 発言は自由になされても構わないのですが、もう少し言い方を考えて頂ければ…と思います。 >さやさん さやさんのような方には、実際にフィギュアに挑戦してもらいたいですね。 理屈抜きにその面白さを実感してもらえると思います。 …最初は地道な基礎練習ばかりになっちゃうと思うのですけどね。 >一つ↑の方 情報ありがとうございます。 う~ん…そうですか…。 どの程度信用していいのか、またそれが全てのジャッジに当てはまるのか…よく分かりませんが…。 結局は「ジャッジにスケートを見る目が無い(ことが多い)にもかかわらず、現採点システムはそれが正しくあること(謂わば”ジャッジ性善説”)を前提に成り立っている」というのが根本的な原因なのかも知れませんね…。
[2010/03/15 21:55]
URL | 管理人 #znV3k9no
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[2010/03/16 12:59]
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実績点はあって当然との残念な記事
Number 750号の田村明子さんの記事で、
『バンクーバーのキムヨナ選手の得点が高過ぎたのではないか?と言われていますが、キムヨナ選手の過去2シーズンの安定した力を頭に入れて採点しているという事を忘れてはいけない』 と、書かれています。 『この選手であれば、安心して高得点を出せるという信頼を、キムヨナ選手はジャッジから得ている。だから点の出方は大きく変わる』 らしいです(文章は正確ではありませんが、大体こんな感じ)。 これを『実績点』と呼ぶのではないでしょうか? びっくりしたのは、それが当然みたいなスタンスです。 実績点はあって当然と考えられていたんですね。確信犯だったとは。本当にびっくりしました。
[2010/03/23 23:09]
URL | 史子 #vu3fy0CQ
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>史子さん
情報提供、ありがとうございます。 ええと、それはジャッジの方の発言ということでしょうか? そうであるならば、それは「論外」「開いた口がふさがらない」「それをジャッジが言ってはいけないでしょう」という感じなのですが、一般のライターさんということでしたら、その方は『公正』という言葉に対して無頓着と言うほかない…という感じです。 例え、実際ジャッジがそのような理由で点数をつけていたとしても…です。 …実績と点数に関しては旧採点の頃から色々言われてはいたように思いますが…。 旧採点では6点満点の点数自体は余り重要ではなかったのでまだ良かった(良くないですが)のですが、今は点数が全てですから、ここに実績を絡ませるとなると…。
[2010/03/24 22:24]
URL | 管理人 #znV3k9no
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ルール上はあくまで理想的な絶対評価、ところがジャッジには実際にはそれを見極める目がないから、実績に頼った評価にならざるをえないというのが現状・・・ということでしょうか。それはあってはならないことなのに、フィギュアに詳しいライターさんに限って、ジャッジを勝手にフォローしている・・・それがファンのジャッジへの不信を増長させているのでは、と思います。
>一般のライターさんということでしたら、 >その方は『公正』という言葉に >対して無頓着 私も同様に思ったライターさんの記事があります。鈴木選手のPCSが出ない理由について、青嶋ひろの氏のこちらの記事・・・ http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200912060004-spnavi.html 一方の演技構成点はあくまでも「実績の差」でキム、安藤以上のものが出なかった……と考えれば、 こんなふうに後だしじゃんけんみたいな理屈をつけて、鈴木選手の低すぎるPCSの点に納得できる神経がわかりません。実績で点数をつけがちだった旧採点と違って、試合での絶対評価で点をつけるのが新採点システムだったはずなのに。 「実績でPCSの点をつけるなど、あってはならないこと」だと思うのですが(たとえ建前になっているとしても)、堂々と「それが当然」みたいな書き方をするのはまずいですよね。 それに実績でPCSが決まるなら、高橋選手は去年の実績ゼロですし、その前はワールド4位。なのにちゃんとそれなりに高い点をもらってます。実績点というのは、高橋選手には当てはまっていないですよね。
[2010/03/25 16:23]
URL | 美由紀 #0Rc.9U3Y
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美由紀さんへ
そういう見解をしていなかったので、ハッとさせられました。
確かに…村田明子さんも有名な方ですが、青嶋さんも ある意味有名な方ですよね。 我々ファンより明らかに近くにいて現状を見ているライター達が、こうもジャッジに擦り寄る理由は何なのでしょうか? ライターとして、仕事がやりづらくなるのでしょうか? 間近に選手達の汗と涙を見ながら、どうしておかしい事はおかしいと書いてくれないのでしょうか? その選手達で飯を食っているくせに…本当に情けないです。 ジャッジが「おかしい」なら、ライターが「不正」を書かなければ、選手は一生不幸です。
[2010/03/26 22:03]
URL | 史子 #vu3fy0CQ
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史子さんへ
すいません、私の個人的な見解で、またジャッジへの不信感を強めてしまったでしょうか? >ジャッジが「おかしい」なら、 >ライターが「不正」を書かなければ、 >選手は一生不幸です。 おかしいと感じることはあっても、不正とまでは思っていないのではないでしょうか、ライターさんたちは。 ファンが不正・不正と明確な根拠なく叫ぶことに不快感を示してるライターさんもいますよね(って、青嶋さんだけか?)。ジャッジに擦り寄ってる自覚はないと思いますよ。ただ、ライターさんがあまりにジャッジングに無批判で、あとから納得させるための理屈をくっつけてる感じなので、読者からはジャッジに擦り寄ってるように見えるのかもしれませんね。 実際、このへんな採点、不正なのか、根回し(ロビー活動はある、とプルシェンコはいってますよね)なのか、ジャッジの単なる未熟なのか、あるいは別の理由なのか、よくわからないですし・・・外部の人間にはどこまでも。 日本人の美学として、「ルールのせいにしてはいかん」というのがあり、「ジャッジは公正」と一応信じている・・・というスタンスみたいなものがあるのかと。 韓国紙をご覧になったことがありますか? 日本のメディアと真逆の態度です。常に審判を疑い、キム選手に不利な判定が出ると、新聞とテレビでいっせいに「疑惑の判定」と非難します。OPの前も、「キム選手に正当なジャッジが行われるかという問題がある」って書いてました(苦笑)。 韓国人の審判や韓国のスケ連会長も、「キム選手が不利な審判を受けないように、努力する」と明言してます。日本人のように、「審判は公正」という思い込みはないようですね。まあ、採点競技ってそうなのかもと、こそっと私は思ってます。不正ということではなくても、公平とはいいがたいかな、と。 OP後に、吉岡強化部長が、「(浅田選手が)あれだけ難しいことをしても勝てないのはおかしい」って言ってましたけど、それはとっくにわかってることでは? 男子でも難しいジャンプを跳んでる選手は勝ってないわけで・・・ いまさら言われてもなあ・・・という気がします。ま、ルールはコロコロ変わりますから(こんなに毎年毎年ルールがかわる競技って・・・あるんでしょうか??)、今後どういう方向に行くのかわかりませんが。 それに・・・・言いにくいですが・・・高橋選手の今回のワールドのスピンやステップのレベル判定・・・・どう思われました? 私は、うーん・・・グランプリシリーズまでとずいぶん違って高橋選手に有利だったような・・・ 技術審判だけでなく演技審判のほうも・・・OPでは減点されていたアテンションマークつきジャンプも今度は減点されませんでしたし。総合点もずいぶん上がりましたよね。ジャンプは最後の連続ジャンプを3Lzから2Aにして、レベルを落としてるのに。4Tを4Fにしてはいますが、これは成功する可能性はほとんどないと本人も言ってましたから、レベル上げたとも言いにくいですし。 こういうこともあるので、ジャッジにクレームはつけにくいのかな・・・とも思います。
[2010/03/27 01:00]
URL | 美由紀 #0Rc.9U3Y
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美由紀さんへ
コメント有難うございます。
やはり結果的には、ライターがジャッジを守っているのだと思います。 ジャッジというよりISUを? 韓国のやり方(自国の選手に不利な採点をされない様に牽制する)というのは、ある意味アリなのかな?とも思ってしまいます。 日本はバカ正直に信じすぎです。 それにしても、ロビー活動や牽制をしなくてはいけない現状が…。 スポーツマンシップのかけらもないISU。このままではファンは離れてしまいますね。 高橋選手の演技はFSだけ見ましたが、正直バンクーバーの方が良かったと感じました。全体的にです。ステップやスピン、何て言うかキレがなく感じました。 バンクーバーの銅メダルが、高橋選手の実績点を上げたという事ではないでしょうか? 絶対評価ができないのは仕方ないにしても、自分の目でジャッジできる審判はいないのでしょう。 とにかく、これで実績点があるという事はよりはっきりしましたね。
[2010/03/27 21:35]
URL | 史子 #vu3fy0CQ
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